十津川村谷瀬で「“お試しゆっくり体験」


NPOスローライフ・ジャパンは今年、奈良県十津川村で「谷瀬の集落づくりアドバイス事業」をお手伝いしています。地域の方々と何度も「寄合」(話し合い・ワークショップを続けています。
地元の人の力で、全国的に有名な「谷瀬の吊り橋」に続「ゆっくり散歩道」を整備、この春オープン。だんだん散歩する人が増えてきています。

そしてこの秋は、集落での行事「餅まき」を中心に、外部の方招き、谷瀬の日常に触れながらもっとゆっくりしてもらおうと、「ゆっくり体験」の実験をしました。
11月8日(土)9日(日)と、奈良女子大学、奈良県立大学の学生さんが谷瀬に。集落の方々と様々に交流しながら、観光旅行ではなく、谷瀬の時間旅行を楽しんでいました。この経験で、谷瀬の人々は今後の「ゆっくり体験メニュー」を作る自信がついたはずです。
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いつものスピードと違うゆっくり歩き。谷瀬ならではのスローライフお散歩です。

明日の餅まきのためにお餅丸め。アツアツのお餅の感触に癒されます。

谷瀬では昔はしょっちゅう餅まきがあったそうです。だんだん回数が減りましたが、今も楽しみも兼ねてお宮さんで行われます。都会のスイーツとは違う魅力のつきたて、丸餅です。

餅まきをする神社への道も、地元の人のお手伝いで学生さんが清掃。「竹ぼうきを使う体験が、大変だけど楽しい!」

谷瀬の産物「高菜漬け」を使った「めはり寿司」づくりも体験。82歳のおばあちゃん先生に教わって、初体験です。

自分が作ったから、おいし~~~い。

餅まき当日は雨。でも神社で祭礼は実施。学生さんたちは地元の方から、玉串の扱いを教わります。

そして餅まきは集落の小さな公会堂で。ほんの数分で終わりますが、興奮、興奮!地元のおばあちゃんもこの時は元気いっぱいになります。

ただの田舎の普通の暮らし、小さないつもの行事がこんなに面白いとは。学生さんがこんなことで大喜びしてくれるとは。お互いに発見のあった2日間。こういうことを繰り返していきましょう。”