鳥取フォーラム報告2 アンテナイベント

2008年8月1日~3日、鳥取・因幡で開催した
「スローライフ学会フォーラムin鳥取」。
分科会やフォーラムに加えて、
今後の鳥取スローライフにつながる
いくつかの「アンテナイベント」を
開催しました。
●スローライフ度調査
まちの民度や幸福度、暮らしやすさを測るのと同じ手法で、
まちの「スローライフ度」を表してみたい―
その予備調査を鳥取から始めてみました。
7月29日~31日、
鳥取市内の5つの地域・団体の54名を対象に、
早川 公さん
(筑波大学大学院人文社会学科研究科院生 文化人類学)
河本大地さん
(神戸夙川学院大学観光文化学部講師 地理学)
のお2人が聞き取り調査を実施、
アンケート調査と併せて考察しました。
お2人からの調査速報は
コチラ(PDF)をご覧ください。
●ダンボールハウス
地域の文化や暮らしを伝える住居や、
楽しい夢を形に表す建物を設計してダンボールでつくってみる。
工作から一歩進めて、子どもたちに「住まい」を考えてもらう試みです。
8月2日13時~16時、
会場は鳥取環境大学オープンキャンパスの一画。
約30人の小学生が「私の宇宙基地」をテーマに”設計”に挑戦しました。
子どもたちの思いを形にするのにお手伝いしたのは、
静岡県掛川市の若手建築家グループ「設計衆団LN(Learn-Network)」
「とっとり建築集団」(鳥取建築士会)
鳥取環境大学の東樋口 護教授研究室
の皆さん。
最後はグループごとに作っていた5つの基地をドッキング。
子どもたちのアイデアが詰まった立派な宇宙ステーションが出来上がりました。


●スローツーリズム
スローライフ学会の年間テーマに
「スローツーリズム」を掲げ、中・長期滞在型の旅を提唱してきました。
今回は、
8月3日午前9時30分~11時30分、
「鳥取市グリーンツーリズム連絡会」の会員研修会に、
智頭分科会でコーディネーターを務めた
斉藤睦さん
(地域総合研究所所長・地域プランナー)
がアドバイザーとして参加。
グリーンツーリズムに関する取り組みなどについて講演し、
研修会に参加の皆さんと意見交換をしました。
●商店街スローライフウォーク
商店街を単なる「買い物装置」としてだけでなく
生涯学習やお楽しみの舞台・広場とし、
何軒かの店舗やスポットをたどりながら
「気づき」や学びを発見するのがコンセプト。
8月3日10時30分~13時、
大人9人、子ども4人が参加してくださいました。

案内役は、
スローライフ学会の商店街研究のリーダーでもある、
木暮衣里さん
(木暮経営企画研究所代表、スローライフ学会会員)。
手作りのアート空間のある「山口タンス店」、
大正時代創業のたいやきの老舗「らっぱや」、
和服のある生活を楽しく提案する呉服店「絹の館さーびす」、
旧鳥取銀行本店跡地を活用した交流広場「パレットとっとり」、
などを巡りました。”