


瓦版2025.2.25第729号 増田寛也さんら、10人のコラム掲載。

瓦版2025.2.11第728号 室崎千重さんら、9人のコラム掲載。

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年明けから、あれこれ落ち着かず。でも、きょうは、初の「さんか・さろん」
の日です。わが学会の増田寛也会長から、恒例の年頭所感をうかがいます。
70人が参加、スローライフの視点で行く末を見透す充実した時間に・・・。
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コラム<火曜日の鐘> 川島英樹(せたがや文化財団)
電子決済を使う人が増えた
クレジットカードはじめ、ペイペイや楽天ペイ、パスモやスイカ、auペイや
ドコモ払いといったもの。便利というだけでなく、コロナで現金のやり取りを
嫌う人が増えたことが大きいように思う。ちなみに、マイナポイントがつくか
ら始めたという人には、まだお目にかかっていない。
もちろん、ポイント自体は魅力で、小生も貯めているものがある。ところが、
これが目下の心配の種。なぜなら、米国の航空会社のカードだから。これまで
は年会費以上のメリットがあった。令和になる十連休、マイレージを使って、
飛行機代なしでイタリアに行ったといえば、お分かりいただけるだろう。
感染者が最も多い米国、被害が大きい航空会社である。いつ海外旅行ができ
るか分からないどころか、この先カードや会社がどうなるかさえ分からない。
さっさと何か他の品に変えろと人はいう。まったく正論。でも、このまま持っ
ていたい気がしている。それは、お世話になった会社の応援というより、海外
に行かれる日の早きを願う気持ち。ちょっと大げさだが、「希望」だと思う。
いよいよ明日は、新大統領の就任式だ。穏やかで、よき旅立ちを祈りたい。
米国の人々のため、小生のマイレージのため。
学会コラム<緑と絆の木陰> 増田寛也(東京大学大学院客員教授)
今年の色は 何色に
日本海側の各地から大雪の便りが届く。屋根の雪下ろしによる事故のニュー
スを聞くと胸が痛む。雪国での生活は力仕事が多く本当に大変だ。盛岡で生活
を始めた頃は、白銀の雪景色を見るとワクワクしたが、何年も経つと負の面ば
かりが目に付いてくる。雪が凍り付くと歩くのが難儀だ。私自身が雪掻きや雪
下ろしをすることはなかったが、これもお年寄りにはとてもつらい。一晩に数
十センチも積もる日もある。そんな日は見渡す限り白の世界。白一色の中家々
が黒くポツンポツンと点在している。何年も生活してみて、雪国の人達が春を
待ち焦がれる気持ちの強さがやっと解ったような気がした。やがて4月になる
と雪が消えて、桜が一気に咲く。白色から桜色への交代である。
昨年は色彩感覚の乏しい年だった。敢えて表現すれば、灰色の一年とでも言
うべきか。あらゆる日程が吹き飛んだ年でもあった。では、今年はどうなるか。
出だしこそ重苦しい雰囲気だが、まだ始まったばかり。コロナを過去形で語れ
る薔薇色の年にと願うが、さて・・・・・。
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【逸村逸品】ひとこと紹介 ~ http://www.facebook.com/slowlifej
福岡県添田町「柚乃香」。霊山英彦山、修験道の地域で生まれた元祖柚子胡椒
です。柚子の香り高く、あらゆる料理のアクセントになる秀逸の香辛料です。
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■街角から畦道から
根の谷川 遠北 剛(広島市)
カワガキの頃から故郷の川として存在している、源流を安佐北区とし太田川ま
でのわずか30キロに満たない。小便するたびに氾濫するほどの川で、“小便川”
とも呼ばれていたが歴史は古い。毛利元就も豊臣秀吉も、船便で利用していた。
熊谷と武田の古戦場もある。戦国時代後、芸備の舟交通として町に繁栄をもた
らせた。
数重なる氾濫から町を守るために大規模な河川改修が行われ、川の流れもゆっ
たりと穏やかになった。川底は大きな岩盤帯のために掘り進むには困難で、そ
の分だけ川幅が広くなった。水が澄んでくると川魚も帰ってくるだろう、ゴリ
がハヤがアユがウナギが・・・子どものころに遊んだ川に再び取り戻したい。
(根の谷川、撮影:遠北剛さん)
■まち・むらニュース
・島根県出雲市 出雲大社オンライン挙式
コロナ禍の移動なども含めて、さまざまな事情で挙式に参列できない大切な人
に、オンラインで参加してもらうプラン。申し込みは実施日の20日前までで、
録画対応はなく、ライブ配信のみになる。
実施期間:3月まで
場所・申込み・問い合わせ:出雲大社北島國造館 出雲教結婚TEL0853-31-5155
https://www.izumo-kankou.gr.jp/12180
・奈良県十津川村 化粧水・保湿クリーム作り&蜜ろうラップ作り
一日目は村で収穫した柚子の種を使った化粧水と保湿クリーム作り。柚子の種
には保湿効果成分が含まれている。二日目は繰り返し使えるエコラップを、草
木染のオーガニックコットン生地と蜜ろうで作る。ゑびす荘自慢の野菜弁当の
昼食付。どちらか一日のみの参加も可能だ。村地域おこし協力隊の企画。
日程:1月23・24日、2月6・7日、20・21日 一泊二日のプラン
場所・予約・問合せ:地産地消温泉と野菜の旅館 ゑびす荘 TEL0746-64-0019
Mail:onsen@ebisusou.jp
料金:21,000円(宿泊費、体験費、お弁当代含む)
コラム<象さんの散歩>
「瓦版」を書きながら・・
1月18日、通常国会が召集された。コロナ事態が緊迫の度合いを高め、緊急
事態宣言の下で開かれた。菅首相の施政方針演説があった。
その18日。「瓦版」の編集日でもある。わが事務所は、 昨年末の移転で狭く
なったので、密を避け、日常事務は野口事務局長が一人で頑張っている。瓦版
編集もオンラインで。届いた原稿は、篠原さんの手元に集められて割り付け。
その紙面が、私と、野口さん、丸山さんそれぞれに送られ、オンライン校正す
る手順に。すべて淡々と。象さんの原稿も淡々、であるべきだが・・
実は、象さん、複雑な思いでペンを採っている。きょう1月18日、わが夫婦
にとっては、60回の結婚記念日である。私も、妻・宏子も、体のあちらこちら
をつくろいながらも、この日を迎えることができた。だが、ともかくコロナ事
態。遠くへ旅行と豪華な会食は禁物である。お祝いムードは避けるべし。
このお正月、わが家族は、旅の自粛で、毎年恒例の伊豆・河津行きを断念、
だから初日の出を愛でることなく、初詣も出かけず。悶々の松の内を過ぎても
閉じこもりがち。辛うじて、買い物と散歩で憂さを晴らす日々であった。
だから、息子・英樹と三人がそろってのいっとき、そのささやか記念の日は
うれしい。だから、18日。菅首相の施政方針演説も聞かなかった。「瓦版」の
編集作業もそこそこ、この原稿を書き終えて一目散に・・ <川島正英>
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「奈良県十津川村」から・・
谷瀬集落の今年の「ゆうべし」が、寒風に吹かれてそろそろ出来上がりつつあ
ります。集落の皆で育てた酒米仕込みの「純米酒 谷瀬」との通販も準備が進
んでいます。伝統珍味とお酒のセット、家飲みに最適です。お楽しみに。(下記写真が「ゆうべし」)
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コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅> 「最後の湯田マタギ」写真展を見て
豪雪地帯、岩手県西和賀郡湯田町で熊を獲るマタギたち。その狩猟と暮らしを
撮った黒田勝雄さんの写真展を見ました。撮影は40年前、けれどもいま眠りか
ら覚めたような新鮮さです。マタギの姿は貴重ですが、当時の日常の写真が心
に染みます。山菜取り、餅作り、水垢離行事、雪晴れの洗濯。この頃の北の人
たちは自然と共に生き、こんなに素朴で強かったのかと思いました。
https://noguchi-tomoko.com/post-7555/
■編集室便り
▽コロナ事態にこそ
スローライフ「さんか・さろん」を!
コロナ禍は改まる気配もありません。悄然たる空気ですが、
アフター・コロナはスローライフの時代、という声も聞こえてきます。
昨年から世の中にならい、「さんか・さろん」もオンライン化。
おかげさまで、地方の方々が参加できるようになりました。
この勢いに乗って、少しずつ新しい「さろん」の形を目指したく思います。
1月> 増田寛也・学会会長の「年頭所感を聴く」
zoom利用で70人の方が参加予定。“ホスト”は新事務所ビルの会議室から。
講師の増田さんは別の場から論じる形で。
2月> 小松埼いずみ・塚本英樹チームの「夢の提案」
「熱い想いを異界に届ける」スローライフ学会会員お二人の、2つの事業を結
びつける実験的提案。小松埼さんが事業化済みの「おくり鳩」。塚本さんが特
許をとった「タイムポケット」。両者を結ぶ新事業の可能性を話し合う。
3月> 新年度の「さろん」について自由ミーティング。
新年度からは、本格的にオンライン化するためのアイディアを出す会に。
スピーカー候補ややり方についても、スローライフ学会会員有志で考えて
4月以降の事務局案を皆で磨く、という予定に。
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■私たちはいつもスローライフの動きを応援しています。
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