※この記事は、一度ホームページにあげましたが、なぜか消えてしまいました。ご迷惑をおかけしました。再度同じ内容であげなおします。(12月5日、事務局)
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11月19日(火)は「スローライフ・フォーラムinゆすはら」を振り返るzoomでの「さんか・さろん」でした。11月9日・10日の様子を、時系列で追いながら、参加できなかった方のご意見質問も受けながら、感想を出しました。以下、事務局の抜粋です。
・「キジ鍋」には何が入っているのか気になる。どんなお酒が合うのか。どんどん売り出してもらいたい。
・分科会に梼原高校の生徒が参加した。120名中50人が寮、町外から来て寮に住んでいる。東京から来た子も。高校生の感性が研がれていると感じた。商品開発でジビエカレーなどつくっているとのこと。集落活動センターと高校生が繋がるといい。
・19歳で梼原に戻った時、自然しかないとおもったが、数年たっていまは、自然しかないのが良いと、評価が変わってきている、という若者の意見が心に残った。
・集落活動センターは、手を挙げたところに県や町が補助している。梼原は6つもある。簡易宿泊やジビエ、キジの飼育、キムチ作り、簡易スーパーなどをやっていたりする。運営主体もNPOや株式会社など形態はいろいろ。集落を維持する場、経済的にも回している。
・シンポジウムで、中村さんが「小さいことがいいこと」と、神野さんは「悪いところを直しても普通になるだけだから、良いところを伸ばそう」と話していた。印象に残った。
・今回、梼原へ行って、生き方を考えさせられた。今は東京だが前に居た。田舎が私は大嫌いだった。不便だから嫌いなのではなく、周りに輝いている人がいないから嫌いだったんだ、ということが今回、分かった。梼原で会った人たちは自分たちでいろいろやっていて輝いている。こういう風になりたい、それだったら田舎に住みたいと思えた。住んでいる人が輝いているのも立派なまちおこしだ。
・梼原は古いものと新しいものがミックスされているのがいい。「ゆすはら座」の外で、小さな子が遊んでいる声がしていい雰囲気だった。高校生は一度は県外に出たいと言っていた。でも一人の子は、いつかは「雲の上の図書館」で司書になりたいと言っていた。明確な目的が持てるのがうらやましかった。
・「越知面」のセンターで今できる事をやっていこうと聞いた。雲仙の小牟田さんの雲仙人(くもせんにん)の話では、「楽しみながらできる事をやろう」と。同じだと思う。「わかてい」(梼原若者定住対策審議会)は、始まったときは、スキーやコマーシャル作り、婚活などをやっていたようだ。今は、若者が町にどう残るかがテーマになっている。梼原高校の先生が、「高校生を頼もしいと感じ、もっと地域に出して行きたい」と言っていた。この会はだれもが即応えてくれて進行しやすかった。
・十津川村谷瀬の室崎さんの事例紹介では、女子大生が現場に行くと、集落の人達の背中を押してくれることになる、また学生はやってみたいことにチャレンジできる。お互いに相互作用があるとのことだった。建設会社の現場監督とキジの養殖もしている若者がいて、半農半Xの暮らし。前日の大型バスの運転手さんが、猟師でもあったし。いろいろな仕事で生きていけるのはいい。
・今年、地方自治法の改正によってて首長が随意契約で団体にいろいろなことを任せられるようになったので、今は公平な関係が役場と団体が、上下関係になる可能性もあるので気をつける方が良いとも述べた。また「わかてい」には、議会を巻き込んで町に要求すれば、などと言った
・「ゆすはら座」に興味があった。そこに椅子を入れて使うことができて、利用できて良かった。木の造りが良かった。「図書館」の本の並べ方、集められている本もすばらしく良かった。素足で歩けたのがいい。
・車で6時間かかって行った。今回の目的が建築物の鑑賞だった。事前に吉田町長のお話を「さんか・さろん」で聞いて行きたくなった。「図書館」の本が輝いていて、こちらに語りかけてくる感じだった。特集のコーナーなど、郷土に関するコーナーも充実している。一日楽しめるところ、子供がずっといられるところ。感動した。
・梼原高校の3人がしっかりしていた。地域の大人と関わることをしていた。将来が楽しみな若者たちだった。
・泊まった「ゆうちゃんち」がよかった。農家・古民家だが、大黒柱があり圧倒された。神楽も伝承しているとのこと。集落を持続していける地域だと実感した。台湾から日本に20回も来ているご夫婦も泊ってほめていた。
・梼原は2度目。このサイズの町で、こんな図書館があるのかと驚いた。うらやましかった。分科会で若者の梼原への愛がひしひしと伝わって良かった。ブランディングやパッケージなどがまだまだだ。梼原とすぐわかる、ロゴやパッケージなどが出来上がるといい。若い人に考えてもらえれば。
・今回民宿に泊まって正解だった。農家民宿「いちょうの樹」でいろんなことを話しながら朝食を食べた。メンバーが仲良くなれた。
・高校生がカレーを作っていてその発表のまとめとして、①達成感があった②価値の再発見③感謝、の言葉を出した。感謝というのが偉い、この活動そのものは皆の協力でできたからとのことだった。
・二宮尊徳の銅像を見つけた。昔はどこの小学校にもあった。図書館前にあったのに感動した。
・普段時間に追われているので、スローライフの会がとてもいい。学べるし、観光でもあるし、交流できるし、こんなにいい会はない。11月10日、もう一泊、まちなかの隈研吾さんのホテルに泊まった。それも良かった。古い街なのに、実に新しい。町の力が素晴らしいと思った。町自身がブランド化できているが、まだ、ものを売るのが下手という印象。普通、ブランド化できるまでが大変なのだがそれができているので、パッケージなど今後磨いてほしい。女性たちが頑張っているのがよかった。
・素晴らしく簡素な「ライダーズイン」に泊った。皆が食べきれなかった前日の残り物を学生さんたちとで食べた。「夜なべ談義」で「スローライフって何?田舎は忙しいんだ」と聞かれた。スローライフは田舎でゆっくり暮らす、という意味ではない。スローライフとは?を、もっと伝えなくてはと思った。越知面の女性が「私たち立派なことをしているのではなく、楽しく好きだからやっている」と言っていたのが印象深かった。
・私は「スローライフ・フォーラム」に全部参加している。町を回り、「夜なべ談義」をして、翌日、「分科会」と「シンポジウム」をする、このスタイルがいい。梼原町では、6つのセンターで自分たちの自治を回し、やりたいことを実現している。「越知面」の皆さん、「ゆすはら西」などうかがったが、ぜひ他のセンターも見学したいと思った。神野さんの「自然村」の発言は、はるか昔、人類はだんだん人が増えてきて、顔の見える範囲で、どんな役割でどんな能力を発揮するか、自分たちのルールを作った、そういう自然村が梼原に今もある、と私は理解した。高知県での存在感を思った。
・川竹さんが学校で気になった生徒を7人を連れてきましたということだったが、その元気さに驚いた。梼原で林業をしたい、農業をしたいという学生、若者と出会ったことが忘れられない。スローライフの会は高齢化しているので、スローライフ的な考えを持続させるには、若い人達の考えが必要。高知・梼原スローライフ支店みたいな核になってくれればいい。
・あの立派な図書館が全国にできれば、本好きの人が全国に増える。ノウハウがひろがっていけばいい。大学生が気持ちのいい学生さん達で、純朴な感じがあった。彼らが高知の良さを感じさせてくれた。参加して良かった。
・高知大学は県外から来ている学生が多いが、1時間半かけて行く梼原に行く機会になり、良い経験になったと思う。高知の街なかの喫茶店で梼原に行った学生がアルバイトをしていて、声をかけてくれた。今回の縁を活かして何かまたできるといい。