京都府綾部市「とち餅」。水源の里の地区で昔から伝わる手法でつくっています。

逸村逸品の紹介です。京都府綾部市「とち餅」。

水源の里〈老富〉に昔から伝わる手法で作られています。地産の栃の実ともち米が原料の手づくりのぬくもりの品です。老富は由良川の支流・上林川の上流部分に位置する地域のひとつで、過疎高齢化が進んだ限界集落。綾部市ではこのような地域を「水源の里」と呼んで、条例を設けて活性化に取り組んできています。地域を元気にするために特産品を、ということから少し前まで各家々で作っていた「とち餅」に目をつけました。地区内の老富会館を基地に、女性部の方々が手掛けて商品化されています。もう一カ所の水源の里〈古屋〉でもおばあちゃんのコンビがとち餅を作っています。秋になると男性陣が山へ入り、栃の実を拾い、乾燥させてから水に浸し、さらに湯で温めてから一つずつ皮をむき、清流にさらしてから湯と灰でアク抜き。この手間をかけてからもち米と一緒に蒸しあげて、杵つきして出来上がります。ちょっぴり苦みを感じる懐かしい味です。ぜんざいに入れるのがお勧めとのこと。写真のとち餅は〈老富〉のものです。あやべ特産館やあやべ温泉で販売の他、お取り寄せカタログ「あやセレ」で購入もできます。但し、時期により品が無いこともありますのでご了承ください。

価格:とち餅 老富・古屋 共に720円(5個入)

製造:水源の里・老富 酒井省吾、水源の里・古屋 おばあちゃんコンビ

注文・問合せ:綾部市観光協会 TEL0773-42-9550

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