瓦版2013.9.10第174号

週刊スローライフ瓦版 (2013.9.10 第174号)発行:NPOスローライフ・ジャパンスローライフ学会**********************************************************************★★★★★「スローライフ版」のITサポートを考えました。ちょっとした“技や 設定を変えることで、お使いのパソコンの効率をぐっとアップすることができるでしょう。編集室便りに「スローライフ版・IT塾」を設けます。★★★★★コラム<火曜日の鐘> 川島英樹(せたがや文化財団)~~~ 「環七」の草 ぼくの家のすぐ近くを「環七」が通っている。環状七号線。交通量の多さでは都内でも屈指の幹線道路で、一日中ひっきりなしに車やトラックが走っている。中央分離帯に緑もなく、まあ、とても散歩する気にはならない道だ。 前回の東京オリンピックの際に大急ぎで作られたと聞く。近所にある陸橋下の横断歩道を通ると、祖父のことを思い出す。車が来ない時は、いつでも信号を無視して渡る。警官がいてもお構いなし。注意を受けても、「この道ができる前から、オレはここを通っていたんだ」と言い返していた。 先日この道を車で走っていたら、鉄道ガードの下の縁石から草が生えているのを見つけた。高さ30センチくらい。日の当らない、排気ガスにまみれたコンクリートの隙間から、必死にその存在を主張している。そうだ。アスファルトの下にも土はあって、その上でぼくらは生活しているのだ。 2020年へ向けての東京のまちづくり。それは、クルマや自動車産業を向いてのものではいけない。歩く人を思い、路傍の草を思いやる心を持って、東京のまちを考えていかなくちゃ。今度こそ。学会コラム<緑と絆の木陰> 増田寛也(野村総合研究所 顧問) アンテナショップあれこれ 奈良県川上村で11月23、24日に開催の「スローライフ・フォーラム」の準備もだんだん大詰めに近づいてきた。毎月の「さんかさろん」も奈良シリーズで、好評である。会場の日本橋、三越前「奈良まほろば館」がとても便利な立地であることも一因だろう。 すぐ近くには島根県のアンテナショップ、9月28日に三重県の「三重テラス」がオープンする。こうなると集積がさらなる集積を呼び、日本橋の中央通りはアンテナショップストリートになるかもしれない。ふるさとの香りを待ち望む人だけでなく、その県に行ったことも無い人にとって新たな魅力発見、発信の拠点になって欲しいと思う。 岩手県のアンテナショップは東銀座の歌舞伎座前にある。歌舞伎座のお客さんが立寄りやすいことが魅力でこの場所にした。盛岡で地元の食材で調理したお弁当を始発の新幹線に乗せると、10時頃には店頭で販売できる。オープン当時はこれを「売り」にしていたが、いつ行っても店内が賑わっているのを見ると、ここにして良かったと思う。 最近はNHK「あまちゃん」に出てくる「まめぶ」を買い求める人も多いそうだ。8月に舞台となった久慈市を訪れると観光客の多いこと。路線バスに立って乗っている人を見るのは初めてだ、と地元の知人が言っていた。ほとんどの人は、一度限りの訪問だろう。どこまで喜んでもらえただろうか。あとは、ぜひアンテナショップを活用して欲しい。▽▽▽▽▽▽▽▽ 【逸村逸品】ひとこと紹介 ~ http://www.facebook.com/slowlifej新潟県胎内市「米粉入り生パスタ“エチゴッティ”」。新潟県産コシヒカリの米粉を使ったもちもち食感。本格的ソース付きでレベルの高いパスタ料理も。△△△△△△△△△△△■街角から畦道から 「楽興の時」總持寺で初のクラシックコンサート 丸山薫(コンサート広報 東京都新宿区) 「楽興の時」は<音楽的瞬間>とか<音楽的なひと時>という意味のシューベルトやラフマニノフのピアノ小曲集の題名です。今回の演奏者と、音のチェックに会場を訪れた夏の一日、三方が開け放たれた千畳の堂内に坐すと、青い空が見えるほかは吹き抜ける風の気配だけでした。10月20日はチェロとバイオリンの二重奏。数多くの音楽家を育ててきたチェリストと、鬼才の若手バイオリニストの共演です。演奏に先立ち、「楽興の時」という法話集を著している總持寺老師の<音楽は一期一会>というお話があります。身体の健康だけでなく魂の健康も応援しよう、という歯科医師たちのNPO法人の企画です。どんな出合いを胸にするのか・・・私も静かな興奮の中にいます。http://dohope.blog.fc2.com/================= PR =====米粉のまち・胎内市から・・・胎内市では妊婦さんと夫を対象にした「パパママ教室」を開いています。今回はヘルシーな米粉のおやつ「べえべえ」が紹介されました。http://tainai-komeko.blogto.jp/archives/32390090.html=======■まち・むらニュース・山形県かみのやま温泉 「第43回全国かかしまつり」かみのやま温泉の開湯555年を記念、全国から555体のかかしが集合する。世相を反映したもの、人気キャラクターやスポーツ選手をかたどったもの、伝統的なものなど、さまざまなかかしに会える。下駄飛ばし選手権や絶叫大会などのイベントも多くおこなわれる。期間:9月14日~23日 午前9時~午後5時場所:上山市民公園(上山市役所庁舎東側)料金:無料(かかし協力金一人100円)お問合せ:上山市観光物産協会 023-672-0839 http://kaminoyama-spa.com・東京都葛飾区 コンサート「Lullaby(ララバイ)子守歌」秋の気配が深まるなか、しなやかなソプラノの「子守歌」をどうぞ。清新な声で知られる冨山みずえさんのコンサートです。ストレスが解け、気持ちが落ち着く時間を。河野紘子さんのピアノとともに・・・。日時:10月5日(土)13時30分開場、14時開演会場:かつしかシンフォニーヒルズ「アイリスホール」(京成青砥駅から5分)料金:前売3000円、当日3500円 詳しくは:Music & Humming 電話03-3693-2440 http://tomiyamamizue.sakura.ne.jp/コラム<象さんの散歩> 再来「東京オリンピック」を喜ぶべきか~~ 2020年オリンピックの東京開催が決まった。もう一度日本へ招くのはいい。だが、「再び東京で」では、多極分散になじまない、賛成できない。 2016年五輪へ立候補を東京と福岡が争ったとき。福岡のコーディネーターの磯崎新さんを応援して「世界最大の旅客船を拠点に、恒久施設を抑制する会場づくり」の新機軸デザインを提言、東京と対した思い出をもつ。 さらに、「3・11」のあと2011年6月、2020年五輪へ立候補して東京が再び名乗りを上げたとき。むしろオリンピック招致を東北大震災の復興と結びつけて国の意志を鮮明にすべきだと、この欄(61号)にも書いた。 その気持ちは揺るがない。だから、今回の招致活動での「福島」「東北」への対応は腹立たしい。JOCの竹田恒和委員長は「東京と福島とは250キロ離れている。まったく問題はない」と明るく。猪瀬都知事も「風評被害さえなければ・・」。締めくくって安倍総理が「福島の状況はコントロールされている。東京にダメージを与えることはない」と胸をはった。 そんな甘い情況だろうか。「福島」人はどう聞いたか。全国のこころある人はどう見るか。汚染除去は、五輪に関係なく、日本が世界に対し責任を負うべき難題だろう。250キロ離れた東京も他人ごとではないはずだ。テレビが映すのが、浮かれてバンザイバンザイの景色だけとは・・ ∨ 川島正英 ∧コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅> 鈴ヶ沢ナス・ウリ~~~南信州阿南町で、巨大なナスとウリの収穫に出くわしました。和合地区のなか鈴ヶ沢という集落だけで、昔から作られている伝統的地域野菜です。巨大なキュウリのようなウリをバリッと割って炎天下かじると、青々したジュースのようなおいしさ。帰宅後食べたナスは、甘味がありもちもちした食感。ステーキやお刺身より、ずっと豪華なものを食べた満足感でした。http://noguchi-tomoko.com/modules/yutoriaruki/details.php?blog_id=225==== PR ====「日光『食』の研究所」から・・・ピリ辛で酸味のきいた、とろみのあるスープが麺に絡む「サンラータンメン」。夏の疲れで食欲がなくても、どんどん入っていきますよ。http://nikkokekko.blog121.fc2.com/blog-entry-251.html=======■編集室便り□9月の「さんか・さろん」は 奈良シリーズ<奈良の魅力・「むら」の魅力>の第三回 9月17日(火) 19時~(2時間程度) 「世界遺産-紀伊山地の霊場、参詣道の神秘と深美と」 講師 五條良知 金峯山修験本宗別格本山、大峯山護持院東南院 住職 金峯山修験本宗総務部長、総本山金峯山寺 執行長 (公財)吉野山保勝会 理事本名 五條良季(りょうき) 昭和39年1月、京都府綾部市生まれ。大正大学卒業。 在学中は東京浅草寺塔頭待乳山本龍院、上野寛永寺不忍池弁天堂に奉職。 東南院副住職拝命。総本山金峯山寺主事として奉仕。 平成13年、金峯山修験本宗並びに金峯山寺の執行、教学部長。 平成14年、東南院住職(現職)。平成25年、金峯山寺執行長拝命 ◇昭和59年、四度加行、を比叡山延暦寺行院にて満行。 ◇平成8年、吉野山と山上ヶ岳(大峯山)片道24〓を前半50日は1日に 片道、後半50日は1日に往復修行する大峯山(金峯山)回峰100日行満行。 ◇吉野から熊野まで世界遺産に登録された大峯奥駈道を修行する東南院 大峯奥駈修行をこれまでに20回修行し、大先達を現在も毎年勤める。 その他 (社)吉野青年会議所理事長、全日本仏教青年会理事長・会場 東京・日本橋(三越デパート前)の「奈良まほろば館」で。・参加者 スローライフ学会会員に一般参加も加え 60人・主催 奈良県・NPOスローライフ・ジャパン・資料代など 1000円 ・詳しくはこちらを http://www.slowlife-japan.jp/modules/katudou/details.php?blog_id=185・参加お申込みは、スローライフ・ジャパンへ TEL:03-5312-4141 メール slowlife@nifty.com □「スローライフ・フォーラムin奈良」お知らせ : point(15) 「なんゆう祭」の大滝ダム紅葉ハイキング = 11月23・24日。フォーラム会場:奈良県川上村 主催: 南部地域産業復興推進大会開催協議会 =「なんゆう祭」にいくつかのお楽しみイベントがある。きょうは、その一つ、紅葉ハイキングを紹介しておこう。ときは、晩秋。大滝ダムを起点として歩くが、ダムに沿った雄大な森と水の風景を眺めつつの散策はおすすめである。11月23日の10:30~14:00。 参加費1000円。事前予約制。<申し込み先>山幸彦のもくもく館 TEL0746~53~2929 □「逸村逸品展(スローライフ逸品展)」への出品を募集中。 11月23(土祝)・24(日)日に開催する「スローライフ・フォーラム」の 会場で、昨年と同様に「スローライフ逸品」を展示します。 皆さまご存知の「これこそスローライフ逸品!」と思われるものをご推薦 ください。自薦他薦は問いません。詳しくはこちらから。 http://www.slowlife-japan.jp/modules/katudou/details.php?blog_id=183□スローライフ版・IT塾 ——————————————— 「パソコンは買えばいいわけじゃなくて、設定があるんですよね?」 「タブレットというものを使いたいけれど、誰か一緒に買いに行って‥」 「パソコンが固まることが多くなってきた。どうしたらいいの?」 これ、みんな私の悩みです。ITライフというほどのレベルではないけれど、 今やパソコンや携帯ナシには仕事になりません。そんなちょっとした「?」 について、わかりやすく説明してくれて、手助けしてくれる、気の利いたコ ンシェルジュのような役の人が身近にいれば、どんなに助かることか。瓦版 では、人には聞けない初歩的な悩みの打ち明け話やワンポイントアドバイス を紹介していきます。ときには笑いながら読んで参考にしていただければ‥。 (編集部:野口智子)□平成25年度の会費のお振り込みがまだの方へ‥。 お手数ですが、お振り込みをお願いいたします。新会員も募集中です。 スローライフ学会はNPOスローライフ・ジャパンが運営する学会(学長・ 神野直彦、会長・増田寛也、副会長・中村桂子)です。 スローライフについて多くの分野から学び、楽しく語り合う。また、全国で スローライフなまちづくりをすすめる皆さんとのつながりでもあります。 年会費5000円。会員は、この「瓦版」に記事を出したり「さんか・さろん」 などで交流したり。会費は下記の口座へお振り込みください。 【振込先】 ゆうちょ銀行 振替口座 00190-4-595293 スローライフ学会 三井住友銀行麹町支店 普通預金 8811176 スローライフ学会 ==== PR ====クオリティライフから・・・「ナチュラルフード講座」本編で学びませんか。農業体験をしたり、玄米菜食を深く知る、ちょっと本気の半年間です。まずは説明会にお越しいただくことをおすすめ。 http://qwebm.quality.co.jp/mail/u/l?p=OV67cI041sYZ=======■私たちはいつもスローライフの動きを応援しています。鹿児島県 http://www.pref.kagoshima.jp/pr/koryu/index.html岩手県遠野市 http://www.city.tono.iwate.jp/日本テレネット株式会社 http://www.nippon-tele.net/クオリティ株式会社 http://www.quality.co.jp/アース・デザイン・インターナショナル(edi)株式会社 http://www.edi.ne.jp/株式会社サンクス・ツー http://www.thanks2.jp/=======最後までお読みくださって、ありがとうございました。このメールマガジン、あるいは当団体へのご意見、ご質問はこちらへこのメールは毎週火曜日の発行です。NPOスローライフ・ジャパンとのご縁を頼りにお送りしています。初めて受信される方も含めて、お気軽にお付き合いください。今後、このメールマガジンの送信が不要という場合、あるいはメールアドレスの変更をご希望される場合もこちらへご連絡ください。この「週刊スローライフ瓦版」、バックナンバーをアップしています。まだご覧になっていない方、こちらからご覧ください。http://www.slowlife-japan.jp/modules/mailmagazine/details.php?blog_id=2=======Copyright(C) NPO法人スローライフ・ジャパン スローライフ学会〒160-0002東京都新宿区坂町21 リカビル301TEL 03-5312-4141 FAX 03-5312-4554 http://www.slowlife-japan.jp/——————————————————————————–“