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きょうの「瓦版」も、コロナ、コロナが飛んで回る紙面となったようですね。
そんな中「まち・むらニユース」がうれしい。島根県雲南市の低速電気自動車
とか、和歌山県紀の川市の週末農業体験とか、気持ちを和らげてくれますね。
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コラム<火曜日の鐘> 川島英樹(せたがや文化財団)
緊急事態宣言下の自主研究
ニュー・ノーマルの生活で、自分に何か変わったことがあるか考えてみた。
コロナとまったく関係ないが、ゆで卵を毎朝食べるようになった。
朝食に卵をよく食べていたが、ゆで卵にすることは多くなかった。忙しい朝、
時間がかかるので、無意識に避けていたのではないかと思う。だが、焼くのと
違い、ずっと見張っている必要がない。そして、それゆえ、毎日出来上がりが
微妙に変化する。これがおもしろい。時間、温度、水の量など測って作れば一
定になるだろうが、そんなことはしていられない。そもそも卵のサイズだって
同じではない。結局、他の作業のかたわら、勘に頼ることになる。
どれくらいの固さに仕上げるか、諸家それぞれ美学をお持ちだろうが、私の
好みは「白身はしっかり固く、黄身はギリギリ流れださない程度に軟らかく」。
だが、それとても、その日の気分で変化する。つまりは、勘と気分が完璧に一
致した時、至福の瞬間が訪れるのである。
毎朝さながらギャンブルを楽しんでいる気分。はっきりしているのは、急い
てはことを仕損じること。気の焦りは、出来栄えの低下だけでなく、卵の破裂
をも招く。ゆっくり、ゆったり。要するにスロー。結論はスローライフである。
学会コラム<緑と絆の木陰> 増田寛也(東京大学大学院客員教授)
デジタルからリアルへの回帰
一年半ほど経過したコロナ禍で多くの事が変わった。ビジネス上の会議から
我が学会の「さんか・さろん」まで、オンラインでの開催が普通になった。デ
ジタル時代の到来と言われて久しいが、これまでは、厳然と存在するリアルの
世界のごく一部を便利にするためにデジタル技術を活用するというのが、一般
の感覚だったのではないか。これからは、まさに、怒涛のごとくデジタルの世
界が進展していくのだろう。人間の五感のうち視覚と聴覚を使うもの、例えば、
美術展や音楽会もデジタルの力によって届けられる日が来るに違いない。
一方で、今回のコロナ禍で、人や自然との触れ合い、物が届くことの有り難
さなどリアルの貴重さも実感することとなった。リアルの世界に生きる人間に
とって、現時点では、五感の中で触覚、味覚、嗅覚はデジタル技術での代替が
効かない。デジタル化の限界やデジタル化によって失われるものを、正確に理
解しておくことが重要になる。
私の会社でも、来年入社する社員の採用活動が本格化している(事実上、終
わりに近い)。面接は2年続きでオンライン。入社までほとんど会わないよう
だ。今年入社した社員は、同期の仲間との懇親の機会が全く無いという。コロ
ナ収束後どのように軌道修正するか、色々と思案している。
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【逸村逸品】ひとこと紹介 ~ http://www.facebook.com/slowlifej
京都市「和風黒七味カレー」。出汁がきいた和風カレーは丼、うどんにぴった
り。黒七味のスパイスが程よいバランスで、お手軽なレトルトパックです。
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■街角から畦道から
「互産互消」のスタートは
佐藤雄一(合同会社 互産互生機構代表社員、静岡県掛川市)
10数年前、京都府の日本海側、京丹後市間人(たいざ)地域に行ったとき、
さりげないけれど質の高い旅館の朝食に驚いた。カレイの干物ほかすべてが抜
群に旨い。静岡県に暮らすと、他県に比べて優位な食を愉しんでいるはずだ。
しかし京丹後のごく普通の食のレベルは、かなりのものだった。ところが、締
め括りのお茶は掛川の勝ち。京丹後の食材と掛川の緑茶を組み合わせれば、ど
んなに素晴らしいかと思った。
ここから「互産互消」という言葉が浮かんだ。「地産地消」はマーケティン
グ用語として一人歩きしている。しかし、食のすべてが揃う地域など希少だ。
ないものは、ないのである。組み合わせて、交流して、豊かな食生活が実現で
きる。行政のいうところの姉妹都市交流よりも、「互産互消」に向けた交流を
実現していくことが、旧くて新しい、有意義な地域交流のカタチになるはずだ。
※写真は佐藤雄一さん
鳥のさえずり 鈴木祐一(東京都武蔵野市)
自宅前の公園の、鳥のさえずりの声で目覚めました。ちょうど今頃、小鳥た
ちのさえずりが盛んになる季節。ふと、鳥は何故さえずるのだろう?と思いま
した。人間と同じ、エンゲージメントの意味なのかなあ、などなど。
調べると・・・。“さえずり”というと、小鳥の鳴き声の意味と思われてい
る方が多いかと思います。もちろん私もそう思っていましたが、実は、“さえ
ずり“は、繁殖に関わる鳴き声と定義されています。ええ?驚き!これに対し、
仲間同士の合図の声、例えば「ここにいるよ」という存在を知らせる声や危険
を知らせる声のことを、“地鳴き”と呼ぶんだそうです。例えば、ウグイスの
「ホ~ホケキョ」は、“さえずり”で、「チャ、チャ」 というのが、“地鳴
き”なんだそうです。「チャ、チャ」、私はあまり聞いたことがないなあ。
これも、スローライフの時空なのかも。
■まち・むらニュース
・島根県雲南市 スローモビリティの実証運行
時速19kmで走行する低速電気自動車が木次町で実証運行中。高齢者の利便性
向上、新たな移動手段を模索して3ルートで運行している。市とヤマハ発動機
の連携・協働で期間中は無料で乗車できる。
運行期間:6月30日(水)まで(土日も運行)
運行時間:9:30~16:55の間、1時間30分間隔
問合せ:雲南市政策企画部政策推進課 TEL0854-40-1011
https://www.city.unnan.shimane.jp/unnan/kurashi/machidukuri/kikakushien/kisuki_slow_mobility2021.html
・和歌山県紀の川市 週末農業体験
プロの農家の方たちのもとで、週末に楽しみながら1年を通しての農作業が体
験できる。紀の川市ならではのフルーツや野菜の5種のプログラムは、種まき
から植え付け、収穫までで3~4回の体験回数となる。
集合時間:9時30分 集合場所:道の駅青洲の里 華別館前
参加条件:大人(中学生以上)および小人(小学生)
持参物:長袖・長靴・手袋・タオル・飲み物など
問合せ・申込み:道の駅 青洲の里 TEL0736-75-6008
http://seishu.sakura.ne.jp/nogyotaiken1.pdf
コラム<象さんの散歩>
「十津川村フォーラム」いよいよ
世のすべてが沈み込むとき、わがNPO・学会にとって、明るい、すばらしい
舞台の登場である。奈良県十津川村で秋に開く「フォーラム」。その打ち合わ
せ会議を先週末に開いた。三つのチームの担当者が、オンラインで。
このスローライフ・フォーラムは、昨年秋に予定、コロナで延期したもの。
わがNPO・学会は、そもそも12の「村」を遺して頑張る奈良県に共鳴、2010年
から奈良県内三つの村で活性化のお手伝い、2013年に川上村で「村に暮らす」
フォーラムに協力した。こんどのフォーラムも、それにつながる。
打ち合わせは、奈良県庁と十津川村役場とわが事務所と、私はわが家から、
分かれてだったが、首尾上々の運びだった。企画意図、テーマ、開催日などの
大枠の話はうまくまとまりそう。だが、引き締めて検討すべき問題もいくつか。
村の方々と一緒に行う分科会、見学・視察コース、「夜なべ談義」など、しっ
かり話し合っていきたい。東京での勉強会・講演会を行うか、なども。
何より難問は、万全のコロナ対策ができるのか。論議も、アフター・コロナ
の政治経済をどう予測して組み立てていくのか・・ <川島正英>
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「奈良県十津川村」から・・
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、長期臨時休館だった公衆浴場などが
6月1日から、営業再開です。公衆浴場「滝の湯」「泉湯」「庵の湯」、昴の
郷温泉保養館「星の湯」、歴史民俗資料館をどうぞご利用ください。
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コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅> コースを変えると
遠出はできませんが、散歩や日常の買い物には行きます。私は車を持たない暮
らしなので、もっぱら歩きます。いつもの道でなく違う道を行くと、いろいろ
な発見があります。面白い看板、綺麗なコケ、高層ビル下のお稲荷さん、「釣
り地蔵」という名のお地蔵さん、「オリンピックファイヤー」という名のバラ、
落ちたタイサンボクの雌しべ、小さな“めっけもん”がうれしい今です。
https://noguchi-tomoko.com/post-7879/
■編集室便り
▽6月15日の「さんか・さろん」は「互産互消」のお話。
講師の佐藤雄一さんは、ツーリズムや商品開発のプロデューサーです。静岡県
掛川市で「スローライフ・フォーラム」を開いたとき活躍されました。
地元のものを地元で消費する“地産地消”にとどまらず、その精神は保ちなが
らも地元だけでなく地域がお互いの強みを活かして支え合う生産・消費の仕組
みについてお話いただきます。
ないものを補い合う交易的関係、ただの売り込みではない互いの利益を思いや
る関係。佐藤さんたちは“互産互消”と呼んでいます。実例に基づいての具体
的なお話、お楽しみに!
・日時:6月15日(火)19時からzoom開催です。
・タイトル:「互産互消という、旧くて新しい地域間交流のカタチ」
・講師:佐藤雄一さん(合同会社互産互生機構代表社員)
※添付写真。今回の「街角から畦道から」コーナーにも投稿があります。
・申込:6月12日までにメールで slowlifej@nifty.com
詳しくはこちらから↓↓
▽スローライフ学会会員にどうぞ
スローライフ学会の会員になると、「スローライフ瓦版」に投稿できるほか、
「さんか・さろん」などの割引があります。どなたでも会員になれますので、
この機会にぜひお申し込みください。初めての方はこちらからどうぞ。
年会費は、5000円。(2021年4月~22年3月)
会員は「さんか・さろん」参加費一回1000円です。
ただし、3000円お支払いいただければ、何度でも参加できます。
何度もご参加予定の方は、5000円+3000円=8000円を、下記の口座へお振込み
ください。
それ以外は、一回ごとのお支払いに。途中入会でも、同様の金額となります。
なお、スローライフ学会員外の方の「さろん」参加は一回2000円、学生は無料
です。
※「さんか・さろん」9月までの予定はこちらから
https://www.slowlife-japan.jp/2021/04/05/%ef%bd%93-3/
【振込先】
ゆうちょ銀行 振替口座 00190-4-595293 スローライフ学会
※他金融機関からのお振込みの場合は
店名:〇一九(ゼロイチキュウ)店、預金種目:当座、
口座番号:0595293、スローライフ学会 まで。
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クオリティソフトから・・・
【たまな商店】シャリシャリ美味い!トロトロ甘い!農薬を使っていないので
生のまま丸ごとかぶりつける甘みたっぷりの新玉ねぎ。FATTORIA AZZURRO前田
さんの自然栽培玉ねぎの受付開始! https://tamana-shop.jp/maedatamanegi/
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■私たちはいつもスローライフの動きを応援しています。
奈良県吉野郡十津川村
https://www.vill.totsukawa.lg.jp/
奈良県
http://www.pref.nara.jp/
雲仙市
https://www.city.unzen.nagasaki.jp/
飯山市
http://www.city.iiyama.nagano.jp/
出雲市
http://www.city.izumo.shimane.jp/
丹波篠山市
https://www.city.sasayama.hyogo.jp/
日本テレネット株式会社
シン・エナジー株式会社
https://www.symenergy.co.jp/
クオリティソフト株式会社
アース・デザイン・インターナショナル(edi)株式会社
http://www.edi.ne.jp/
株式会社サンクス・ツー
http://www.thanks2.jp/
中島プレス工業有限会社
https://www.nakajimapress.jp/
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