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5月の「さんか・さろん」は大好評でした。講師をお願いした、北海道池田町
安井町長のコラムが今回の「瓦版」にも載っています。いつか皆で、池田町へ
行きたいものですね。きょうの瓦版には、なぜかお酒の写真が一杯です。
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コラム<火曜日の鐘> 川島英樹(せたがや文化財団)
みどり少ない街の、草の根の話…
一昨日の日曜、住んでいる中野区の区長と補欠区議会議員の選挙があった。
4630万円誤送金などといった話題もなく、まったく盛り上がらずに終わった。
投票率は前回より下がって33.72%。区民以外は、まず無関心だろう。職場で
も誰も知らなかった。区民だって怪しいもの。私もたまたま。ひと月くらい前、
ニコニコしながら、なぜか駅前に立っている区長を見かけて、気がついた。
対抗馬が話題にしたのは、サンプラザという施設の建て替えを巡る区長の振
る舞い。モリカケ問題すら忘れてしまう国民性だから、気にかけない人が大半
だったろう。馴染みある施設ではあるが、私も20年近く行っていない。
期日前投票最終日、仕事帰り、終了ギリギリの時間に投票に行った。薄暗い
区民センターはシーンと静まり、うらびれた気分になって奥へ進む。すると、
会場への曲がり角までスタッフが迎えに出ている。にこやかな挨拶。導かれて
中に入れば、投票する人が一人、会社帰りらしい若い人だ。なんとなくホッと
する。手続きの担当は、みんな親切。そして、立ち合いで座っている人たち、
投票を終えると、丁寧にお辞儀をしてくれる。
バカバカしいセレモニーのようでも、大切に思い、支えている人たちがいる。
私も末席を汚していたい。
学会コラム<緑と絆の木陰> 坪井ゆづる(朝日新聞論説委員)
撃ちたくない人々よ
やはり、と言うしかない。戦争の恐ろしさを改めて胸に刻む。
3月29日号の小欄に、ウクライナにも殺したくないと思う人はいるはずだが、
「武器を手に反撃する人々は、戦わない人を卑怯者、臆病者と罵しっていない
だろうか」と書いた。どうやら、そんな事態が起きている。
ウクライナで原則、出国を認められていない18歳~60歳の男性も出国できる
ようにしてほしいという嘆願署名が、インターネットで2万5千人ほど集まっ
た。しかし、ゼレンスキー大統領はこれを退けた。その際に、「この請願書は
誰に向けたものなのか。地元を守るために命を落とした息子を持つ親たちに、
この請願書を示せるのか。署名者の多くは、生まれ故郷を守ろうとしていない」
と不快感を示した、という。
戦時下から逃げ出そうとするヤツは、すべて「悪」だ。祖国を捨てる自由な
ど認めない。「非戦」を唱える輩など断じて認めるわけにゆかない、との宣告
に聞こえる。冷静に考えれば、多様な見解や生き方があって当然のはずだし、
息子が殺された人の中にも、出国を容認すべきだと考える人はいるだろう。だ
が、そんな意見はかき消される。
これが戦争なのだ、という訳知り顔だけはしたくない。
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【逸村逸品】ひとこと紹介 ~ http://www.facebook.com/slowlifej
京都府京丹後市「くまのヨーグルト酒」。地元、熊野酒造の「久美の浦」と、
平林乳業のヨーグルト「よーふる」をブレンドした濃厚なリキュールです。
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■街角から畦道から
目からうろこ、のお話。
栗田田鶴子(静岡県下田市 スローライフ学会会員)
素敵な「さろん」の夕べをありがとうございました。池田町の安井美裕町長
のお話は、自治体の一つのあり方を示しているようで大変勉強になりました。
「事業の収益を行政サービスに還元する」という仕組みの素晴らしさが、目か
らうろこです。安井町長は「地域の資源を活用し、その価値を高めるとりくみ」
「未利用資源はないのか」との視点を強調しておられました。
小さな自治体では、すべて「予算がない」で一蹴されることが多い昨今です。
自治体も一つの経営体として、総合的に知恵を出す時代に来ているのでしょう。
さらなる究明を期待しております。
ワイン小話(4)「ワインテイスティング」 安井美裕(北海道池田町 町長)
芸能人やソムリエがブラインドでワインの品種・産地・ビンテージを利き当
てる。あの能力は生まれ持ったものなのか。決してそうではありません。いつ、
誰と、何処で楽しんだワインに似ているか、インプットされた記憶をよみがえ
らせ、対象となるワインを絞り込んでいく記憶力の差です。
私も仕事柄ワインのテイスティングを毎日のように行いましたが、プライベ
ートでは楽しむことに徹しています。でも、どんな時も、最初にワインの色合
いを見て、香りを嗅ぎ、少しだけ口にふくみ味わう。その時の感想を頭の中
に刻み込むようにしています。ものの10~20秒。でも、それだけで飛躍的にワ
インが分かり楽しくなるはず。みなさんもお試しあれ。
写真は、池田町ブドウ・ブドウ酒研究所提供。
■まち・むらニュース
・奈良県黒滝村 森の交流館「癒しのホタル観賞」
温泉と旬の料理の宿として人気の施設「森の交流館」発信の、夕食後のお楽し
み。平成23年の台風で全滅した黒滝川のホタルが、令和元年に再生し、年々数
が増えている。観賞地まではスタッフが“ちょうちん行列”で案内する。
期間:6月1日(水)~7月10日(日) 場所:森の交流館
予約・問合せ:かくれ里の宿「森の交流館」 TEL0747-62-2770
https://morimonogatari.com/84/
・東京都立川市 ホースシューズ2022ジャパンオープン
専用の馬蹄(ホースシューズ)を投げ合う輪投げに似た競技で、古代ギリシャ
時代の円盤投げがルーツ。日本ではまだ認知度が低いが、アメリカでは誰もが
知るスポーツだ。常設コートのある会場で、5年ぶりに開催される。
開催日:5月28日(土)・29日(日)
会場:国営昭和記念公園ニュースポーツエリア
主催・問合せ:日本ホースシューズ協会 TEL06-6971-9190
コラム<象さんの散歩>
キーヤンと・・
木村英輝。京都の友人。「キーヤン」と呼ぶ。大阪生まれの京都育ちであり、
京都市立美術大学に学び、そこの講師も務めたが、一転、ロックの世界に飛び
込み、プロデューサーに。スローライフを旗揚げした頃、瀧栄治郎理事、筑紫
哲也と京都によく出かけて、キーヤンとワイワイやった。
キーヤンは、還暦になって、美術の世界に戻る。壁画・襖絵の世界で話題を
呼ぶ。京都で青蓮院門跡の襖絵「蓮・三部作」。襖いっぱい、壁いっぱいの作
品があちこちに。いまや、全国に。作品は250ともいわれる。題材は、動物が
多い。虎。象も。京都市北消防署など象が描かれた襖、壁・・。
“平成の襖絵師”とでも呼ぶべきか。東京で個展を開催中。キーヤンの象に
逢いたいと、展覧会場である青山のホテルへ。彼は、会場で筆をとっていた。
久しぶりのやあ、やあ、やあ。・・・<川島正英>
写真は彼の作品を背景にスナップ。
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「奈良県十津川村」から・・
谷瀬集落村おこしのお酒、「純米酒 谷瀬」飲み比べセットを限定販売です。
新酒生酒、新酒火入れ、昨年の熟成酒の3本。これに柚子に味噌を詰めた高級
珍味「ゆうべし」がついて、7500円(税込み)。詳しくは編集室便りに。
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コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅> 母と姉
実家の母と姉の体調が思わしくありません。「一週間の間に2人が余命を宣告
されるなんて珍しいよね」と笑う母。「もう着れないから、この服あげるね」
と姉。入院せずに在宅を選び、2人とも妙に落ち着いています。私にできるこ
とは、料理を作りに行って、一緒に笑って食べるくらい。「じゃあ、また来る
からね!」とハイタッチして別れた母の掌は温かいものでした。
https://noguchi-tomoko.com/post-8691/
■編集室便り
▽純米酒 谷瀬飲み比べセット限定30組!
おなじみの奈良県十津川村谷瀬集落から、お知らせです。村おこしで作る、
「純米酒 谷瀬」の新酒生酒と、火入れ、昨年の熟成酒の3本を特別にセット
にしてスローライフのお仲間に30組販売くださるとのことです。
休耕田に酒米を育て、「純米酒 谷瀬」として売り出して今年で7年目。毎年、
奈良女子大学など地域の学生さんたちが田植え、稲刈りに応援に通っています。
清らかで冷たい谷瀬の水で、ゆっくり育った米は旨味が違います。それを、
ハザ掛けにしてよく干して、持ち込むのは同じ吉野内の美吉野醸造(株)。ここ
は地域の味にこだわる、むらおこしに熱心な蔵。今年も、さわやかな、口当た
りの良いお酒となりました。食事と一緒にいただくのにおすすめのお酒です。
特産の高級伝統珍味、柚子に味噌などを詰めた「ゆうべし」も少し付けてくだ
さいます。
3本セット7,500円(箱代・送料込み)当方からまとめて注文いたします。
まずはスローライフ「旬の店」にご一報ください。メール slowlifej@nifty.com
詳しくはこちらから↓
https://www.slowlife-japan.jp/2022/05/09/%ef%bd%93-115/
▽新年度の会費をお願いします。
スローライフ学会会員の方は4月からの会費をお願いします。
・年会費は、5000円。(2022年4月~23年3月)
・会員は「さんか・さろん」参加費一回1000円です。
ただし、3000円お支払いいただければ、年間何度でも参加できます。
「さろん」のプログラム(半年分)はこちらから。
↓↓
https://www.slowlife-japan.jp/2022/04/26/%ef%bd%93-113/
なるべく5000円+3000円=8000円を下記口座へお振込みください。
年会費のみの場合は、「さろん」参加費をその都度お支払いいただくことにな
ります。
・まだ会員でない方は、ぜひこの機会にご入会ください。「スローライフ瓦版」
に投稿できるほか、「さんか・さろん」などの割引があります。どなたでも会
員になれます。
・スローライフ学会員以外の方の「さろん」参加は一回2000円、学生は無料です。
【振込先】
ゆうちょ銀行 振替口座 00190-4-595293 スローライフ学会
※他金融機関からのお振込みの場合は
店名:〇一九(ゼロイチキュウ)店、預金種目:当座、
口座番号:0595293、スローライフ学会 まで。
詳しくはこちら→ https://www.slowlife-japan.jp/2022/04/06/%ef%bd%93-106/
▽「さんか・さろん」をYouTubeでご覧ください。
今年、2月と3月、そして5月の「さんか・さろん」をYouTubeでご覧
いただけます。「さろん」の醍醐味は、お話あとの講師との意見交換ですが、
YouTubeでは、スピーチのみとなります。お許しください。
↓ ↓ ↓
https://www.youtube.com/watch?v=tiI2aWmP_oM&t=40s
↓ ↓ ↓
https://www.youtube.com/watch?v=knCWd1xiSys&t=24s
↓ ↓ ↓
https://www.youtube.com/watch?v=ciWNb186pKA
▽この瓦版のメールは送信専用です。
スローライフ・ジャパン、スローライフ学会にご用の方は、この瓦版に返信せ
ずに、下記にお願いします。
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【たまな商店】国際中医薬膳師・田村英子さんの「養生コラム」今月のテーマ
は悩まされている人が増えてきている「気象病」について。その原因と養生を
薬膳の観点から詳しくご紹介します。 https://tamana-shop.jp/12gohan2205/
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