瓦版 2023.1.31 第656号 坪井ゆづるさんのコラム掲載

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きょうの瓦版には、統一地方選挙の話題が並びました。いまは、雪とか寒さの

ニュースが多いですが、桜とともに、選挙の話も色づくのでしょう。いまから

国会や地方政治の動向を、注意深く見つめていきたいものですね。

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コラム<火曜日の鐘>   吉田俊実(東京工科大学名誉教授)

 

民意

 

統一地方選挙が近い。知り合いの農業青年も市議に出馬するようだ。農業と

都市部の人々との暮らしについて、彼は明確なビジョンを持っている。それに

賛同する人々もいる。つまりに彼は応援する人々の民意を代表しているのだ。

しかし、明確に民意を代表していると言える候補者ばかりではない。うちは親

の代から○○党だし、○○さんの息子が出馬するから。結局、よくわからない

から選挙に行かない。誰が当選しても同じ。そんな感覚が低い投票率の一因。

民意はどう政治に反映できる?いや、民意を醸成することがまず大事。このま

まじゃ、幽霊民意による独裁体制誕生だよね。もう誕生しているかも。どうし

たら民意をまとめ、政治に反映できるのか。それを真剣に考えている青年に出

会った。学生らしい遊びを棚上げし24歳で奮闘している彼とその仲間を見ると、

おばさんはこんな政治状況を作り出した世代の責任を痛感して申し訳なく思う

のです。こういう若者たちの肩に未来はあるんだよね。頑張れ! 彼が興した

会社は「リキタス」https://liquitous.com/ ぜひ見てください。

 

 

 

学会コラム<緑と絆の木陰>   坪井ゆづる(朝日新聞論説委員)

 

統一地方選を前に質問です

 

春の統一地方選を前に前回、4年前を振り返る質問を2つ。

問1 次の数字はある「連続記録」です。それは何か。

栃木は11回、青森、群馬、長野は10回、秋田9回、山形、石川7回。

問2 4年前の統一地方選の41道府県議選では全945選挙区のうち約「?」

割の選挙区が無投票でした。?は次のうちどれか。「3」「4」「5」

答えを聞いて、そんなにあるのかと驚くか、そんなものだろうと思うか。

問1の答えは前回の県議選まで投票率が過去最低を更新し続けている回数。

栃木は1979年以来、11回連続して投票率が過去最低。79年は大平正芳内閣の

時代であり、世界ではソ連がアフガニスタンに侵攻した年だ。その後の国内外

の有為転変の激烈さに比べて、栃木県民の県議選への関心の低下のなんと一途

なことか。国政選挙では投票率の高い傾向のある青森、群馬、長野の10回連続

も、秋田の9回連続にも、のけぞる。

問2の答えは「4」。39・3%にあたる、371選挙区が無投票だった。総定数

2277のうち612人(26・9%)が無投票で当選した。いずれも記録が残る1955

年以降で最多。だが、この4年間、県議選の選挙制度の抜本的な見直しはなか

った。ということは、今回も記録が更新されてゆくのかな。

 

 

 

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■街角から畦道から

 

「効率化」か地球の未来か

栗田田鶴子(静岡県下田市 スローライフ学会会員)

 

伊豆下田では「広域ゴミ処理計画の是非を問う住民投票条例」の請求が行わ

れ、これから議決が行われます。行政側は「人口減少等で自治体単独での運営

は非効率である」として、下田市、南伊豆町、松崎町、西伊豆町のごみ焼却を

下田市で行うと基本構想で定めました。自治体の財政悪化等により、市町単独

でのゴミ処理は不可能という認識です。そこで市民グループが下田市に直接請

求権(有権者の1/50)を行使し、住民投票条例の制定を求めたのです。

温暖化でCO2削減が急務となっているこの時代に、ゴミを減らすのでなく、

逆に「一定量を確保」し燃やすという矛盾、建設地直下には中学校や認定子ど

も園があり健康被害が心配など、様々危惧する声も。

この条例制定により議論が深まり市と市民が工夫し、協力しあって良い方向

に進むことを望んでいます。

 

 

お年玉付き年賀はがきで夢見心地

小松崎いずみ(埼玉県越谷市・中島プレス工業(有))

 

昨年12月に入ると、ポツポツと様々な理由から年賀状を廃止するという連絡

が入ったが、例年通りの枚数で注文した。新年、ポストに輪ゴムで止められた

年賀はがきを見るのは楽しみ。仕事始めには従業員にも見てもらう。

「今年は、確率高いんじゃない?」と誰かが言った。お年玉年賀付きはがき

の1等は現金30万円であることがわかり、社内は30万円が当たったかのように

明るいムード。「飲み会できるね」「焼肉がいい!」「作業着も変えたいよね」

と、声があがるたびに、従業員の日ごろの希望が声に出る・・・当選を祈りな

がら私は机に戻り事務員の検索結果を待った。

事務所からサーっと誰もいなくなった気配を感じ、私も事務所へ走った。机

にポツンと置かれた年賀状の束“全部ハズレでした”の文字。

来年も、年賀状を書こうと決心した瞬間でした。写真もご覧ください。

 

 

■まち・むらニュース

 

・奈良県吉野町 金峯山寺「節分会・鬼の調伏式」

 

金峯山寺の節分「鬼の調伏式」は「福は内、鬼も内」と唱え、全国から追われ

てきた鬼を迎え入れ仏道にいざなう、という全国でも珍しい節分だ。福豆まき

の抽選会では豪華景品が多数だされる。

開催日時:2月3日(金)10時~  場所:金峯山寺蔵王堂

拝観料:大人800円、中高生600円、小学生400円

問合せ:金峯山寺 TEL0746-32-8371

https://yamatoji.nara-kankou.or.jp/01shaji/02tera/04south_area/kimpusenji/event/8d41f7817l/

 

 

・高知市帯屋町 帯屋町 大おかみさん市

 

高知市の中心街で長年続いている「おかみさん市」、今回は高知県内の日高村、

仁淀川町、須崎市、佐川町、大川村、四万十市、梼原町などのおかみさんと美

味しいものが大集合してにぎわう。「はちきん」、土佐の女性たちの面目躍如だ。

開催日時:2月12日(日)11:30~16:00  場所:帯屋町壱番街商店街

問合せ:高知県中小企業団体中央会 TEL088-845-8870

 

 

 

コラム<象さんの散歩>

 

国会、論戦始まる

 

通常国会は、先週の衆院本会議の代表質問から論戦に。岸田首相の施政方針

演説での「防衛増税」に対して、それぞれの立場を明らかにさせた。

「立憲」は、施政方針演説で「増税」の言葉を一切使わない増税隠し演説と

批判、「共産」は、防衛増税批判から衆院解散までを論じた。「日本維新」は、

安倍政権下の与党寄りの姿勢を改め、立憲民主党と共闘する。逆に「国民民主」

は、政府予算に賛成し、代表質問でも「対決より解決」を強調した。

それぞれ、なるほど、とうなずかせる論調で、やはり岸田政権後へ、意識が

動きはじめたのだろう、と思わせる。加えて、与党、自民党の各派ごとの動き、

思惑が、あれこれも出てくるだろう。論戦をしのぐ興味も・・・・ <川島正英>

 

 

 

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「奈良県十津川村」から・・

村では「切り干し芋」のことを「ほしかいも」と呼びます。このほど谷瀬集落

では奈良女子大生の応援を得ながら、この作業が行われました。地元産のサツ

マイモを蒸して薄切りに。これから寒風で2週間ほど干すと出来上がります。

(写真提供・奈良女子大学)

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コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅>  女性たちの地域おこし発表

 

高知県女性商業者の活動事例発表会に行ってきました。菊芋を商品化している

グループ、地域に伝わる伝説を活かした商店街、焼き肉のタレにこだわってい

るところなどなど、活動は様々です。発表も多様、模造紙に写真を貼っての発

表、スピーチの録画、紙の資料すらないところ。パワーポイントで滞りなくと

いう発表が多い昨今、その多様な発表が実に新鮮で良かったのでした。

https://noguchi-tomoko.com/post-9412/

 

 

 

■編集室便り

 

▽「さんか・さろん」のまとめをご覧ください。

 

ご都合で参加が叶わなかった方、事務局がまとめた内容をご覧いただけます。

・1月17日、スピーカー:増田寛也さん「今年もスローライフを考えながら…」

↓↓↓

https://www.slowlife-japan.jp/2023/01/22/s-94/

 

・昨年12月20日、スピーカー:奈良女子大学・室崎千重さんと、ゼミ生7名。

「学生が語る十津川村谷瀬とむらづくりの魅力」

↓↓↓

https://www.slowlife-japan.jp/2023/01/19/%ef%bd%93-198/

 

 

▽「さんか・さろん」や「スローライフ瓦版」にご意見を。

 

このNPOスローライフ・ジャパンは今年の秋、20周年という一つの区切りを

迎えます。組織をどうするか、「さんか・さろん」をどうするか、このメルマ

ガをどうするか?活動全般を見直す時でしょう。

 

「さろん」で、皆でこういうことを話したい、この人の話を聴きたい。

「瓦版」は、こうしていきたい、こうなるといい。

そんな具体的なご意見をお待ちしております。

ご連絡はこちらまで

↓↓↓

slowlifej@nifty.com

 

 

▽この瓦版のメールは送信専用です。

 

スローライフ・ジャパン、スローライフ学会にご用の方は、この瓦版に返信せ

ずに、下記にお願いします。

↓↓↓

slowlifej@nifty.com

 

 

 

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■私たちはいつもスローライフの動きを応援しています。

 

奈良県吉野郡十津川村

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奈良県

http://www.pref.nara.jp/

雲仙市

https://www.city.unzen.nagasaki.jp/

飯山市

http://www.city.iiyama.nagano.jp/

出雲市

http://www.city.izumo.shimane.jp/

丹波篠山市

https://www.city.sasayama.hyogo.jp/

日本テレネット株式会社

http://www.nippon-tele.net/

シン・エナジー株式会社

https://www.symenergy.co.jp/

クオリティソフト株式会社

http://www.qualitysoft.com

アース・デザイン・インターナショナル(edi)株式会社

http://www.edi.ne.jp/

株式会社サンクス・ツー

http://www.thanks2.jp/

中島プレス工業有限会社

https://www.nakajimapress.jp/

 

 

 

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