「曲水宴」またの名は「めぐりみずのとよのあかり」

曲水宴(ごくすいのえん)

庭園につくられた幅の狭い曲がりくねった小川に、盃を乗せた木製の水鳥を流し、川岸に座った参加者が、自分の前に盃が流れ着くまでに和歌を詠む。中国由来のそんな遊びが平安時代から天皇や貴族によって主催されてきました。もともと3月3日に行われてきましたが、現在では全国各地で4月や5月にも行われています。

曲水宴「めぐりみずのとよのあかり」とも呼ばれます。美しい名前ですね。「豊の明り(とよのあかり)」とは、儀式後の宴、宴会のことです。

文・室礼:丸山薫(「心葉」主宰)