瓦版2018 .10.23第436号

ようやく、秋らしい季節に。来月・11月の「さんか・さろん」は「私の仕事」
シリーズが続き、早野 透さんのお目見え。きょうの「火曜日の鐘」で紹介さ
れたような、政治家の楽しい話などがたくさん登場することでしょう。

 

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コラム<火曜日の鐘> 早野 透(桜美林大学名誉教授)

漫画大好きだった政治家

加藤紘一さんという自民党の政治家を覚えておられるだろうか。ほぼ2年前
に、77歳で亡くなったのだが、政界はとりわけ「去るものは日々にうとし」。
ひところはYKKと称して「山崎拓、小泉純一郎、加藤紘一」の3人は知らぬ
ものはいなかったのに、このごろ政治記事に登場することはとんとない。
ぼくらの世代の政治記者には、とくに親しかった加藤紘一さん、実は漫画を
読むのが大好きだった。お気に入りは漫画誌『ビッグコミック』。そこに連載
される西岸良平『三丁目の夕日』やジョージ秋山『浮浪雲』(はぐれぐも)を
愛読していた。
『三丁目の夕日』は、実はぼくたちの世代そのもの、戦後の貧しい都会に生
きるこどもたちのいきいきした姿を描いた。『浮浪雲』は、江戸時代の宿場の
『夢屋』の棟梁ののびのびとしてこっけいな生活ぶりを描いていた。
加藤さんとぼくは、折々、国会議事堂内の食堂でランチを食べながら、両作
品は「スローライフの漫画版だよね」などと漫画論をかわした。
わたしが最近出した『国権と民権』(集英社新書)には、そんな懐かしい一
こまの思い出をつづっている。

 

学会コラム<緑と絆の木陰> 坪井ゆづる (朝日新聞論説委員)

 

「米寿」を祝う

 

10月で88歳になった母親の「米寿を祝う会」を催した。ふだん暮らしている
奈良から東京に呼び、首都近郊に住む親類に声をかけた。幹事としては10人程
度の会合のつもりだったが、みんな面白がって、弟夫婦、甥、姪、従兄弟、孫
ら20人に膨れあがった。銀座の中華料理店の個室が満杯になった。
これほど大勢の親族が一堂に会する機会は葬式くらいのもの。だから「喪服
でなく集まると楽しいね」「おめでたい席では笑えていいな」と盛り上がり、
ランチなのに紹興酒の瓶が次々に空になった。
せっかくの機会なので、近況報告をしあったところ、病気の話が出るわ出る
わ。「胃癌を患った」「食道癌を克服した」「先週、胆石を取った」。平均年
齢70歳を超えていたろうから、当たり前なのだけれど、深刻な会話の内容の割
に、だれもが元気なのには妙に感心した。
もうひとつ驚いたのは、それぞれの来歴だ。俳優、市会議員、日本ペンクラ
ブ会長、映像プロデューサー、音楽家、NG0職員などなど。官僚や銀行員と
いったお堅い人は、ひとりもいやしない。かなり変わった一族であることを改
めて確認しつつ、しこたま酔っ払い、「白寿」の宴席の幹事も引き受けた。

 

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■街角から畦道から

 

竹内 義昭 カズコさん(184)

 

小学校時代の同級生の親父さんが亡くなった。102歳での大往生だった。都心
の千代田区麹町で理髪店を営み、引退後は選挙管理委員長を務めたり、都心の
生き証人として大学で講演したりした地元の重鎮だった。

 

1年ほど前に近所の特養に入居した。頭はしっかりしていて他の入居者では話
の相手にならないと言っては職員相手に昔話を楽しんでいたそうだ。亡くなる
1週間前には寿司を食べたいと、出前を頼むほど元気だった。

 

突然のことではあったが、親の跡を継いだ私の同級生は「肩の荷が下りたよう
でホッとしたのが実感」という。最期まで親子で会話が出来ていたのがうらや
ましい。子供孝行の親父さんであった。

 

■まち・むらニュース

 

長野県飯山市 野沢菜漬け体験の日帰り旅

 

お隣りの野沢温泉村発祥の野沢菜を、収穫から漬けるまで体験する。切り漬け
(刻んで甘辛い醤油ダレに漬け込む)は、そのまま持ち帰りができ、塩漬けは
自宅に送ってくれる。昼食は飯山産の新米で、田舎料理も楽しめる。
日程:10月29日(月)?11月15日(木) 場所:信濃平(民宿)
代金:6500円 企画:一般社団法人いいやま観光局
問合せ・予約:http://www.tabi-tabi.com/plan/nozawana_3781.php

 

鹿児島市 錦江湾“SHOUCHU NIGHT”クルーズ

 

鹿児島の焼酎をクルージングで楽しむ。14の蔵元からの約80種の焼酎が飲み放
題。フードコーナーも充実しており、ジャズの演奏やマジックショーなども開
かれる。参加者の質問には、焼酎マイスターが答えてくれる。
日時:10月27日(土)17時30分受付、18時30分?20時30分
場所:桜島フェリーターミナル 貸切フェリー
料金:2500円(飲食チケット1000円分含む)
主催・問合せ:南九州酒販(株)TEL099-225-0280
http://www.nankyu.jp/shouchu-night-cruise2

 

コラム<象さんの散歩>

 

朝日新聞、がんばれ

 

朝日新聞が先週16日の朝刊に、安倍新政権の誕生を巡る世論調査の結果を報
じた。その一つに加計学園問題があり、「安倍首相や加計孝太郎理事長の説明
で疑惑が晴れたか」と。「晴れた」6%「晴れていない」82%。驚くべき数字。
だが、朝日新聞は数字を伝えただけ、ほかの追及はなかった。
国家戦略特区に選ばれ、国、愛媛県、今治市から優遇を受ける全国で唯一の
大学である。が、国会の追及に応えない。記者会見でも逃避姿勢。これに8割
の国民が疑念をもつた。6―82。政治を進める上で、この数字は大きい。安倍
政権は、どう考えるのか。新聞は、何も書かなくていいのか。
安倍政権に対する新聞・テレビの追及が弱くなった。安倍政権のマスコミ戦
略の巧さ、強さが伝えられるが、一方で、新聞・テレビの努力不足も否定でき
ない。今回の「加計学園」調査結果の報道も問題あり、だった。
もちろん、朝日新聞は「もり・かけ問題」で頑張ってきた。『権力と新聞の
大問題』(集英社新書)で、東京新聞の女性社会部記者とニューヨーク・タイ
ムスの前東京支局長からの評価は高い。何より先週の「新聞週間」に、日本新
聞協会賞が「財務省公文書の改ざん問題」で、朝日新聞の東京・大阪社会部に
贈られた。でも、だからこそ、期待も大きい・・ <川島正英>

 

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コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅> ワインライフ

 

ブドウ収穫の時期を迎えた北海道池田町を訪ねました。たわわに実る黒い小粒
のブドウは名産の十勝ワインになります。このブドウに魅せられて、会社勤め
を辞め、家まで建ててブドウ作りを始めた男性に会いました。自分のブドウで
ワインを。それを楽しみにする第二の人生です。急がないでゆっくり、実りと
熟成を待つ生き方。そこには良い友も集まります。これぞワインライフですね。
http://noguchi-tomoko.com/modules/yutoriaruki/details.php?blog_id=488

 

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