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師走が、早くも半分を過ぎ、お正月へ一直線。掛川から懐かしい「栗焼酎」の
新酒の便りが届きました。お正月用にどうぞ・・。20日夜は、学生さんによる
十津川村谷瀬のむらづくりのお話。忘年会「さんか・さろん」ですね。
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コラム<火曜日の鐘> 長谷川八重(スローライフ掛川)
栗焼酎の新酒ができました。
14年目を迎える市民有志の『掛川栗焼酎プロジェクト2022』。夏の草刈りや、
栗拾いの様子は、瓦版でも報告してきましたが、3年ぶりにやっと新酒ができ
ました。
2020年は栗が不作で焼酎作りを断念。翌2021年は、日本酒の仕込み時期が重
なってしまうからと蔵元を変えることを余儀なくされ、それに伴い、改めて製
法を見直しました。これまでは蒸留窯の圧を下げて、スッキリとした味を作っ
てきましたが、今回は昔ながらの製法に。原料をもろみにし、高温で熱し、発
酵させて気化した蒸気を再度冷やして液体にする常圧蒸留。原料のうまみや香
りをじっくりと抽出する製法に加えて、蔵元のアドバイスで蒸留後は樽の中で
寝かせ、一年遅れの販売開始となりました。瓶詰めも多くの方に楽しんでもら
うことを考えて、720ml瓶800本、300ml小瓶400本、合計1200本にしました。
12月8日、お披露目となった新しい『自ら(みずから・おのずから)』は、
こっくりと甘い味と香りで、温度によっては瓶の中で脂が結晶となって浮遊し
ています。
写真は新酒発表の様子。掛川駅構内『これっしか処』の店頭と、ネット
通販でもお求めいただけます。 https://shop.koresika.jp/?pid=125551483
学会コラム<緑と絆の木陰> 神野直彦(東京大学名誉教授)
スクラップの記録
娘からバラの花束が贈られてきた。花が開く前のバラが集められているので、
花束として大きいというわけではないけれども凛としている。バラの花の数を
数えると、何と50本もあった。私たち夫婦は12月3日で、結婚をして50年を迎
えた。それを祝って、娘がわざわざバラの花の数を、50本にして贈ってくれた
に違いない。
私たち夫婦は既に、娘たちから旅行券をプレゼントされていた。そこで12月
に二度ほど、栃木の温泉を旅行することにした。このところ毎年、孫たちの御
守りのために東照宮を訪れているので、一度目は日光への小旅行をすることに
した。帰宅すると妻が何やら整理をしている。驚いたことに、妻は50年間に、
私と旅行して泊った宿の記録をスクラップしていたのである。
そのスクラップには新婚旅行の記録はないので、初めての旅行は何と奥日光
の宿に二人で泊った記録から始まっている。その記録がスクラップされている
大学ノートは、もうすっかり色褪せてしまっている。それからの旅行は子供た
ちが加わる家族旅行となり、子供たちが成人すると、旅行の記録はまた二人だ
けの旅行の記録に戻っていく。
私は自分がこの瞬間にしか存在しないと覚悟して生きている。そのため日記
を付けることはもとより、写真を残すことも嫌いだし、生きた記録を残すこと
はない。そのため二人の人生を追憶するには、妻が整理してくれた記録に頼る
しかないのである。
私は帰宅すると、着ていた服を脱ぎ捨てていく。それを妻が追いかけるよう
にして拾い整理してくれる。そうした人生を妻と二人で50年間も送ってきたこ
とを、妻のスクラップは物語っている。
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【逸村逸品】ひとこと紹介 ~ http://www.facebook.com/slowlifej
富山県南砺市「しろえび撰」。地産の白エビとお米で作られたおせんべい。薄
く焼かれ、パリッと軽い食感で、素材の香りと味わいが上品で贅沢です。
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■街角から畦道から
拝啓、筑紫哲也殿 ③ “論”は愉しむのですね
新澤公康 (奈良県高取町在住 僧侶)
筑紫さん、“多事争論”で、あなたは「近頃“論”が浅くなっていると思い
ませんか。~略~ ひとつの“論”の専制が起きる時、失われるのは自由の気
風。そうならないために、もっと“論”を愉しみませんか」と、おっしゃいま
した。
「どちらかが正しい、どちらかが悪い、そうでないと、議論した気になれな
い」勝ち負けをハッキリさせたいが為に、議論を愉しむことが浅くて、議論そ
のものが出来なくなっている。また、その為に失うことが多くなりつつある、
そんな世情を危惧されること、もっともなことだと思います。
そう考えれば、スローライフは、単に生活様式の見直しではなく、一辺倒に
なりかねない、私たちの物の考え方を見直すことなんだということを、あなた
にお教えいただいた思いがします。
■まち・むらニュース
・長野県飯山市 企画展「いいやまの食文化」
飯山の食文化の歴史がみられる企画展。雪・山・川などの恵みを活かした雪国
ならではの食文化には、土地の気候や風土、歴史など様々な要素が反映されて
いる。市や県の選択無形民俗文化財の食とともに道具類などの展示も。時代と
ともに形成されてきた食の風景や人々の暮らしぶりが紹介されている。
開催日時:2023年1月29日(日)まで 9時~17時
休館日:月曜日、12月29日~1月3日 料金:大人200円、小・中学生100円
会場・問合せ:飯山市ふるさと館 TEL0269-67-2030
https://www.culture.nagano.jp/event/8424/
・愛媛県新居浜市 企画展「愛媛の紙産業」
「日本一の紙のまち」となった四国中央市。その紙産業発展の歴史とともに、
紙の製造工程、新製品、最新技術を通して愛媛の紙産業を見渡す企画展が新居
浜市の会場でおこなわれる。お札の技術と新しい紙の製品開発について、など
の講演会も開催される。
開催日時:2023年1月29日(日)まで 9時~17時30分
会場・問合せ:愛媛県総合科学博物館 TEL0897-40-4100
料金:大人(高校生以上)540円、65歳以上280円、小・中学生は無料
https://www.i-kahaku.jp/exhibitions/special/2022/1210/
コラム<象さんの散歩>
ぎりぎりの岸田政権
師走10日、岸田政権は、焦点の難題法案を何とか仕上げて、国会を閉じた。
「土曜日に国会審議」は29年ぶり。あれこれ話題を残しての幕だった。
象さんの現行の政治を視る眼は、少数派だろう。岸田政権には、頑張って、
と願う。安倍政権に対して「森友学園」「桜を見る会」などの悪政を批判し続
けた。その視点から、逆に「岸田 がんばれ」となるのだが、岸田政権は、あ
まりにも弱い。まず「国葬」でつまずき、国会運営も後手後手に。
いまや、世論調査でも“ぎりぎり”の線。ようやくの弱々しい政権である。
来年5月、G7首脳会談が広島で開催・・。岸田さん、晴れの舞台となるのだ
が、年初早々の通常国会、しのぎをけずれるかどうか・・・<川島正英>
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「奈良県十津川村」から・・
来年1月29日(日)に開催を予定していた第47回十津川温泉郷「昴の郷」マラ
ソン大会は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、中止となりました。こ
のために練習をしてきた村民、応援を楽しみにしていた方々、ご理解のほどを。
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コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅> 玉子焼き
私の玉子焼きは、かなり甘い、出し巻ではない、上品でない、焦げたりしてい
るごく普通の玉子焼きです。それでも、夫は「死ぬ前に食べたいのは、あんた
の玉子焼き」なんておだてます。焼くのが好きと豪語していたら、タマゴ30個
くらい焼く注文。義兄と甥から冷凍にするとか。ええ?といいながらも、なぜ
か焼いていると幸せな気分、苦になりません。玉子焼きの力なのでしょうか?
https://noguchi-tomoko.com/post-9293/
■編集室便り
▽12月20日(火)さんか・さろんのご案内です。
・日 時:12月20日(火)19時~21時
・タイトル:「学生が語る十津川村谷瀬とむらづくりの魅力」
・講 師:室埼千重さん(奈良女子大学准教授)と室埼ゼミの皆さん
奈良女子大学准教授・室埼千重さんと室埼ゼミの学生さんのスピーチです。
室埼ゼミは代々のゼミ生が十津川村“谷瀬のつり橋”で知られる谷瀬集落に10
年近く通い地元の寄合に参加、「純米酒谷瀬」の酒米作りや「ゆっくり散歩道」
の整備に関わってきました。
昨年の「スローライフ・フォーラムin十津川」では、室埼先生は分科会のア
ドバイザーを担当、学生さん有志がスタッフとして手伝ってくださいました。
ひとつの集落に丁寧に通い続ける学生さん達により、集落がどう変わったか。
学生さんが何を得たのか?関係人口が注目されるなかで、ぜひうかがいたい実
例のお話です。皆様のご参加をお待ちしております。zoomです。
写真は学生が作った休憩所看板横で、学生作の「杉玉」を持っての写真。
・申込み:12月17日(土)までに メールで→ slowlifej@nifty.com
・参加費:スローライフ学会会員1000円、一般2000円
・詳しくはこちら↓
https://www.slowlife-japan.jp/2022/12/08/%ef%bd%93-187/
▽10月以降に入会の場合、年会費が3000円です。
今年度の会費をまだお支払いでない方、または、これを機会にご入会の方、
来年3月までの年会費が3000円となります。(これまでは5000円)
会員になると「さんか・さろん」への参加が1回1000円(非会員は2000円)、
年会費以外に3000円で3月まで何回でも参加できます。
◆「さんか・さろん」のプログラムはこちらから
https://www.slowlife-japan.jp/2022/09/17/s-85/
◆お申込み支払いはこちらまで。
【振込先】
ゆうちょ銀行 振替口座 00190-4-595293 スローライフ学会
※他金融機関からのお振込みの場合は
店名:〇一九(ゼロイチキュウ)店、預金種目:当座、
口座番号:0595293、スローライフ学会 まで。
▽この瓦版のメールは送信専用です。
スローライフ・ジャパン、スローライフ学会にご用の方は、この瓦版に返信せ
ずに、下記にお願いします。
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■私たちはいつもスローライフの動きを応援しています。
奈良県吉野郡十津川村
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雲仙市
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飯山市
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出雲市
http://www.city.izumo.shimane.jp/
丹波篠山市
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日本テレネット株式会社
シン・エナジー株式会社
クオリティソフト株式会社
アース・デザイン・インターナショナル(edi)株式会社
株式会社サンクス・ツー
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