瓦版2016.9.6 第327号

大型で異常な台風が続き、「水」の恐ろしさをあらためて実感させられました

が、今月20日の「さんか・さろん」は楽しく素晴らしい「水」の話。水の権威・

尾田栄章氏から“日本の水・飯山の水”をうかがう。(詳細は「編集室便りに)

・・・・



コラム<火曜日の鐘> 山下 茂(明治大学公共政策大学院教授)

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久しぶりに麦酒談義を…


立秋から、もう1ヶ月。明日は24節気の「白露」。草の葉に露が白く見える

らしい。遅寝遅起きの筆者では検証できないが、我がスローライフの仲間には

早起きの方もおられよう。ぜひ、そういう心に浸みる状景を愛でて頂きたい。

そんな時期だと、思いは日本のお酒に移りそうなものだが、どっこいオイラ

は、秋でも冬でもビール党。「400年」の昔話に区切りが付いて、迷わず直ちに

ビール談義が復活。

この頃、世間では、某大手業者が都道府県ごとに特徴を持たせた、と称する

麦酒が好評らしい。筆者の口元には、親類縁者やら友人やらから、あちこちの

「〇〇づくり」が届く。有り難や!持つべきものは親族と友達だ。でも、筆者

は麦酒についても味音痴。だから、文字情報を凝視して判断するだけだが、あ

のシリーズ、発想は高く評価するが、実行方法には課題が残る。それは何故か?

というところで、もう行数が多くなり過ぎた。また例によって、本論は次回

以降に…。諸兄姉は、あちこちのものとされるいろいろの「〇〇…」をあちこ

ちで飲み比べて、この先の長くなるだろう談義に備えられたい。

(やはり、また、続く)



学会コラム<緑と絆の木陰> 中村桂子(JT生命誌研究館館長)


暑さの中で暑さについて書くのはおバカさんと思いながら


京都は本当に暑いです。祇園祭も大文字焼きも終ったからでしょうか。暑い

中、大きな荷物を担いだ外国からのお客様で溢れていた京都駅も、少し落ち着

いてきました。

子どもの頃、夏休み日記のお天気欄に書いた気温が30度を越すことはめった

にありませんでしたのに、毎日猛暑日です。日本の領海内で発生し、西の方へ

移動する台風にもびっくりです。沖縄に御挨拶しないわけにはいきません、と

義理固いですね。日本列島が熱帯になったとしか思えないできごとです。

ネットに、空調を使うようになったこの時代、夏はビルの中ではたらいたり

勉強したりして、気候のよい春や秋に休みをとって外を歩くようにした方がよ

いのではないかという意見が書かれていました。確かに、甲子園での野球も、

体温より高い温度ではいくら若いとはいえ大変でしょう。


実はここまでの文は、〆切りを一週間間違えて先週お送りしたものです。

秋へ向けて、と移ろう中で少々季節はずれかもしれませんが、まだ当らず

と言えども遠からずですので、お読みになる時に、ずれを直して下さい。

よろしくお願いいたします。




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【逸村逸品】ひとこと紹介 ? http://www.facebook.com/slowlifej

奈良県吉野郡「深吉野よもぎ微粉末」。清らかな空気と水で栽培された究極の

薬草よもぎ。特殊な加工でパウダー状になり、水にも溶けやすくなりました。

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■街角から畦道から


竹内 義昭 カズコさん(78)


2代にわたって46年間住み続けてきた荻窪を離れ、年内に湘南の平塚市に転居

する決断をした。カズコさんが特養に移って私たち夫婦だけの2人暮らしとな

り、2世代住宅は広過ぎて維持が難しくなったのが主な理由だ。


平塚は妻の生まれ育った地で親戚や友達が沢山いるので、将来妻1人になって

も何かと心強いだろうとの配慮もある。


そのことをカズコさんに話したところ、「引っ越しは大変ね」と言うだけ。設

計段階からあれこれ気を配り、愛着があったはずなのだが、今はどんな家だっ

たかも覚えていないのが寂しい。認知症になってから「私は居候だから」が口

癖だった。この家は思い出の場ではなくなっている。



■まち・むらニュース


鹿児島県三島村 アイランドトレイル2days黒島


高低差のある自然のままに走るトレイルランニング。ミニ屋久島の異名を持つ

植生豊かな離島で、しかも2日間にわたって行われる珍しいレース。蝶が舞い、

花々が咲き乱れ、海と山両方の景色を堪能できる。

開催日:10月15日(土)?16日(日)(エントリー締切は9月15日)

場所:三島村黒島(鹿児島港からフェリー) 主催:三島村

問合せ:三島村定住促進課 TEL 099-222-3141

http://www.island-trail-kuroshima.jp/



札幌市 アシリチェプノミ?新しい鮭を迎える儀式?


アシリチェプノミとはアイヌ語で「新しいサケ」を意味する。サケは、アイヌ

の人々にとって大切な自然の恵みであり、神様からの贈り物。海から川に遡上

してくるその恵みに感謝を捧げる。会場ではアイヌの伝統料理も楽しめる。

開催日:9月11日(日) 場所:豊平川河川敷(南7条大橋上流左岸)

問合せ:アシリチェプノミ実行委員会 TEL 080-5581-0762

http://www.visit-hokkaido.jp/event/detail/603



コラム<象さんの散歩> 「とと姉ちゃん」と花森安治


今月で終わるNHKテレビ小説「とと姉ちゃん」が、前作「あさが来た」の

好評ぶりをしのぐ視聴率だとか。評判がいいのは、展開の速さ、演技陣の巧み

さなどと伝えられる。が、私の見どころは、もう一つ、『暮しの手帖』編集長・

花森安治のジャーナリストとしての姿勢にある。共感するところ大きい。

この『暮しの手帖』など、戦後を印象づける新しい雑誌が、ようやく市場に

出始めて、新聞記者を目指していた私は、戦前の誤った考えへの深い反省と、

くらし・市民を大切に、という声の雑誌や読物に惹かれていった。

『暮しの手帖』は新しい衣食住への提案、広告なしで自由闊達な商品テスト

など、わが意を得たジャーナリズムである。花森安治は、戦時中、大政翼賛会

宣伝部に。軍部の戦争遂行にかかわった、と悔い悩む。悪への強い姿勢、環境

問題への深い関心など、みごとな書きっぷり。あれこれ、思いが甦った。

そこへ、むの・たけじさん逝く。太平洋戦争時代、朝日新聞の特派員として

中国、東南アジアへ。“戦意高揚に駆り立てた責任”をとって終戦を機に記者

を辞める。秋田県で雑誌『たいまつ』を出す。戦争と平和への揺るがぬ信念に

惹かれたが、もう一つ、中央と遠く離れ、地域によって立つ、地域に根ざす、

その思いにも感銘、秋田県横手市へ訪ね、謦咳に接したことを思い出す。

そう、「とと姉ちゃん」の時代のジャーナリストに、すごい人が次々と登場

していた・・笠信太郎、桑原武夫、梅棹忠夫、丸山眞男・・ <川島正英>



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「奈良県十津川村」から・・

十津川村集落支援員さんのフェイスブックページをご覧ください。

ほぼ毎日、記事があげられて、村の日常が細やかに伝わってきます。

https://www.facebook.com/t2k.narajpn/about/?entry_point=page_nav_about_item

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コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅> お土産物

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富山県高岡市で、お土産物を審査する機会がありました。銅器をはじめとする

“ものづくりのまち”だけあって、民芸品・工芸品・食品・菓子と様々な力作

が並びます。私の大好きなお菓子の試食をさせていただきながら、ふと考えま

した。「そもそもお土産ってなんだろう?」美味しい、かわいい、だけでなく

その土地を紹介する情報伝達も重要。お土産の役割は大きいと実感します。

http://noguchi-tomoko.com/modules/yutoriaruki/details.php?blog_id=379



■編集室便り


?9月20日は「水のお話」です。?


「さんか・さろん」は、5月から、“日本のふるさと・飯山”シリーズを企画

しています。今年11月23日に長野県飯山市でスローライフ・フォーラムが開催

されるためです。


今回は日本の“川と水”の権威、尾田栄章さんの話。

わかりやすいユーモアあふれるお話しをご期待ください。

詳しくはこちらから↓

http://www.slowlife-japan.jp/modules/katsudou/index.php?page=detail&bid=310


・日 時:2016年9月20日(火)19時?21時

・会 場:クオリティKK・会議室マーキュリールーム

(千代田区麹町3?3KDX麹町ビル6F・地下鉄「麹町駅」からすぐ)

  http://www.quality.co.jp/company/map/map_tokyo.html

・テーマ:「日本の水、飯山の水」

・講 師:NPO法人渋谷川ルネッサンス代表 尾田栄章さん

(元建設省河川局長・第3回世界水フォーラムの事務局長)

・参加費:会員1000円、一般2000円(学生500円)どなたでも参加できます。

・申込み:9月19日までに下記へ。

  メールTEL 03-5312-4141 FAX 03-5312-4554



◇スローライフ・ジャパンへメールを送るときのお願い。



このスローライフ瓦版は、メールマガジン専用のアドレスからお送りしてい

ますので、このメールに返信していただいても事務局には届きません。

スローライフ・ジャパン、スローライフ学会、この瓦版への投稿などは

こちらまでお願いします。↓



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クオリティライフから・・・

「ぬか漬講座」9月24日(土)11時開始の部と、14時からの部があります。

ご都合のよい方を。ぬか床400グラムお土産付き、珍しいぬか漬の試食も。

お申込はこちら http://qwebm.quality.co.jp/mail/u/l?p=6r1g0jBWi0QZ

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■私たちはいつもスローライフの動きを応援しています。


鹿児島県

http://www.pref.kagoshima.jp/pr/koryu/index.html

岩手県遠野市

http://www.city.tono.iwate.jp/

和歌山県紀の川市

http://www.city.kinokawa.lg.jp/

奈良県吉野郡十津川村

http://www.vill.totsukawa.lg.jp/www/toppage/0000000000000/APM03000.html

奈良県

http://www.pref.nara.jp/

雲仙市

https://www.city.unzen.nagasaki.jp/

出雲市

http://www.city.izumo.shimane.jp/www/toppage/0000000000000/APM03000.html

日本テレネット 株式会社

http://www.nippon-tele.net/

クオリティ株式会社

http://www.quality.co.jp/

アース・デザイン・インターナショナル(edi)株式会社

http://www.edi.ne.jp/

株式会社サンクス・ツー

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