瓦版 2022.7.5 第626号 増田寛也さんのコラム掲載

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猛暑、コロナに加え、台風も。さらに、参議院選挙が終盤へ。暑さや風に負け

ないで、冷静にきちんと投票を行いましょう。その結果が出た翌週の「さんか・

さろん」は坪井ゆづるさんに選挙総括をお願いしました。ご期待ください。

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コラム<火曜日の鐘>  吉田俊実(東京工科大学名誉教授)

 

もういい加減にして!

 

森喜朗元首相がいまだにわかっていない。女性蔑視発言は国際的にも批判を

浴び、オリンピック組織委員会会長を辞任する原因となったのに、6/7に開

かれた自民党議員パーティで「女の人はよくしゃべると言っただけだ。本当の

話をするので叱られる」とか「本当の話を政治家がしないから世の中おかしく

なっている」とか言いたい放題。女性を自分たちより下に置いてそのうえで、

「わきまえている女性たち」もいると言ったことを忘れちゃったのかしら。

自民党議員パーティでの発言と聞くとさらに絶望的気分。これを聞き流せる

議員の意識は森さん程度かもという疑念にかられる。西村康稔議員の「世界美

人図鑑」や、石井章議員の「顔で選んでくれれば一番」発言から細田衆院議長

のセクハラ疑惑まで同じ土壌の産物。政治家たちにはこの土壌の住み心地がよ

ほど良いとみえるけど、確実に日本が沈没する沼。もういい加減にして!

 

 

 

学会コラム<緑と絆の木陰>  増田寛也(日本郵政社長)

 

地方自治体もさまざま

 

先週金曜日、当学会の野口さん、シン・エナジーの乾さんと共にフォーラム

に参加。テーマは「サスティナブルコミュニティの実現」。基調講演の石田秀

輝東北大学名誉教授は、「新自由主義的成長が限界点に達し、地球環境や生物

多様性などに深刻な影響。2050年のカーボンニュートラル実現には、ライフス

タイルそのものを変えることが不可欠」として、移住した鹿児島県沖永良部島

で自ら展開している小規模多機能自治、自足社会、島自慢!といった活動の様

子を紹介。スローライフの実践者に脱帽!また、エネルギー自給率100%に挑戦

している秋田県大潟村の高橋村長、岡山県真庭市の太田市長の話も、誠実な人

柄と大胆な挑戦への強い意志が見え、とても刺激的だった。

翌日土曜日、京都の大学で地方自治の集中講義。ケーススタディでとりあげ

たのは、コロナ禍の中で市民に一律5万円の現金給付を公約し現職を破って当

選した新人市長が、その後、予算案を議会で否決され、市政が混乱しているケ

ース。市長として今なすべき事を学生達と議論。どちらも日本の地方の現場で

直面している問題だが、片や目先の利益優先、他方は次世代の責務を懸命に果

たそうとする姿である。いずれも住民の選択の結果であり、地方自治の難しさ

でもあると思う。それにしても、京都は暑かった!

 

 

 

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広島県府中市「にく佃煮(にくだにい)」。朝びき鶏で知られる鶏肉専門店の

オリジナルかしわそぼろ。ご飯にのせて、噛むほどにうまみが出てもう一膳。

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■街角から畦道から

 

ソーラーシェアリングで儲かる農業へ

田嶋義介(神奈川県秦野市在住 島根県立大学名誉教授)

 

6月21日の「さんか・さろん」シン・エナジー(株)乾 正博氏のお話への

感想です。

私は今、神奈川県箱根山麓の大井町にある1789年(寛政元年)創業の老舗酒

蔵、井上酒造がSDGsの実現を目指して、ソーラーシェアリングで酒米を作り、

太陽光で発電した電力を使い、脱炭素日本酒を醸造。江戸期の農政家、二宮尊

徳の教えにちなんで「推譲」と名付けて販売しているという話を、全国町村会

の機関誌『町村週報』の巻頭コラムに、8月に載せるべく取材をしています。

ソーラーシェアリングは、営農型太陽光発電システムと呼ばれ、水稲の上に

太陽光パネルを高く置き、太陽光が水稲に届くようにして、水稲栽培と太陽光

発電を両立させたものです。日本の中山間地は全国の約7割。エネルギーの地

域分散の必要性が叫ばれる今日、ソーラーシェアリングを全国の中山間地域に

広げ、売電と作物で「儲かる農業」を実現させるべきだと思います。幸い、環

境省はソーラーシェアリング普及に補助金を出しています。乾氏の方でも普及

させてほしい、と思いました。

 

 

ふるさとを求めて④ 「驚き・発見」があるところ

中谷美南子(東京都三鷹市 「飯山 蛍の宿を守る会」事務局)

 

親戚知人などのご縁はないのに、いきなり始めた飯山市奈良沢地区での生活。

毎日が新鮮で、驚き・発見の連続だった。息子が小学校に通い始めて二日目、

いきなり集団下校となった。熊が近くに出たからだ。慌てて熊除けの鈴を買い

に走った。

夜、大きい音をたてながら網戸に寄ってきた虫。都会に住む感覚でゴキブリ

と思い駆除しようとしたら、なんとカブトムシだった。ひと悶着して捕まえた

カブトムシを「ならざわ君」と名付け、ひと夏飼育した。

放課後には、学校で仲良くなった同級生が一人、二人、三人と毎日増えて遊

びに来る。そしてどの遊びを始めても、最後は必ず水遊びになり、みなびしょ

濡れになってアイスを食べて帰る。

知り合いが増えると、毎日新鮮な夏野菜が玄関に届く。大変ありがたいのだ

が、その量がすごい。きゅうりを一度に80本いただき慌てたが、ネットでレシ

ピを調べ、何とか消費した。

奈良沢生活から得た「驚き・発見」の全てはここで書きつくせないが、一つ

一つ何よりも大切な思い出だ。写真もご覧ください。

 

 

■まち・むらニュース

 

・長野県飯山市 柱松柴燈神事(はしらまつさいとうしんじ)

 

天下の奇祭として知られ、3年に1度おこなわれるこの神事は、重要無形民俗

文化財に指定されている山伏の修験行事。当日は朝から例祭行列や、神輿渡御

などがあり、最後には雑木を山ブドウの蔓で束ねた柱松のてっぺんの尾花に、

火打石で火を点ける火祭り行事だ。

開催日:7月17日(日)  場所・問合せ:小菅神社TEL0269-65-3542

http://kosugejinja.jp/about/shrine/

 

 

・千葉県佐倉市 風車のひまわりガーデン

 

オランダの画家ゴッホにちなんで命名されたひまわり「ビンセント」、約1万

5千本がオランダ風車と青空を背景に咲きひろがる。期間中、印旛沼遊覧の観

光船運航や、ひまわり1本100円での摘み取り(一人2本まで)もできる。

開催日時:7月9日(土)~31日(日) 9時~16時

場所:佐倉ふるさと広場(京成佐倉駅からバス)

主催・問合せ:佐倉市観光協会TEL043-486-6000

https://www.city.sakura.lg.jp/soshiki/sakuranomiryoku/event_kanko/3597.html

 

 

 

コラム<象さんの散歩>

 

久しぶりにプロ野球を観戦

 

先週、後楽園球場で、パ・リーグのロッテ対ソフトバンク戦を観た。いや、

「鷹の祭典2022」を観た。いや、正確には、観せてもらった。

ソフトバンクは破れたが、ゲームセット後に、にぎやかな祭典。この催しは

観客に豪華贈り物を振る舞うソフトバンクのフアン・サービスである。象さん

も、孫正義社長の心使いに預かって、毎年、特別席で見せてもらう。

コロナ禍で、3年ぶり。毎回、おつきあい頂くソフトバンク役員の青野史寛

さんと一緒に観戦。日常と別世界のすばらしい一夕を味あわせてもらった。

「孫ちゃん」とは、彼が米国から帰って10年間のおつきあい。学者、政治家、

経済人・・役立つ人材を紹介。こちらは、世界観を学ばせてもらった。

いまも、孫ちゃんの仕事の方は、全く承知しない。大変なピンチとも聞く。

お礼の手紙には「逆転満塁ホームランを」と書こう・・・<川島正英>

 

 

 

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「奈良県十津川村」から・・

猛暑のなか、訪れたいのが標高1000m付近に鎮座する玉置神社。杉の巨木とひ

んやりとした冷気に包まれています。パワースポットと言われ、人気の場所で

す。駐車場から本殿まで結構歩きますので、それなりの靴や飲み物の準備を。

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コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅>  上下の翁座

 

上下(じょうげ)、広島県府中市のこの町は江戸時代石見銀山の銀を運ぶ銀山

街道の宿場として栄え、天領とされていたとのこと。昔の白壁の家が並び、ガ

イドさんは「ここはお金持ちが多かったので」という言葉を繰り返します。町

民が自分たちで楽しむために造った芝居小屋「翁座」も残ります。道路に出さ

れた「道をお聞きください」という看板に、自分も豊かな気分になりました。

https://noguchi-tomoko.com/post-8786/

 

 

 

■編集室便り

 

▽7月19日の「さんか・さろん」は

坪井ゆづるさんです。

 

参議院選後、今回の選挙を振り返りながら日本の今後を語っていただきます。

坪井ゆづるさんは当NPO理事、朝日新聞論説委員、夕刊コラム「素粒子」担当。

歯切れのいい論評で知られ、選挙に向けての党首討論会でも質問役を・・。

 

・日 時:7月19日(火)19時~21時

・タイトル:「選挙に見る、いまの日本、これからの日本」

・方 法:zoomで

・参加費:スローライフ学会会員1000円、一般2000円。

・申込み:7月16日(土)までにメールでお申し込みください。

slowlifej@nifty.com

 

 

▽6月の「さろん」乾さんのお話を

YouTubeでご覧いただけます。

 

6月21日開催の、シン・エナジ―(株)代表取締役社長 乾 正博さんのお話、

「再生エネルギーで持続可能なコミュニティを」はこちらから視聴できます。

↓↓↓

https://www.youtube.com/watch?v=FY1dgnx-1GI

 

 

▽オンライン写真講座のお知らせ

 

当NPOの事務局・野口智子の夫・金井紀光さん(写真家)の、公開講座です。

金井さんは長年、地震、豪雨など国内の災害を取材してきました。

「被災地で見て聞いて感じたことは、災害によって浮かび上がる社会の矛盾や

歪みでした。高齢化、格差、町の空洞化など、今の社会が抱えている問題が、

災害の現場にあぶり出されていました」と語ります。

写真に興味のある方、災害から社会を考えたい方、ぜひご参加ください。

 

・日 時:7月23日(土)19時~21時

・タイトル:「災害の記憶~未来を予想するために~」

・講 師:金井紀光

・参加費500円。現代写真研究所主催。zoomで。

・ご案内: https://kouza20220723.peatix.com/view

・申込み:下記へメールか電話でお申し込みください。

現代写真研究所事務局 jimukyoku@genken.ac

電話 03-3359-7611(月~土 13時~18時)

※参加費は上記事務局からご案内のところに支払う形となります。

 

 

▽新年度の会費をお願いします。

 

スローライフ学会会員の方は4月からの会費をお願いします。

・年会費は、5000円。(2022年4月~23年3月)

・会員は「さんか・さろん」参加費一回1000円です。

ただし、3000円お支払いいただければ、年間何度でも参加できます。

「さろん」のプログラム(半年分)はこちらから。

↓↓↓

https://www.slowlife-japan.jp/2022/04/26/%ef%bd%93-113/

 

なるべく5000円+3000円=8000円を下記口座へお振込みください。

年会費のみの場合は、「さろん」参加費をその都度お支払いいただくことにな

ります。

 

・まだ会員でない方は、ぜひこの機会にご入会ください。「スローライフ瓦版」

に投稿できるほか、「さんか・さろん」などの割引があります。どなたでも会

員になれます。

 

・スローライフ学会員以外の方の「さろん」参加は一回2000円、学生は無料。

 

【振込先】

ゆうちょ銀行 振替口座 00190-4-595293 スローライフ学会

 

※他金融機関からのお振込みの場合は

店名:〇一九(ゼロイチキュウ)店、預金種目:当座、

口座番号:0595293、スローライフ学会 まで。

 

詳しくはこちら

↓↓↓

https://www.slowlife-japan.jp/2022/04/06/%ef%bd%93-106/

 

 

▽この瓦版のメールは送信専用です。

 

スローライフ・ジャパン、スローライフ学会にご用の方は、この瓦版に返信せ

ずに、下記にお願いします。

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slowlifej@nifty.com

 

 

 

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■私たちはいつもスローライフの動きを応援しています。

 

奈良県吉野郡十津川村

https://www.vill.totsukawa.lg.jp/

奈良県

http://www.pref.nara.jp/

雲仙市

https://www.city.unzen.nagasaki.jp/

飯山市

http://www.city.iiyama.nagano.jp/

出雲市

http://www.city.izumo.shimane.jp/

丹波篠山市

https://www.city.sasayama.hyogo.jp/

日本テレネット株式会社

http://www.nippon-tele.net/

シン・エナジー株式会社

https://www.symenergy.co.jp/

クオリティソフト株式会社

http://www.qualitysoft.com

アース・デザイン・インターナショナル(edi)株式会社

http://www.edi.ne.jp/

株式会社サンクス・ツー

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中島プレス工業有限会社

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