2012高岡フォーラム報告「高岡宣言」

※写真は後ほど
10月14日(日)フォーラム全体会の最後に、この宣言を会場全員で拍手承認しました。
<「スローライフ逸品フォーラムin高岡」宣言>
今日、高岡の地で、ものづくりの世界の変容を反映させようという初めての試みとして「スローライフ逸品フォーラム」が名乗りを上げました。

スローライフとは、「ゆっくり、ゆったり、ゆたかに」。結果だけでなく過程を大切に、という考えです。ものづくりも、高度成長期を経てその形も大きく変わりつつあるときに、「3・11」の東日本大震災が、あらためて新しい有り様を問いかけました。
スローライフ逸品への動きが少しずつ広まってきており、今回は、「まち、技、こころ」の3つをキーワードにフォーラムを開催しました。そして、逸品づくりには、地域の資源を活かす、暮らしに役立つ、地球にやさしい、心と体を健やかに、さらに、物語をもつ、人と人をつなぐ、という多様な要素と働きが見られることなど、フォーラムの議論から見いだせました。

ものづくりとまちづくりは、ひびき合い、結びつくものです。すぐれたむら・まちが、すぐれたものを生みだし、すぐれたものが、すぐれたむら・まちを創りだすという「逸村逸品(いつそんいつぴん)」の考え方を万葉の時代から脈々と続く歴史と文化、その上に市民の熱意あふれる試みが積み重ねられてきた高岡の地で共有することができました。
「おりん」が凛々と澄みきってひびく秋、高岡市は、逸品づくりの先進地として変わらぬチャレンジを続けるとともに、高岡から全国に「スローライフ逸品でのつながり」を呼びかけることを決意し、宣言いたします。
2012年10月14日
高岡市長 髙橋正樹