純米酒「谷瀬」飲み比べセット限定30箱

「スローライフ旬の店」です。吊り橋で知られる奈良県吉野郡十津川村、谷瀬(たにぜ)集落から、新酒完成のお知らせが届きました。

谷瀬では皆が「寄合」を開き、合議制でむらおこしを進めています。いまや観光客に人気の、吊り橋から続く「ゆっくり散歩道」も皆の力で整備してきました。

「土産がなくては・・・、酒でも作ってみようか~」と声が上がったのが7年前。休耕田を耕して、酒米を植えました。ここのむらづくりを応援している奈良女子大の女子大生や、田んぼ作業に興味のある都会の人も手伝って、毎年上質の酒米を育てています。

 

谷瀬という名の集落です、何より水が清らか。小さな田んぼにその冷たい清水がひかれ、ゆっくり育ったお米には旨味が凝縮されています。みんなで稲刈りの後は、昔ながらのハザ掛けに。お日様の力で良~く乾かして、いよいよ醸造会社に。

同じ吉野郡にある「美吉野醸造株式会社」は吉野の風土が生み出すお酒にこだわっている酒造。数々受賞に輝くその道では知られる酒造会社ですが、むらおこしにも実に協力的。いろいろな段階で集落の人や女子大生が関わることを歓迎してくれます。だから本当に皆で仕込んだお酒という実感が持てます。

こうしてお酒が醸されている間、集落では伝統珍味「ゆうべし」も作られます。柚子の実の中をくりぬいて、味噌、そば粉、トウガラシ、鰹節、椎茸粉などを詰め、蒸すと黄色が濃い茶色に。それをネットに入れて2カ月、谷瀬の寒風に吹きさらします。昔ながらのスローフード。地元では柚子のことを「ゆう」といい、この珍味は「ゆうべし」と呼ばれます。お茶漬けや茶粥に合いますが、何といっても日本酒のあてに最高なのです。(一つ800円~1000円)

純米酒「谷瀬」、今年の新酒が出来上がったのが5月の始め。火入れした物(右)と生酒(中)昨年の熟成酒(左)の3本セットをこのたび特別にご用意いただきました。高級珍味「ゆうべし」も丸ごととはいきませんが数切れついています。30セットだけの限定品。スローライフのお仲間だけにということです。

吉野の食文化は塩漬けや発酵食にあります。「ゆうべし」はもちろんのこと、「柿の葉寿司」、「なれ寿司」、谷瀬でも作る高菜の漬物の「めはり寿司」などそんなお料理によく合うお酒です。

早速、当NPOの事務局で飲み比べてみました。今年の新酒の火入れ(右)は滑らかな舌触りの辛口、食欲をそそります。新酒生酒は(中)清らかな味わい、まさにナマのういういしい味。そして昨年の熟成酒(左)はフルーティーな香りが際立ち、通好み。いずれもお料理と合うお酒ですが、事務局の呑兵衛の間では昨年の熟成酒が人気でした。

さあ、皆さんはどれがお気に入りになりますか?

純米酒「谷瀬」飲みくらべセットのお値段は、7500円(税込み)

※純米酒「谷瀬」3本(新酒火入れ、新酒生、熟成酒)と、カットした「ゆうべし」。(箱、送料込み)

※30セットになり次第、終了です。お早めに下記メールアドレスにお申し込みください。

お申し込みはスローライフ・ジャパンまで。 メール slowlifej@nifty.com

住所、氏名、電話番号、セット数など、まずはメールください。当方は酒類の販売はいたしません。お申込みをまとめて、谷瀬集落にお伝えする係です。谷瀬集落から品物とともに請求書が届きますので、そちらへお支払いください。