瓦版2020.12.1 第544号

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きょうの編集室便りでお知らせの通り、NPOスローライフ・ジャパン、スロー

ライフ学会の事務所はこの年末に引っ越しです。狭くなりますが、オンライン

作業で前向きにがんばります。これからも、よろしく。

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コラム<火曜日の鐘>   長谷川八重 (スローライフ掛川)

 

「オンラインさんか・さろん」を終えて

 

11月のスローライフ勉強会「さんか・さろん」に、地元の仲間達と登場させ

て頂きました。2002年の「スローライフ月間in掛川」から始まり現在に至るま

での活動と、そこから生まれた「互産互消」の地域間交流の取り組みを、4か

所を中継し7名がスピーカーになるというちょっと無謀な試みでしたが、事務

局のサポートもあり、なんとか無事終えてホッとしています。

18年間の歩みを紐解き、メンバーと確認をしながら参加者に届くように構成

を考える。前夜、私に変わって深夜までパワーポイントを作ってくれたメンバ

ーもいました。そうした一連の作業で、また連帯感が得られた気がします。

また、地元にいながらスローライフの舞台を借りて、仲間達と全国に向けて

活動報告ができる悦びは、オンラインさんか・さろんの強みだと感じました。

さて、次に発表をしよう!と挙手をする市民活動や団体はいませんか? これ

までスローライフ・フォーラムなどでご縁のあった皆様、活動報告はもちろん、

逸品の紹介やアイディアの交換、現場からの中継などそれぞれ工夫をしてご参

加いただければうれしいです。

 

 

 

学会コラム<緑と絆の木陰>   坪井ゆづる(朝日新聞論説委員)

 

「3.11」被災地に空き地が広がる

 

 

先週、岩手県陸前高田市へ行った。三陸沿岸道路を下り「市街地は左へ」と

いう標識のある交差点を曲がって、最初に目に飛び込んできた看板は「売地・

貸地」だった。その次は「貸地」の幟(のぼり)がはためいていた。

東日本大震災の被災地で最大規模の「かさ上げ」をした場所だ。その面積は

甲子園球場80個分。土地区画整理事業で工事をすすめ、総工費は1650億円。そ

こに約1800戸、ざっと6000人の街をつくる計画だった。

だが、震災から10年を前に現実は厳しい。ようやく今年度で地権者への土地

の引き渡しは終わるが、すでに市外へ出たり、市内の別の場所に住居を構えた

りした住民が多い。計画段階では人口2万5千人を掲げたが、いまは1万9千

人弱。その結果、街の中心部に広大な空き地が広がる。「未利用地の利活用が

最大の課題」だが、見通しは明るくない。

もともとの過疎地で、経済成長を前提にした土地区画整理事業で街の再建を

図ること自体に無理があった。だが、当時も今も街全体を面的に再建する制度

は、これしかない。一刻も早く新たな制度を設計する必要がある。国土交通省

は何をしているのだろう。巨大地震は待ってくれない。

 

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【逸村逸品】ひとこと紹介 ~ http://www.facebook.com/slowlifej

長崎県五島市「五島三菜」。厳寒期の季節風を利用して、茹で上げたダイコン、

ニンジンを自然乾燥。ヒジキも加えて、ふるさとの味の健康食品です。

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■街角から畦道から

 

丹波篠山のスローライフ(5)  竹見聖司(丹波篠山市創造都市課)

 

丹波篠山から、新しい生活様式の提案。

 

先月末、「東京都、4カ月連続で人口流出、10月」の見出しに惹かれ、一方で

「『テレワーク』一定程度浸透も、職場出勤徐々に戻りつつあるか」との報道

に何となく納得もした。感染対策と経済活動の狭間で、「新しい生活様式」は

時限的なものとして終わるのか、それとも新しい価値観として定着するのか。

昨年、令和の始まりに合わせて丹波篠山は、市名を変更した。前代未聞とも言

える市名変更は、これまで培ってきたイメージを確固たるものにし、産地表示

の法的問題をクリアするとともに、暮らしぶりをも包含した地域ブランドを創

造することで、スローライフの概念を体現する新しい生活様式を提案しようと

するキックオフでもあった。

折しもコロナ禍は、人類に経済至上主義の従来型生活様式に疑問を投げかけて

いる。これまで丹波篠山は、グローバル化が進展する中で固有文化を守り、創

造してきた実績を世界に向けて発信してきた。この機会に是非とも丹波篠山か

ら新しい生活様式を提案していきたい。             おわり

 

 

 

■まち・むらニュース

 

・兵庫県丹波篠山市 粘土細工・絵付けの陶芸体験

 

丹波焼の郷での陶芸体験。粘土を手でこねてお皿や茶碗など形作る粘土細工。

お皿や湯飲みなどへの絵付け。どちらも焼成など完成まではプロが手掛けてく

れる。小・中学校での体験も対応。旅の思い出にオリジナル作品づくりを。

開催:通年 10時~15時半

場所:丹波伝統工芸公園 立抗 陶の郷

問合せ:TEL079-506-6027(陶芸教室直通)

https://tanbayaki.com/lessoncourse/

 

 

・福岡市 イノルミネーション~光の折り鶴~

 

今年のイルミネーションのテーマは「祈り」。光る折り鶴175羽が園内を彩る。

一番の見どころは、49羽の折り鶴でつくられた高さ6mのピラミッド状のイル

ミネーション。人々の心をひとつに繋げることに願いをこめて。

会期:2021年4月6日(火)まで 17時~20時半

会場・問合せ:かしいかえん(シルバニアガーデン)TEL092-681-1602

https://www.kashiikaen.com/event/archives/123

 

 

 

コラム<象さんの散歩>

 

やはり「緊急事態」と見よう

 

コロナ事態が悪化、なのに「GO TOキャンペーン」が続く世情であり、先週

のこの欄で「緊急事態」と見たい、と書いた。もはや「コロナ第三波」であり、

再度の緊急事態宣言を検討すべき段階であろう、と。

このウイルスは、人を乗り物にして動く。感染の波を止めるには人の動きを

止めるしかない。だが、経済に関わってくるので、菅政権は及び腰だ。医療界

や政府分科会からの「GO TO」政策一時中止の提言にも耳を傾けない。

“天の声”の緊急事態宣言は出せないままなのか。一つの手は、「東京五輪」

かもしれない。予定どうり開くことを世界各国に、いや、わが国民に向けても

開く意欲と覚悟のほどを鮮明にするためにも。コロナ事態が悪化を続けるなか、

東京五輪への政府の態度も決然としない。最近の動きでは、IOCのバッハ会長

が菅首相と会談して「予定どうり開催」と“ノー密”握手を交わしたものの東

京五輪を巡る空気は盛り上がらない。だからの、緊急事態を宣言なのだ。

私は、東京五輪に賛成でない。私の対応を、あらためて明らかにしておくと、

日本へ、と立候補したときから「東北五輪」を唱えた。それでも、この世紀の

コロナ禍のなかでも推進するというのであれば、コロナ・ウイルス根絶へ決意

のほどを明確に見せるべきでないのか、といいたいのだ・・<川島正英>

 

 

 

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「奈良県十津川村」から・・

「道の駅十津川郷」2階「そば処行仙」で、スダチ蕎麦が始まりました。スダ

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始、十津川村の写真がいっぱいで好評。道の駅十津川郷 電話0746-63-0003

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コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅>  かんざらし作り

 

島原名物「かんざらし」を作る体験に参加しました。お店で食べたことはあり

ますが、作るのは初めて。粉を耳たぶくらいの柔らかさにこね、手のひらを合

わせて小さくコロコロと丸めます。茹でれば出来上がりで、甘い蜜でただきま

す。作業は簡単なのですが、丸める手触りや、弾力あるプルプルの舌触り、な

ど微妙な感覚が新鮮です。少々疲れた心も、つるんと丸まりました。

https://noguchi-tomoko.com/post-7440/

 

 

 

■編集室便り

 

~12月の「さろん」は丹波篠山から~

 

この「瓦版」に今週まで5回にわたり寄稿いただいた、

兵庫県丹波篠山市の竹見聖司さんからお話をうかがいます。

 

「人口減少や担い手不足、ITC化など、従来からの課題解決にコロナ禍がチャ

ンスになるのではないか?との仮説に立って、スローライフの可能性を皆さ

んで議論できる場とし、2021年につなげたいと思います」と、竹見さんから

メッセージが届きました。

 

次週の「瓦版」でさらに詳しいご案内をいたします。

 

皆様、今から、ご予定確保を。zoom参加、OKです。

 

  • 日 時:12月15日(火)19時~20時30分
  • テーマ:

「コロナ禍とスローライフの可能性~丹波篠山で何がおこっているのか~」

 

  • スピーカー:丹波篠山市創造都市課課長 竹見聖司さん
  • 東京会場と丹波篠山、各地をzoomで結びながら

 

 

~事務所が移転します~

 

これまでゆったりとしたオフィスを使っていましたが、

お金も空間も節約できるシェアオフィスに移ります。

同じ新宿区四谷、12月いっぱいかかってゆっくり引っ越しますが、

新年からは下記の住所となります。

電話・FAX番号も変わりますのでよろしくお願いいたします。

メールは変わりません。

 

<NPOスローライフ・ジャパン/スローライフ学会 新住所>

↓  ↓  ↓

〒160-0011 東京都新宿区若葉1丁目6番1号

ビジネスガーデン四ツ谷アネックス204

電話 03-6685-3979   FAX03-5366-4702

メールアドレス slowlifej@nifty.com

 

 

 

 

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■私たちはいつもスローライフの動きを応援しています。

 

奈良県吉野郡十津川村

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奈良県

http://www.pref.nara.jp/

雲仙市

https://www.city.unzen.nagasaki.jp/

飯山市

http://www.city.iiyama.nagano.jp/

出雲市

http://www.city.izumo.shimane.jp/

丹波篠山市

https://www.city.sasayama.hyogo.jp/

日本テレネット株式会社

http://www.nippon-tele.net/

シン・エナジー株式会社

https://www.symenergy.co.jp/

クオリティソフト株式会社

http://www.qualitysoft.com

アース・デザイン・インターナショナル(edi)株式会社

http://www.edi.ne.jp/

株式会社サンクス・ツー

http://www.thanks2.jp/

 

 

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最後までお読みくださって、ありがとうございました。

このメールマガジンへのご意見、当団体への連絡はこちらへお願いします。

slowlifej@nifty.com

 

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ご縁を頼りにお送りしています。初めて受信される方も含めて、

お気軽にお付き合いください。

 

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