瓦版2011.11.15第82号

週刊スローライフ瓦版 (2011.11.15 第82号)
発行:NPOスローライフ・ジャパン
スローライフ学会
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さあ、秋晴れの散策。きょう15日の「さんか・さろん」は、初めてまちへ飛び
出してのお楽しみ会です。都心の喧騒からやや離れた感じの松蔭神社、豪徳寺、
代官屋敷・・。ゆっくり世田谷線を乗り降りの旅。昼過ぎ2時に三軒茶屋駅へ
どうぞ。だれでも参加大歓迎。連絡は、090-7433-1741(野口智子へ)
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コラム<火曜日の鐘> 丸岡一直(社会福祉法人二ツ井ふくし会理事長)
~~~ 2011・北の野の秋模様
さまざまな異変が押し寄せ、不安がつのる1年でしたが、北の野の農家には
笑顔が戻りました。気まぐれなお天気や心のかっとうを乗り越え、稲の収穫に
手応えがあったからです。いろいろあっても、頼みは米。気分をよくしながら、
勢いを得て、TPPがらみの荒波に向かっていくことでしょう。
紅葉はいまいちでした。あたたかさが続き、朝夕の冷え込みが緩い。紅葉の
「紅」がさえません。ま、寒いよりいいかと慰めあうのですが。
ある集落で、畑に出没するクマが続けて4頭も猟友会の手にかかりました。
間近に見てみなが息をのんだそうです。「骨と皮ばかりだ」「かわいそうで、
見ていられない」。木の実が少なかった、では済まされそうにない異変です。
知らず知らずのうちに、容易ならざる事態に入っているのかもしれません。
私のキノコは、まずまずでした。
学会コラム<緑と絆の木陰>
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増田寛也(野村総合研究所顧問) お一人さま“おせち
年賀状の印刷やおせち料理の予約の広告が目立つようになってきた。暦では
あと一カ月と少しで年の瀬を迎えるが、まだ気分はとてもそこまで追い付かな
い。今年一年を震災の前後で分けると、震災前の1月、2月はまるで存在感が
ない。例年、正月は気分が華やぐが、来年はどんなものだろうか。
来年のおせち料理の予約では、ご近所や来客分も含めて5~6人用の予約が
好調とのこと。震災後に家族の絆やご近所とのつながりを重視する傾向を反映
してのことではないか、とある新聞が伝えていた。
一方で、「お一人さま」おせちも好調で、年末年始から遅れて帰省する息子
や娘のために、高齢の父母が予約するケースが多いと同じ新聞が伝えていた。
キリン食生活文化研究所が今年7月に行った全国約一万人を対象とした「食
卓調査」では、「週に一回以上、夕食は一人で取る」と答えた人が40%以上。
震災後に家族の絆を重視する一方で、食事は一人の方が気楽でいいという人も
増加。両極化が進んでいると分析している。両親の下でのおひとりさまおせち
なら微笑ましいが、全くの一人で箸を伸ばしている図は寂しい。
それでもお正月はおせちにこだわる姿には、何故かほっとするものがある。
■街角から畦道から ————————————————
ラトビアへの旅を夢見て 土屋道男(東京都練馬区光が丘)

第2回目のラトビア音楽の集いが、12日、渋谷文化総合センターで催された。
合唱団Gaisma(光)の熱唱はじめサクソフォーン演奏なども・・。民謡“風よ
吹けがゆったりと心地よく耳に響いた。今年もラトビア生まれの“百万本の
バラの大合唱で幕を閉じた。ラトビアは、我が国と国交樹立90周年、そして
国交回復20周年に当たるのでペーテリス・ヴァイヴァルス駐日大使も出席され
ていた。ラトビアは、東北大震災に、私の携わっているリガウッド・ジャパン
経由で、早々に支援物資として、白樺合板を石巻に寄付してくれました。それ
は、今仮設住宅の一部として活用されている。私は大使と立ち話、お招きを受
けていた17日のラトビア大使館での祝賀会に欠席の旨を伝えたのですが、来年
にもラトビアを訪ねたい思いは募るばかり。どなたか、ご一緒に如何ですか?

佐賀で「 風をよむ競技 」へ 河井浩志 (大阪府 吹田市 )
今年も佐賀インターナショナルバルーンフェスタへ、高速道路で出かけた。
仕事の都合で途中参加に。早朝から広い佐賀平野の中で、多くの競技バルーン
と景色を見ながら満喫。前半はほぼ満足の天気とグランドコンディションだっ
たが雨後の河川敷は、泥の海に。 ハンガリー人パイロットは、風をよむ名人。
地図と長年の勘で独走態勢。最新計器と新しい球皮の多くなった日本人勢に比
べ、空気の抜けやすい球皮である。自国から持ち込んだ小さな籠にガスボンベ
4本も詰め込みハンディカバー。3日目には全国チェーン店駐車場等からフラ
イトを断られて失速したが暫定首位。最終日、雨風中止で、見事に逃切り優勝。
人生の縮図なのか幸運・不運は均等に、天気も味方に付ける競技である。
雨上がり土手に夕日が落ちて、終演のバーナーズオン <ゆっつらーと佐賀>
■まち・むらニュース ————————————————
・神奈川県鎌倉市 美しい里山継承プロジェクト
「奏で語り合い、本来の里山を次世代へ」を掲げ、北鎌倉湧水ネットワークが
主催、鎌倉市、建長寺、財団法人鎌倉市公園協会が後援するイベント。
【日時】12月10日13時~17時【会場】建長寺(JR北鎌倉駅から徒歩15分)
第1部 朱雀コンサート 鎌倉より『わ』の心を音で結ぶ、soul sound!
第2部 講演・シンポジウム 講演 「割り箸が地域と地球を救う」
講師・鹿住貴之・認定NPO法人JUON(樹恩) NETWORK 理事・事務局長
シンポジウム「里山って何だ」野口稔(北鎌倉湧水ネットワーク代表)ら。
【料金】一般3000円 小・中学生1000円(全席自由)別途拝観料300円。
第2部のみは500円。http://kitakamayu.exblog.jp/16928608/
【お問合せ先】斎藤℡:0467(22)4693 野口℡:0467(41)1817
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「たかおか屋」から・・・
野球の日本シリーズもいよいよ開幕。鋳物の街 高岡から自由に曲がる金属
100%純錫(すず)の竜のご紹介です。
http://www.takaokaya.jp/news/2011/09/15-142530.php
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「日光『食』の研究所」から・・・
そばどころ日光市の一大イベント「2011日光そばまつり」の開催です。
11月18日(金)から21日(月)、日光だいや川公園 へどうぞ。
http://nikkokekko.blog121.fc2.com/blog-entry-144.html
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クオリティライフから・・・
好評の「たまな定食とおさけのセット」。最近のおすすめは、白ワインの
「ガール」。はちみつのような香りが、玄米菜食にほどよくあいます。
http://nfs.tamana-shokudo.jp/
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コラム<象さんの散歩> 筑紫哲也の命日、あゝ献杯
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今月、二度続けて日光への旅となった。5日、すでにこの欄で書いたように
足尾へNPOエコメッセ企画の植樹に。そして7・8日は、また足尾、さらに
平家落人の里・栗山へ。来年2月、スローライフ学会は、日光市で2泊3日の
フォーラムを開く。その足尾と栗山の分科会の下見だった。
先週は“てんぷら油バスの旅だった。今回は、わたらせ渓谷鉄道に乗り、
また「杉並木と緑にやさしいハイブリッドカーです」と車体に刷り込んだ日光
市役所の車で駆け回った。夜は栗山の民宿へ。食事の趣向がいい。いろり端を
囲み、鶏、豚、小鳥に川魚などの串刺しをほうばりながら。
11月7日は筑紫哲也の命日。同行3人にもおつきあい願って、まず献杯を。
炭火で温める竹筒の燗酒、偶然にも、彼が肉でもっとも美味だ好きだと薦める
鹿肉の刺身が食膳に。それに翌朝の紅葉。渡良瀬渓谷より一層、鬼怒川を奥深
く分けいった渓谷の彩りはあざやか。彼と岩手県遠野の重湍渓を訪ねてその雰
囲気の静けさ深さに感激し合った旅を思い出していた。 ∧ 川島正英 ∧
コラム やまさかのぼる <暦と季節と暮らしと>その77
~~~ 五本の指で数えたら・・・
このところ気象が不安定で、毎日、どんな服装で出かけるか、衣装持たずの
筆者ですら迷っている。旧暦でも、新暦でも、24節気でも、どれを生活の指針
としても、年による差異が大き過ぎて、安定性が欠けているように見える。
地球環境問題の現れで気候変動が著しくなったのか?いや、そもそも暦とい
う仕組みが神様の創造物たる自然の動きと歩調を合わせるのは無理なのか?
なら、いっそ、暦は所詮、人為の産物に過ぎないことを明確にしたら如何か?
例えば1週=5日、つまり我々の指の数とする。すると1年は73週になる。
6週間=ひと月、12ヶ月=1年。1週間だけ余分になるが、それは閏年で1
日多い場合を含め年末か年始の一斉休暇にする。さすれば、各種統計の前月や
前年との対比でも、日数や休日の差による誤差は生じない。ね、いいでしょう。

コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅> 医者殺し
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なんだか凶悪事件のようなことばですが、鳥羽市の離島で体験した魚の食べ方
です。煮魚を食べた最後、残った骨に熱いお湯をかけてそのスープを飲む、こ
うすると魚のカルシウムや栄養を残さず食せて、身体も温まり健康になる。だ
から医者いらずですごせる。ということからこの名があるのだそうです。そう
いえば昔、祖母が「もったいない」と、こうしていたっけ・・思い出しました。
http://noguchi-tomoko.com/modules/yutoriaruki/details.php?blog_id=132
■編集室だより
<お詫びと訂正です>
先週の「瓦版」学会コラムは、神野直彦先生の「浜美枝とカステラ」という、
楽しくて、すばらしいエッセイをいただいた。ところが編集室が、その雰囲気
を壊すあやまちをやってしまった。助詞を二つ、落としてしまった。
2行目 「暗闇の海を、人間の生活を」の文の初めの“を”が、
下から4行目 「彼女に畏敬の念」の文の“に”が
抜け落ちていたのです。神野先生、また読者諸兄姉に心からお詫びいたします。
正しい文章は、こちらからごらんください。↓
http://www.slowlife-japan.jp/modules/mailmagazine/details.php?blog_id=82
<きょうの「さんか・さろん」は・・世田谷線沿線で秋をゆったり・・>
秋深し。NPOスローライフ・ジャパンが月一回開く「さんか・さろん」の11月
特別お楽しみ会。
◆15日14:00~ 世田谷線三軒茶屋駅集合
ボランティアガイドの案内で世田谷線に乗って。松陰神社、ボロ市通り
(代官屋敷)、豪徳寺、など。散策マップ片手に。自由な散策も選べます。
・17:00~ 「たまでんカフェ」(山下駅ホーム)で沿線のユニークなまち
づくりを聞く。コーヒーを飲みながら“さろん”。
・18:00~ 世田谷線でちょっと一杯!
散策だけではものたりない希望者の方たちで2次会。世田谷ならではの居酒
屋で、世田谷線を話題に懇親を深められれば・・。
◆参加費一般2000円、スローライフ学会会員1000円。(切符代を含む)
◇世田谷線とは・・時速20キロで走る路面電車。沿線に井伊家の菩提寺「豪徳
寺」や、吉田松陰を祀った「松陰神社」などがあり、環状七号線と交わると
ころでは電車のほうが“信号待ち”するスローライフな電車。
1日乗車券(世田谷線散策切符・320円)で、沿線の四季の美しい草花を楽し
み、散策に訪れる人が多い路線でもある。
◇当日の連絡はこちらへ
090-7433-1741(担当:野口智子)
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■私たちはいつもスローライフの動きを応援しています。
鹿児島県
http://www.pref.kagoshima.jp/pr/koryu/index.html
岩手県遠野市
http://www.city.tono.iwate.jp/
鳥取市
http://www.city.tottori.lg.jp/www/contents/1196922905996/index.html
佐賀県小城市
http://www.city.ogi.lg.jp/
日本テレネット株式会社
http://www.nippon-tele.net/
クオリティ株式会社
http://www.quality.co.jp/
アース・デザイン・インターナショナル(edi)株式会社
http://www.edi.ne.jp/
株式会社サンクス・ツー
http://www.thanks2.jp/
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最後までお読みくださって、ありがとうございました。
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