スローライフ映画会『物置のピアノ』上映会終了しました。


2月17日、生憎の雨降りの寒い中おこなわれた「さんか・さろん」はスローライフ映画会。作品は『物置のピアノ』です。この作品の企画・制作に携われたスローライフ学会会員の武重邦夫さんが駆けつけてくださり、上映に先立っておはなしをしてくださいました。





映画監督で、日本映画学校設立に参加された武重さん。若い映画人の育成を永くされてきましたが、その最後のクラスにいた福島県出身の女性が書いたシナリオが『物置のピアノ』です。



映画化が決まった翌年に起きた3・11。みんなの熱意と映画の舞台「桑折町」の住民のみなさんの協力で映画は完成しました。3・11から4年目を迎えようとしているいま…いま一度福島に、そこに生きる人々に目を向けたいとの思いからの上映会となりました。




舞台となる桑折町は福島県中通り、震災以来物置にしまわれているピアノを弾くことが唯一の安らぎの時間である、この町に住む高校三年生の少女……。



武重さんは、この映画はクールジャパンでなく、ラブリージャパンの映画、地域のやさしさがあふれている、と話されました。観終わっての感想はまさにその通り、心にやさしさをいっぱい感じる映画でした。




今回は初めて新宿NPO協働推進センターの会場をお借りして、地元新宿区のみなさんにも声掛けをしました。少々わかりにくい場所にもかかわらず会員以外の方々にも参加いただけ、あたたかな映画会となりました。




雨の中参加くださった会員の皆さま、地域の皆さま、そして武重さん、ありがとうございました。

 


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