瓦版2019.11.5 第489号

ようやく秋らしい空に―。今月の「さんか・さろん」は、いつもの第3火曜日
ではなく、12月1日となります。“お出かけさろん”として練馬区での「世界
都市農業サミット」へ。詳しくは「編集室便り」をご覧ください。

 

・・・

 

コラム<火曜日の鐘> 長谷川八重(NPOスローライフ掛川)

Eバイクの可能性

 

山の木々が色づきはじめ行楽の秋の到来です。季節を身体いっぱいに感じる
のならば、Eバイク(電動アシスト付き自転車)の旅がおすすめです。渋滞や
駐車場の心配もなく環境にも優しいEバイク。近年、バッテリーの容量が増え、
走行距離が格段に長くなり、モーター小型化でスポーツタイプの新型ができた
ことで大変人気だそうです。
私も、初夏に富士宮駅から富士山に向かい、高低差320mを軽々と走り、白糸
の滝まで往復しました。地元のサイクリストにガイドしていただいたコースは
水の道。富士山からの豊富な水を農業・工業・観光に活かしている道を辿り、
土地の文化と誇りを知ることが出来ました。
2020年、オリンピック競技のロードレース決勝が静岡県で開催されることも
あり、県では「サイクルスポーツの聖地創造会議」を発足。走る目的地となり
うるための課題などを検証しています。伊豆の山間の楽しみ方やジオパークを
体感する旅、うねうねとアップダウンを繰り返す茶畑や農家の風景など、オー
ダーメイドの小旅行や研修にも向いています。
歩行の4?6倍の移動が可能で、パッと見て次へ移動する機動性と随意性は
まさしく“緩急自在”のスローツーリズム。とくにスポーツバイクはハードル
が高い一般層に、観光ツールとしてのEバイクの可能性を感じます。

 

学会コラム<緑と絆の木陰> 神野直彦(日本社会事業大学学長)

 

日本人の心

 

日本人は好戦的な国民だといわれる。日本人が大好きな時代といえば、戦国
時代だ。戦国時代を題材とするテレビ・ドラマはヒットするけれども、それ以
外の時代だと人気がない。そう考えると確かに、日本人は好戦的かもしれない。
戦争で残酷ではない戦争などない。とはいえ、イングランドのスコットラン
ドへの侵略戦争などと比べると、日本の戦国時代の戦闘は残酷度が低いのでは
ないかという印象をもっていた。
しかし、それに対する反論として、イングランドとスコットランドの戦争は、
民族も言語も宗教も相違している人間達の戦争であり、日本人のように民族も
言語も宗教も同じであるにもかかわらず、相互に憎しみ殺し合うことはなかな
かできるものではないと指摘される。そういわれると、二の句が継げない。
人間の精神とか、人間の心とか、あるいは人間の思想とかと表現される、人
間の存在を弁証するものの実態は、言語である。日本人は好戦的であるか否か
はともかく、少なくとも日本人は言語を同じくする仲間だという意識は低いよ
うである。
読売新聞の山口寿一社長の教えによると、活字文化は母国語を保護しようと
する意識の高いスカンジナビアやドイツでは崩れないそうである。活字文化が
崩れているのは、日本やアメリカのように母国語を保護しようという意識が低
い国だとのことである。アメリカにはそもそも母国語が存在するかどうかが疑
わしい。つまり、日本は母国語を保護しないというよりも、人間の精神、心、
思想を軽視しているといったほうがよいかもしれない。

 

▽▽▽▽▽▽▽▽

 

【逸村逸品】ひとこと紹介 ? http://www.facebook.com/slowlifej
福島県郡山市「クリームボックス」。人気のご当地スイーツで、市民のソウル
フード。ミルク風味のクリームがたっぷりと厚切り食パンにぬられています。
△△△△△△△△△△△

 

■街角から畦道から

 

藤井頼暁(熊本市) 「未知なる子どもの育て方」6?おしゃぶり攻防戦?

 

抱っこしたりおむつを替えたりしても泣き止まないときの最終の手段として、
おしゃぶりを与えることがあります。与えると一時は泣き止みますが、ミルク
ではないと分かると、手で取ったり吐き出したりしてまた泣き始めます。
こうなると私の出番です。口から外れたらすぐくわえさせたり、おしゃぶりを
少し引っ張ったり押したり 常にモゴモゴさせるようにすること1時間程度、
私の粘り勝ちでやっと寝てくれました。

 

■まち・むらニュース

 

・島根県奥出雲町 新そばまつり2019

 

収穫したばかりの新そばを地域の個性豊かな各店舗で味わえるほか、そば打ち
グループによる実演販売もおこなう。美しい紅葉や美肌の温泉とともに、年に
一度の旬の味を堪能できる。
開催日:11月2日(土)?17日(日)
会場:奥出雲町横田地区周辺のそば街道
問合せ:奥出雲町役場農業振興課 TEL0854-54-2513
https://okuizumo.org/jp/guide/detail/995/

 

・群馬県富岡市 第19回動楽市

 

クラフト作家たちの作品発表の場として企画された。飲食、ワークショップ、
音楽ライブなどの複合イベント。今回も布製品、雑貨、等々の出展、そして
リースや香り袋つくり体験ブースなど、県内外から100件近くの参加。
開催日:11月10日(日)10時?15時
会場:富岡市役所前広場しるくるひろば、おかって市場(富岡倉庫)
主催:動楽市実行委員会 問合せ:おかって市場 TEL0274-67-5373
http://do-raku-1.jugem.jp/?cid=23

 

コラム<象さんの散歩>

 

ラグビーW杯の秋

 

この秋、いやな季節が続いた。天候は、台風と大雨にたたられ、国内政治も
「東京五輪と札幌マラソン」があり、大臣の連続辞任とか大学入試の混乱・・。
それを吹き飛ばしてくれたのがラグビーW杯であった。
先週末の決勝戦。大歓声と大拍手の中、南アフリカとイングランドの戦いも
わが家は、息子・英樹は横浜のスタジアムへ、ZOUさんは妻・宏子とテレビ
の前に。もはや宏子の方が詳しくなった戦績とか選手の特色を聞きながら。
南アの鉄壁の守備陣。とにかく横一直線の緑のラインを越えさせない、一人
に対して二人のタックル、徹底している。「絆」というイメージが浮かんだ。
日本、いや世界を感激させての幕。スポーツだけでなく、文化まで揺さぶり、
新しく驚異的なファンをつくった。思いがけないフアンを掘り起こした。この
「瓦版」でもファン続々。<火曜日の鐘>に斉藤睦、丸岡一直、川島英樹さん、
<緑と絆の木陰>増田寛也、中村桂子さん、<街角から畦道から>乾正博さん。
それまでの卓論とは違った楽しい味わいの原稿を読ませていただいた。
さようなら、ありがとう、ラグビーW杯。優勝した南アフリカにZOUさん
の「緑と絆」杯を贈りたい。2006年6月6日、スローライフ学会の発会式で、
神野直彦学長が学会は「緑と絆の木陰」です、とあいさつ。この瓦版コラムの
タイトルのひとつが<緑と絆の木陰>・・・ <川島正英>

 

================= PR =====
「奈良県十津川村」から・・
来年1月12日(日)開催の「十津川村駅伝大会」、オープンチームの募集が始
まっています。総距離:37.6km、走ったあとの温泉は最高!参加しませんか?
https://www.vill.totsukawa.lg.jp/news/index.php?c=topics_view&pk=1540789606
=======

 

コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅> 龍神村で

 

和歌山県の「地域の魅力再発見研修会」で講師をしてきました。自治体職員や
住民の方々が集まって、楽しいワークショップとなりました。研修前に訪ねた
のが田辺市龍神村、美人づくりの湯で知られますが、それだけではなかった!
NPOが耕作放棄地にソバを作り、蕎麦屋を経営。もと中学校校舎で巨大シイタケ
の生産。特産の木を活かした高級家具づくりなど。私が研修を受けた次第です。
http://noguchi-tomoko.com/modules/yutoriaruki/details.php?blog_id=542

 

■編集室便り

 

▽11月の「さんか・さろん」は、12月1日(日)に開きます。
練馬区「世界都市農業サミット」へ、“お出かけさろん”です。

 

9月の「さんか・さろん」では、「ご期待ください!世界都市農業サミット」
ということで、妻木里恵さん(練馬区世界都市農業サミット担当課)と、
当NPO理事の斉藤睦さん(地域総合研究所所長、練馬区専門調査員)からお話をうかが
いました。
そのサミットの開催が近づいてきました。
せっかく学んだ催しですので、出かけてみようという企画です。
いつもは第3火曜日開催の「さんか・さろん」ですが、今回は翌月1日です。

 

▽12月1日(日)「お出かけさろん」概要?

 

11時00分 練馬駅北口広場集合
・ねりマルシェ(農産物物産市)見学
・ねりまワールドフェスティバル見学

 

13時45分・世界都市農業サミットシンポジウム見学

 

17時30分 解散(ご都合で退席ください)

 

※詳しくは次回の「スローライフ瓦版」で。
斉藤睦さんが段取りをしてくださっています。

 

※世界都市農業サミットパンフレット↓
https://www.city.nerima.tokyo.jp/kankomoyoshi/nogyo/summit.files/UrbanAgricultureWorldSummit.pdf

 

==== PR ====
クオリティソフトから・・・
【たまな商店】まぼろしのお米「旭一号」の新米が入荷しました!いま美味し
いと言われているお米のルーツで掛け合わせの無い原種米を無農薬・無肥料で
育てました。お米本来のサラリとした旨味が味わえます。>>>
https://tamana-shop.jp/motodaasahi/
=======

 

■私たちはいつもスローライフの動きを応援しています。

 

岩手県遠野市
http://www.city.tono.iwate.jp/
奈良県吉野郡十津川村
http://www.vill.totsukawa.lg.jp/www/toppage/0000000000000/APM03000.html
奈良県
http://www.pref.nara.jp/
雲仙市
https://www.city.unzen.nagasaki.jp/
飯山市
http://www.city.iiyama.nagano.jp/
出雲市
http://www.city.izumo.shimane.jp/www/toppage/0000000000000/APM03000.html
丹波篠山市
https://www.city.sasayama.hyogo.jp/
日本テレネット株式会社
http://www.nippon-tele.net/
シン・エナジー株式会社
https://www.symenergy.co.jp/
クオリティ株式会社
http://www.quality.co.jp/
アース・デザイン・インターナショナル(edi)株式会社
http://www.edi.ne.jp/
株式会社サンクス・ツー
http://www.thanks2.jp/

 

=======

 

最後までお読みくださって、ありがとうございました。
このメールマガジンへのご意見をお寄せください。

 

このメールは毎週火曜日の発行です。NPOスローライフ・ジャパンとの
ご縁を頼りにお送りしています。初めて受信される方も含めて、
お気軽にお付き合いください。

 

今後、このメールマガジンの送信が不要という場合、あるいはメール
アドレスの変更をご希望される場合もこちらへご連絡ください。

 

=======

 

Copyright(C) NPO法人スローライフ・ジャパン スローライフ学会

 

〒160-0002
東京都新宿区四谷坂町9?4 リカビル301
TEL 03-5312-4141  FAX 03-5312-4554
http://www.slowlife-japan.jp/