石井さんのお話でワクワクした「さろん」でした。

6月17日(火)の第152回スローライフの会「さんか・さろん」は、石井みな子さん(株)パーティ・フー代表取締役社長、スローライフの会会員のお話でした。タイトルは「女性活躍でもっとわくわく創出事業を!」、これまで取りくんでこられた活動を詳しく教えていただきました。企業理念は「女性消費者の本音情報を応用し、事業活性化にて社会貢献」とのこと、その通りの様々な事例が紹介されました。

・1986年からのパーティ・フーは社員5人。東京本社、広島支社。そしてニューヨーク、ローマ、パリ、ロンドンなどにもお仲間がいらっしゃるとのことです。専門家とのネットワークも。

・驚いた業績が、『暗いイメージ』だった卓球を『明るくおしゃれに』したということ。体育館の隅で濃い深緑の卓球台と白いボール、だったそれまでを、ブルーの卓球台に、ボールもオレンジに。卓球場もカフェ併設になどの提案をどんどん行い、実際に変えていった。いまや当たり前の色ですが、変えるためには相当な努力があったそうです。

・富山県のイメージアップ。東京原宿に突然たくさんのチューリップを生け込んで、街行く人を仰天させ。富山=チューリップを印象付けた。

・緑化フェアをおしゃれに。トータルカラーをコーディネートし、思わず写真を撮りたくなるような場づくりをする。それを徹底的にした。

・広島・宮島に伝わる古くからの物語をクローズアップし、市民参加型のイベントを仕込む。皆がファッションにも凝って参加した。

 

などなど、その発想と実行に、アッパレと思いながら、世の中変えることができるんだと嬉しくなったものです。うかがう内容が「え?あれって石井さんがされていたの!」「今や当たり前なのに、そんな苦労をされたんだ」ということばかり。でも「抵抗勢力は大きくて、戦って戦ってでやってきたのですが、私が楽しんでやっていますし、皆さんの助けをお借りしてやってきたんです」とサラリとおっしゃる。

皆をワクワクさせるには、ご自身がまずワクワクすることが大事と知りました。また、言葉を重ねるより「ササっと絵にして示す」ということができる技術が強みでしょう。

後半の質疑では、お米の価格の話や、企画発想力が枯渇しないのかとか、田舎の地域活動では女性が外される、または自らしない現状もある、など色々な意見が出ました。企業として巨大にしないで小さい人数で続けていることも素晴らしい、という意見も出ました。23人のお申込でした。

石井さんのチャーミングな話しぶりに、参加者もワクワクした夜でした。