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全国的に感染が急拡大していく日本。だからこそ、「スローライフ旬の店」が
お届けする「高野槙」と「スローライフ手ぬぐい」が好評です。部屋をさわや
かにしてくれる美しい緑の槙と、涼しい水色の手ぬぐいをどうぞ。
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コラム<火曜日の鐘> 丸岡一直(社会福祉法人二ツ井ふくし会理事長)
雄々しく、安らかに
二ツ井ふくし会にケアハウスと呼ばれる施設があります。簡単にいえば60歳
以上で1人(または夫婦)だけでは生活が難しい人が入所します。コーゾーさ
んが妻と2人で入所したのは昨年2月でした。95歳。みんなを笑わせ、いつも
人の輪ができました。体力の衰えが進むと通常は別の施設に移るのですが「最
後までここにいたい」と本人の強い希望があり、受け入れました。
7月には食べ物を受け付けなくなりました。さあ、どうするか。延命治療も
考える家族に向かってはきっぱりと「オレはいらない」。茶目っ気たっぷりに
こぶしを振り上げ、「エサジャが食べたい」。最後の願いは八郎潟で捕れる小
魚の塩辛でした。わずかに口にして満足そうでした。それから間もなく、妻と
娘、何人もの職員に囲まれ、静かに旅立ちました。
その数日前、17歳で満蒙開拓に志願し、終戦のどさくさでソ連兵に捕まり、
シベリアに抑留された過去を明かしました。昭和史の証人として、経験の一端
をわたしたちに伝えたかったのでしょう。雄々しく、安らかな最期でした。
学会コラム<緑と絆の木陰> 増田寛也(東京大学大学院客員教授)
夏は博物館へ
いつもなら夏休みの博物館は子供達で賑わうが、コロナで様変わりである。
しかし、じっくり見るなら、今がチャンスかもしれない。私のイチオシは、東
京駅前のJPタワー(昔の東京中央郵便局を再開発した、通称「KITTE」)の、2
階・3階に入居している学術文化総合ミュージアム「インターメディアテク」。
あまり知られていないが、日本郵便が社会貢献事業として東京大学総合研究博
物館との協働による入場無料のミュージアムである。東京大学が開学以来蓄積
(死蔵?失礼!)してきた学術標本や研究資料などを常設展示しており、とても
ユニークかつ見応えがある。
交通至便の場所でちょっとした空き時間にフラッと立ち寄るのも良いし、と
にかく知的好奇心が満たされる。一番のお薦めである。9月までの特別展示は
東京大学所有の植物画コレクションのうち「蘭」に焦点を当て、自然誌と文化
史の両面から見直している。ぜひ一度ご覧いただければと思う。
もう一つ。東京スカイツリーの足下、ソラマチ9階に郵政博物館がある。丸
型など各種ポストや創業時からの制帽、制服、手押しの日付け印、そして膨大
な切手類など、数点の重要文化財を含む貴重な資料が展示されており、日本郵
便制度の歩みが学べるように工夫されている。今年は前島 密による郵便創業
150年の記念の年でもあり、こちらにも多くの人に足を運んでいただければ幸い
である。
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【逸村逸品】ひとこと紹介 ~ http://www.facebook.com/slowlifej
福島県西会津町「メイプルサイダー」。イタヤカエデの樹液を使った、天然ミ
ネラルたっぷりのサイダーです。コロナ禍での在庫につき特別価格で提供。
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■街角から畦道から
スローな月参り① 「お参りは生きているあなたにこそ」
新澤公康(僧侶 奈良県高取町)
前職は自治体職員、少し早い目に定年を迎え、僧侶に転身して十年が経過し
ようとしています。私が勤務する寺には訪問すべき檀家様宅が多いことから、
私のような、「フリーランス」の僧侶が常に数人布陣しており、そんな私たち
の採用条件は50歳以上、在家出身者(つまり寺族ではないこと)でした。この
ことからも檀家様宅を訪問しお参りをする我々には、単に機械的にお経を上げ
て立ち去る、ファストな部分を求められているわけではないんだと感じました。
ひと月におよそ60~70軒の檀家様宅にお伺いしますが、そこにはそれぞれの
人生があり、また大切な家族を亡くされた方々のお話をお聞きし、人生を語り
合う中で、ファストでなくよりきめ細かく寄り添うスローなお参りが私たちに
は求められているんだと感じています。
亡くなられたご家族が、仏様と遺された方々を繋いでくださっている。生き
ることの輝きを感じさせようとしてくださっていることを、月参りやご法事の
中で学びたいものです。
7月の「さんか・さろん」の感想
栗田田鶴子(スローライフ学会会員 静岡県下田市)
中村桂子先生のお話を、直接聞ける機会をいただきありがとうございました。
お話をうかがい、またご著書の『生命誌とは何か』(講談社学術文庫)を読み、
38億年の生命の流れを一望できる歓びと安堵感、そして勇気をいただいた想い
です。それと、皆さんの質疑を通じて改めて勉強になったことも多くありまし
た。「スローライフ」のスローには、このような大きなテーマが潜んでいたの
ですね。
長い研鑽と学問的格闘の末に打ち立てられた「生命誌」のお話から、改めて
地球環境の多様性を守ることの大切さを痛感する、大きな機会をいただいたと
思っております。
■まち・むらニュース
・島根県出雲市 「がんばろう出雲」応援花火
出雲盆踊りと花火大会が行われる「出雲神話まつり」。残念ながら昨年に引き
続き今年も中止に。その代替事業として、応援花火が打ち上げられる。当日は
コロナ感染防止のため、観覧席、駐車場などは設置されない。お家でライブ中
継の花火を楽しもう!
打上日時:8月14日(土) 20時~
打上場所:大津神立河川敷公園(観覧席、屋台、駐車場、駐輪場は無し)
ライブ中継:ケーブルテレビ、YouTube での中継予定
・茨城県土浦市・かすみがうら市・行方市 「霞ケ浦観光帆引き船」
巨大な帆を張って風力で水中の網を引く独特な漁法の「帆引き船」。いまは随
伴船に乗ってこの雄大な船を見学する、夏から秋の霞ヶ浦の風物詩だ。霞ヶ浦
に面する3市がそれぞれ操業している。9月には1日だけ3市合同操業もある。
土浦市:10月17日までの毎週土曜、日曜、祝日 TEL029-824-2810
かすみがうら市:11月28日までの毎週日曜 TEL029-897-1111
行方市:10月2日~12月5日の毎週土曜、日曜 TEL0299-57-6621
https://www.ibarakiguide.jp/seasons/kasumigaura-hobikisen.html
コラム<象さんの散歩>
「7月さんか・さろん」残念至極・・続
せっかくの中村桂子さんの「さんか・さろん」で、マイク使えずの一幕を嘆
いた前号の続きです。まず、中村桂子さんご紹介の場面でダメだった。
紹介は、著作から。共著も含めて200冊を超すそうだ。文は、独創的で平易。
それでも象さんは“敬して遠ざける”形となった。一方で多彩に生命誌を説く
催しいくつかに参加させてもらった。映画「水と風と生きものと・・中村桂子
・生命誌を紡ぐ」。音楽劇「セロ弾きのゴーシュ」。展示会、講演会・・。
東京・世田谷のお宅の崖っぷちの庭で草花・野菜を育て、ときどき近所の人
に開放する懇談会にも。大阪府高槻市にあるJT生命誌研究館へはたびたび。
研究室、展示室だけでなく、廊下、階段、中庭にも植物や昆虫と親しむ工夫が
あって楽しい。そう、「桂子生命誌は、楽しく、優しく、美しい」と。
残念至極の「さろん」は、6月の日本記者クラブでの「コロナ後の社会」に
続く2回目のオンライン講座。2回とも機械に悩んだ。この日は、私のマイク
だけでなく、肝心の中村桂子さんの講演も一時ストップ、申し訳ない。
機械に悩まされながら、気づかされたことがあった。スローライフ活動は、
「ポスト・コロナ」でなく「ウイズ・コロナ」で頑張れ・・<川島正英>
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「奈良県十津川村」から・・
谷瀬集落が村おこしで造っているお酒「純米酒 谷瀬」は、味わいが変化してい
くお酒です。生酒の初々しさ、今年のお酒、そして去年のものと味わい比べて
みてください。こってりしたお料理に、去年のお酒の冷え冷えがあいます。
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コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅> スズメはお仲間
コロナ禍で家の時間が多くなり、いまや外に出るのが恐怖の段階。そうなると
窓辺の様子に活路を見出します。昨年の春から、我が家にはスズメのご飯台が
できました。自由気ままなこの小さな鳥に、喜んだり、話しかけたり。親子ス
ズメは、親が子に餌のパンを口移しで食べさせています。叫んで先客を追い出
すやからもあります。スズメと私たち、同じだねと夫婦で話しています。
https://noguchi-tomoko.com/post-8041/
■編集室便り
~8月の「さんか・さろん」は海辺から~
「げんき大崎」は、和歌山県海南市下津町大崎という地区の、魅力発見と地域
活性化を目指す有志のグループとして、2007年に発足しました。もと漁協倉庫
を改修した「げんき大崎館 かざまち」を拠点に。カフェ運営、魚販売、体験を
商品に地域の暮らしを守る活動を続けています。
今回はそこの理事である西川展子さんとメンバーの皆さんから、活動について
うかがいます。夏の夜の、海辺からの生中継!波の音も聞こえるかも・・・
日時:8月17日(火)19時から Zoomで
テーマ:「海辺の集落で頑張る!“げんき大崎”」
講師:西川展子さん(げんき大崎理事)とメンバーの皆さん
申込:8月14日(土)までにメールで slowlifej@nifty.com まで
詳しくはこちらから https://www.slowlife-japan.jp/?p=10345
~「スローライフ旬の店」をお訪ねください~
7月から開いたスローライフ逸品を販売するコーナーです。現在、高野槙とス
ローライフ手ぬぐいの2品をご紹介中です。感想をいただきました。
「暑い最中、高野槙が届きました。早速、水に放して少し元気を回復してもら
ってから3箇所に置いてみました。吉野の清々しい風が我が家にも吹いて来た
ような嬉しい気分です。高野槙に、コロナ退治の鬼君と力を合わせて守っても
らいます」平田眞弓さん(東京都)から。↓ 写真もご覧ください。
「スローライフ旬の店」はこちらから。お申し込みはslowlifej@nifty.com まで。
■奈良県野迫川村「のせ川のまき」
https://www.slowlife-japan.jp/2021/07/30/%ef%bd%93-9/
■埼玉県越谷市「越谷本藍染 スローライフ手ぬぐい」
https://www.slowlife-japan.jp/2021/07/30/%ef%bd%93-33/
▽スローライフ学会会員にどうぞ
スローライフ学会の会員になると、「スローライフ瓦版」に投稿できるほか、
「さんか・さろん」などの割引があります。どなたでも会員になれますので、
この機会にぜひお申し込みください。初めての方はこちらからどうぞ。
https://www.slowlife-japan.jp/s/
年会費は、5000円。(2021年4月~22年3月)
会員は「さんか・さろん」参加費一回1000円です。
ただし、3000円お支払いいただければ、何度でも参加できます。
何度もご参加予定の方は、5000円+3000円=8000円を、下記の口座へお振込み
ください。
それ以外は、一回ごとのお支払いに。途中入会でも、同様の金額となります。
なお、スローライフ学会員外の方の「さろん」参加は一回2000円、学生は無料
です。
※「さんか・さろん」9月までの予定はこちらから
https://www.slowlife-japan.jp/2021/04/05/%ef%bd%93-3/
【振込先】
ゆうちょ銀行 振替口座 00190-4-595293 スローライフ学会
※他金融機関からのお振込みの場合は
店名:〇一九(ゼロイチキュウ)店、預金種目:当座、
口座番号:0595293、スローライフ学会 まで。
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いハニークリームパインの受付を開始。https://tamana-shop.jp/kinjopine/
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■私たちはいつもスローライフの動きを応援しています。
奈良県吉野郡十津川村
https://www.vill.totsukawa.lg.jp/
奈良県
雲仙市
https://www.city.unzen.nagasaki.jp/
飯山市
http://www.city.iiyama.nagano.jp/
出雲市
http://www.city.izumo.shimane.jp/
丹波篠山市
https://www.city.sasayama.hyogo.jp/
日本テレネット株式会社
シン・エナジー株式会社
クオリティソフト株式会社
アース・デザイン・インターナショナル(edi)株式会社
株式会社サンクス・ツー
中島プレス工業有限会社
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