瓦版2020.12.29 第548号

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きょうの瓦版は、今年の最終号です。2021年は1月12日の瓦版からスタート。

19日の最初の「さんか・さろん」は、恒例のわがスローライフ学会・増田寛也

会長の「年頭所感」です。今年は大変な年でした、皆様良いお年を――。

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コラム<火曜日の鐘>  丸岡 一直(社会福祉法人二ツ井ふくし会理事長)

改めて、「スローライフ」を

 

新型コロナの猛威は収まるどころか、さらに勢いを増して新年に持ち越され

そうです。根本の原因は明らかなのですよね。われ先にと世界中を駆けめぐり、

利益を追求し続けた企業社会。その振る舞いが世界の片隅でひっそり息づいて

いた病原体を目ざめさせ、感染をばらまくことになったのでしょう。エイズに

エボラ、デングに続いていまの新型ウイルスも。

根本に目を向けることなく「感染防止も、経済も」と旗を降り続け、あげく

かえって広げてしまった。以前、神野直彦先生の講演でうかがった「ミダスの

呪い」を思い出します。手に触れるものすべてが黄金に変わる力を手に入れ、

喜んだのもつかの間、最愛の娘さえ黄金の彫像と化してしまう悲哀。経済利益

追求のために弊害を顧みないありさまはまるでだれもがミダス王になったかの

ようです。「足るを知る」精神などとうに振り捨ててしまったのですね。

振り返れば自分もその流れに加担していた節が少なからずある。十分反省し

つつ、対極にある「スローライフ」の精神を見つめ、新しい年を迎えたいと思

います。

 

 

 

学会コラム<緑と絆の木陰>   坪井ゆづる(朝日新聞論説委員)

 

あー、辞めないんだ

 

記者会見と衆参両院の議院運営委員会で、約1時間ずつ、安倍晋三前首相が

語ったのは、「知らなかった」と「議員は辞めない」の2点だけだった。

相変わらずべらべらと、言い訳にもならぬ駄弁を弄する姿は、国民を侮り、

野党を小馬鹿にし、国会を冒とくする、この人らしさ全開だった。

実は私は、ひょっとしたら、違う対応をするのではないか、と思っていた。

「議員を辞職する」と言うのではないか、と。身を引く作戦は、本人にとって

は理にかなう。歴代最長政権を率いた政治家として、憲政史上の汚点になる虚

偽答弁連発は慚愧に堪えない、などと殊勝な態度に出れば、少しは同情も誘う

だろう。どうせ、来年の10月の任期満了までには解散・総選挙があるのだから、

そこで圧勝して「禊ぎも済ませた」などと言うシナリオもあるな、と。

今回の半端すぎる対応で、「桜」問題は来年の通常国会でも火ダネになる。

総選挙の年だけに、野党がちくちくと持ち出すのは必至だ。コロナ禍のもと、

そんなことやってる場合か、なんて批判には、「こんなことをやらせる与党が

悪いのだ」と言い返しながら。そのとき、世論はどう反応するだろう。

まさか「もういいだろ」なんてことはないと思うのだけれども。

 

 

 

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埼玉県越谷市「山東菜漬」。越谷の特産品「山東菜」の伝統漬物。収穫は12月

の約1ヶ月間と短く、地元ではお正月の食卓に不可欠な漬物とのことです。

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■街角から畦道から

 

疫病に黒大豆の効果 丸山 薫(心葉主宰)

 

丹波篠山市のスローライフ仲間「里山工房くもべ」の今井進さんから、「黒豆

は疫病に効果ありと古文書にある」という情報をいただき、ご指示どおりに調

べてみました。これは、丹波篠山市立歴史美術館で保管されている資料から見

つかったもの。今年3月、「部落史研究会ささやま」の代表も務める今井さん

が美術館で台帳整理をしていた時に発見したそうです。

古文書は享保17年(1732年)の飢饉や、天明2年(1782年)の飢饉時に頒布さ

れた疫病流行時の心得、対策が書かれたもの。そこに「はやり病には、大粒の

黒大豆をよく煎ったもの1合と甘草1匁を水で煎じ、その都度飲むのがよい」

と記載されていました。

江戸時代の古文書の処方箋が、時を越えて、新型コロナウイルスの感染が続く

いま姿を現した。偶然とは思えない、何かを感じます。

 

■まち・むらニュース

 

・兵庫県丹波篠山市 山の芋フェア

 

丹波篠山の特産品、山の芋がシーズンだ。今年3回目を迎えるフェアへの参加

店舗は、市内の麺類店、料理店、販売所など40店舗。江戸時代から栽培されて

いた伝統野菜の山の芋は、おいしいだけでなく栄養も豊富。

期間:2021年1月31日(日)まで

主催:丹波篠山ブランド産品戦略会議

問合せ:農都政策課丹波篠山黒まめ係 TEL079-552-6580

https://tourism.sasayama.jp/yamanoimo-fair/

 

 

 

・北海道小樽市 小樽・余市ゆき物語

 

小樽の運河が幻想的な青に、余市駅前は琥珀色のイルミネーションに染まる。

運河プラザ内ではガラスの街にふさわしく、ワイングラス2000個のタワーが出

現。ほかにも市内あちこちに雪だるまが並び、無数のローソクの灯りが道を埋

め尽くす。

会期:2021年2月13日(土)まで

会場:小樽市内、余市町の各所

主催・問合せ:小樽観光協会 TEL0134-33-2510

余市観光協会 TEL0135-22-4115 https://www.snowstory.info

 

 

 

コラム<象さんの散歩>

 

暮れゆく

 

師走。2020年という区切りの年が暮れゆく、その空気を感じたい、と築地市

場へ出かけてみた。だが、裏切られた。毎年の築地とは様変わり。がらがらだ。

「外国の人がまるで現れないから」と。まさにコロナ事態を目前にした。

そのコロナ異変の世情の中、政局が師走の右往左往を見せてくれた。歳末の

ぎりぎりまで首相官邸も国会も動いた。菅首相の先週末の記者会見。「静かな

年末年始」の呼びかけだった。でも、自らの多人数はしご会食のお詫びとか、

「GO TOトラベル」停止政策の補足説明があり、次国会での特別措置法改正や

予算づけなど、これがお詫びのしるしだとも聞こえた。さらに今週も・・・。

国会の方は、安倍前首相の「桜を見る会」の問題を。安倍後援会の夕食会の

費用補填問題で、安倍氏が衆参両院の議院運営委員会で謝罪した。が、これも

足音ばかり、議員辞職など責任の取り方については全く触れずに終わった。政

局の右往左往はともかく、師走の焦燥を募らせるのが、まさにコロナ事態。

感染者の増加の勢いはとどまらない。この欄で、緊急事態宣言を、とたびた

び書いてきた。象さんの師走も、焦燥感の中で暮れてゆく・・<川島正英>

 

 

 

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「奈良県十津川村」から・・

しばらくお休みしていた上湯温泉「川原の湯」が、営業再開になりました。

年末年始も営業ということです。川沿いの露天風呂で、源泉掛け流しの湯量豊

富な温泉をお楽しみください。

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コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅>  温かなキャンドルナイト

 

クリスマスに、超手作りの灯りの催しを見る機会がありました。小さな川べり

に、空き瓶やペットボトル利用のキャンドルが並びます。今どきはやりの電飾

イルミネーションではありません。カラフルな素人絵の描かれた瓶のなかは、

ロウソク。自治会のおじさま達が、寒風のなか、消えそうなロウソクの世話を

し続けます。自分たちで地域を明るくする!その気概に、心が温かになりまた。

https://noguchi-tomoko.com/post-7516/

 

 

 

■編集室便り

 

▽新年の「さんか・さろん」は増田寛也さん

 

来年1月19日(火)19時からの「さんか・さろん」は、

当スローライフ学会、増田寛也会長による「年頭所感」です。

どなたでもzoomで参加できます。

 

今からご予定ください。

 

 

▽事務所が移転しました。

 

下記の住所となります。

電話・FAX番号も変わりますのでよろしくお願いいたします。

メールは変わりません。

 

<NPOスローライフ・ジャパン/スローライフ学会 新住所>

↓  ↓  ↓

〒160-0011 東京都新宿区若葉1丁目6番1号

ビジネスガーデン四ツ谷アネックス204

電話 03-6685-3979   FAX03-5366-4702(共有)

メールアドレス slowlifej@nifty.com

 

※事務所は留守がちです。なるべくご連絡はメールでお願いします。

 

 

 

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■私たちはいつもスローライフの動きを応援しています。

 

奈良県吉野郡十津川村

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奈良県

http://www.pref.nara.jp/

雲仙市

https://www.city.unzen.nagasaki.jp/

飯山市

http://www.city.iiyama.nagano.jp/

出雲市

http://www.city.izumo.shimane.jp/

丹波篠山市

https://www.city.sasayama.hyogo.jp/

日本テレネット株式会社

http://www.nippon-tele.net/

シン・エナジー株式会社

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クオリティソフト株式会社

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アース・デザイン・インターナショナル(edi)株式会社

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株式会社サンクス・ツー

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中島プレス工業有限会社

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