如月。「節分と針供養」。

「節分と針供養」

2月3日は節分。4日は24節気で「立春」をむかえます。暦の上では春、と言われますが、まだまだ寒い日が続きます。でも確かに梅の花はほころびはじめ、地中でも春を待つ芽吹きが力を蓄えています。節分のお福さんと鬼の面、豆、ヒイラギとともに設えたのは「針供養」。地域によっては12月8日に行われますが、関東では2月8日。曲がったり、折れたりした縫い針を、柔らかい豆腐やこんにゃくにさして、針をねぎらいます。

作・文 丸山薫(心葉主宰)