


瓦版2025.1.28第727号 神野直彦さんら、8人のコラム掲載。

瓦版2025.01.14第726号 斉藤睦さんのコラムほか、「ふるさと納税」廃止論など掲載

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10月の「さろん」は皆さんからリクエストの多かった、「お出かけ・さろん」。
日光の会員・舟越隆裕さんを訪ね、穴場をご案内いただきます。その様子を夜
には、いつものzoom「さろん」でご紹介。詳しくは編集室便りをご覧ください。
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コラム<火曜日の鐘> 長谷川八重(スローライフ掛川)
雨で栗がポタポタと
9月23日に発生した静岡県の豪雨災害へご心配いただきありがとうございま
した。幸い私や周囲は被害を免れましたが、自然災害を身近に感じます。そん
な中、栗焼酎プロジェクトが今年も進んでいます。
プロジェクト初日は8月27日(土)早朝6時。15人の有志が集まって、栗園
の下草刈りです。毎年、背丈以上の草に悪戦苦闘し、刈り終えない反省から、
今年は初夏に一度、さらに一週間前に低草を刈っておいたので、4時間半で栗
が拾える山になりました。
9月になり山に入ってみると、早生の栗が何物かに食べられています。足跡
や目撃情報から鹿・猪・猿なのか、大粒だけが残っているのは、おちょぼ口の
犯人なのかと推理します。中旬には、早朝6時から1時間の栗拾いに通いまし
たが、収量が上がらず、今年の酒造りを諦めかけたところへあの豪雨。すると、
栗がコロコロと落ちていて1時間で64㎏拾いました。目標の400kgまであと
少し。これは雨のおかげです。刈った草はひざ丈に伸びて栗拾いの妨げになっ
ています。朝焼けの景色も少しずつ遅くなり、自然の営みを感じながら、プロ
ジェクトが進んでいます。 ※写真は豪雨の後の収穫。
学会コラム<緑と絆の木陰> 中村桂子(JT生命誌研究館名誉館長)
「センスオブワンダー」と「べつの道」
レイチェル・カーソンの『沈黙の春』が出版されてから60年になるところで
彼女のことを思いながら、これからを考える会でお話をしました。カーソンを
思う時浮かんでくるのは、「センスオブワンダー」と「べつの道」という言葉
です。
センスオブワンダーは、自然に対する驚きの気持ちですが、この驚きがただ
“びっくりした”でないことは誰もがわかっています。ここには、自然になに
か大きなものを感じ、それを讃美し、ときに畏れる気持ちが入っています。小
さな花や虫たちを見てもこのような気持ちがわいてくるのです。実はギリシャ
哲学はこの驚きを大切にし、「存在驚愕」と言っています。カーソンが言いた
いのもこれでしょう。「あることがすごいよね。いるだけでいいんだよ。」生
命誌もこれなのです。何ができるかとか、見た目が美しいかどうかとか、そん
なことではありません。生きることそのことにどれだけ意味があるか。
「べつの道」は、まさに何をやったかだけで評価し、欲望の塊のような社会
をつくった現代に対して、大きなものへの畏れや在ることそのことを大切にす
る社会への道を探しましょうという提案です。我田引水するなら、カーソンは、
それには生きもののことをよく知らなければならないと言っています。60年経
ってますます大切になっている言葉だと思い、スローライフもこの道を求めて
の活動だと改めて思った次第です。
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【逸村逸品】ひとこと紹介 ~ http://www.facebook.com/slowlifej
岐阜市「しょうゆかりんとう」。醤油屋さん発案の「かりんとう」。製造して
いるのは地域の福祉会。醤油の香ばしさと甘味は素朴な懐かしい味わいです。
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■街角から畦道から
「川掃除から学ぶ」 ②川掃除の松竹梅
児玉征也(和歌山県紀の川市 NPO紀州粉河街づくり塾会員)
川掃除の基本は、草刈りだ。私は持っていないが、エンジン付きの草刈り機
は相当な威力で、まちづくりのNPOに声をかけて手伝ってもらった。3人の
草刈りマシーンは大いに活躍したが、一月が過ぎてみるともう元の木阿弥とい
った体で、刈ったこちらと刈ってなかった側との境目が判然としない。
そこで私は約15m四方を徹底的に掃除・整備することにした。草刈りのあと
は残った根を引く、そして不要な土を取り除いて二度と草が生えないようにす
ることだ。草刈り→草引き→土壌改良の順に川掃除が深化することを知り、こ
れを私は「川掃除の松竹梅」と名付けた。
草刈りの「梅」を経験したからこそ、「竹」の根っ子の強さに驚かされ、三
番目の土壌が「松」であると悟る。今度川掃除を頼まれたら、「松竹梅のどれ
にしますか」と応えてみよう。 ※写真もご覧ください。
■まち・むらニュース
・兵庫県丹波篠山市 新米のための器とさんま皿
10月6日から開催される第45回丹波焼陶器まつり。その一環での開催となる
「器と皿展」。おいしい新米の販売とともに、抽選での新米プレゼントもある。
陶器まつりに行った際には是非のぞいてみてはいかが。
日程:10月23日(日)まで 10時~17時
場所:丹波伝統工芸公園「陶の郷」窯元横丁
問合せ:陶の郷 TEL079-597-1034 https://tanbayaki.com/
・東京都中野区 全国オーガニック給食フォーラム ~有機で元気!~
世界的にも注目されている「オーガニック給食」。フォーラムでは、韓国、フ
ランスからの報告に続き、日本各地からの取り組みがビデオレターで披露され、
座談会は「オーガニック給食奮闘記」のタイトルで行なわれる。全国20カ所以
上からの市町村長、市民団体、生協、オーガニック農業生産者グループなど、
多くの団体、個人が参加。
開催日時:10月26日(水) 14時~18時 会場:なかのゼロ大ホール
参加費:1,000円(会場参加、オンライン参加同額。高校生以下無料)
主催:全国オーガニック給食フォーラム実行委員会
問合せ:NPO法人 メダカのがっこう TEL090-3472-2038
https://morinohito.net/information/4455/
コラム<象さんの散歩>
「国葬」で驚きのひとこま
まさに、秋。東京は、涼しくなった。国会が、3日に開会、長い通常国会へ。
最初の論議の対象が27日に行われた「国葬」へと向かうのは必至だろう。
そもそも法的根拠が未整備の「国葬」。国会では、あれこれ論議されるはず。
だが、象さんは、それもこれも関係ない、違った政治を「国葬」に見た・・・
菅前首相が「友人代表」として弔辞を述べた。安倍さんと同郷の山縣有朋が、
盟友・伊藤博文に先だたれて詠んだ歌を採りあげた。岩波新書で、岡義武著の
『山縣有朋』。議員会館の安倍元首相の部屋で見つけた。印がついたページ。
「語りあひて 尽くしし人は 先立ちぬ 今より後の 世をいかんせむ」
2度読む。間合いも抑揚もいい。別人か。葬儀では耳にしない拍手が起きた。
象さん、「もう一度、政権を」への心境の変化を見た・・・<川島正英>
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「奈良県十津川村」から・・
10月21日(金)から23日(日)、奈良市ならまちセンターにこの日だけの「十
津川村公園」が出来ます。木製玩具や木工ワークショップなど盛りだくさん。
https://www.totsukawaforestry.jp/images/topics/1661906047/1661906047_1.pdf
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コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅> 東の街のまちづくり
先週ご紹介した横浜市戸塚区品濃町「東の街」で催された「つながるフェス」。
都会のマンションでどんな手順でまちづくりが進み、催しに至ったのか、解説
しておきましょう。始まりは今年1月、コアメンバーの方とゆっくり昼食をい
ただくことからでした。話すうちに、この人たちと何かをやりたい、と思いま
した。3月に第1回目のワークショップ、その後、毎月通うことになります。
https://noguchi-tomoko.com/post-9071/
■編集室便り
▽10月18日は、日光へ「お出かけ・さろん」です。
8月に計画し延期したプランのいよいよ実行です。昼間の開催ですが、その
内容をいつも通り夜の「さんか・さろん」で報告し、皆さんと共有するという
仕組みです。
出かけるか(日帰りまたは宿泊を選択)、夜にzoom参加か、お申し込みを。
詳しくはこちらから。↓↓
https://www.slowlife-japan.jp/2022/09/22/%ef%bd%93-160/
==『SLに乗っていく!日光のルーツを知るミニツアー』==
日時:2022年10月18日(火)
講師:舟越隆裕さん
(Mobile Cafe NIKKO 珈琲COCOM オーナー、スローライフ学会会員)
行程:10時東武浅草駅発→12時過ぎ東武日光着→珈琲COCOMで昼食。
舟越さん企画の「日光のルーツを知るミニツアー」→16時解散→
19時からzoom「さんか・さろん」で報告。
申込み:zoom「さんか・さろん」へのご参加は10月15日(土)までに。
※現地参加の方はそれなりに急いで、お申し込みください。
とくに日帰りではなくお泊りの方はお急ぎください。
※浅草からの特急は全席指定。当日ぶらりと行って売り切れの場合もあります。
現地参加の方はとにかくまずは事務局へご一報を。
↓↓↓
スローライフ・ジャパン宛 slowlifej@nifty.com
▽10月からは年会費が3000円です。
今年度の会費をまだお支払いでない方、または、これを機会にご入会の方、
10月からは来年3月までの年会費が3000円となります。(これまでは5000円)
会員になると、「さんか・さろん」への参加が1回1000円(非会員は2000円)、
年会費以外に3000円で3月まで何回でも参加できます。
◆「さんか・さろん」のプログラムはこちらから
https://www.slowlife-japan.jp/2022/09/17/s-85/
◆お申込み支払いはこちらまで。
【振込先】
ゆうちょ銀行 振替口座 00190-4-595293 スローライフ学会
※他金融機関からのお振込みの場合は
店名:〇一九(ゼロイチキュウ)店、預金種目:当座、
口座番号:0595293、スローライフ学会 まで。
▽この瓦版のメールは送信専用です。
スローライフ・ジャパン、スローライフ学会にご用の方は、この瓦版に返信せ
ずに、下記にお願いします。
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■私たちはいつもスローライフの動きを応援しています。
奈良県吉野郡十津川村
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雲仙市
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飯山市
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丹波篠山市
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日本テレネット株式会社
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株式会社サンクス・ツー
中島プレス工業有限会社
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