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立春が来て、まさしく日差しがゆるみ、コロナ事態でさえ下向き始めた感じで

す。今月の「さんか・さろん」（16日）も、ふさわしく夢のあるテーマです。

「まごころメッセ－ジ」とか「タイムポケット」とか名づけた新技術のお話。

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コラム＜火曜日の鐘＞　　丸岡一直（社会福祉法人二ツ井ふくし会理事長）

「四八豪雪」、埋もれていく記録

秋田県では例年、山形県寄りの「県南」が豪雪の地です。その一角横手市の

積雪が先月はじめ193㎝を記録し、気象庁から「観測史上最大」と発表されま

した。うーむ、確かにすごいけれど、もっとすごい年があったはず。1973（昭

和48）年から翌年にかけての「四八豪雪」を知る人たちが腑に落ちないでいた

ところ、地元の秋田魁新報が謎解きをしてくれました。74年１月27日、「空前

の豪雪」の見出しとともに紹介された横手市の積雪は259㎝もあったのです。

では、なぜこの記録が消されてしまったのか。答えは気象庁がこの年から始

めた無人観測システム・アメダスにありました。横手では79年に運用開始。そ

れまでの「雪尺」から無人観測に変わり、この年が新たな観測起点になったそ

うです。「史上最大」の表現には「1979年以降の」と断りがあるべきでした。

デジタル化、ＩＴ化の掛け声に乗って古今の記録はしっかりと保存され、い

つでも活用できるようになったのかと思っていたら、必ずしもそうではなかっ

た。「デジタル化」の美名に隠れ、埋もれ、消されていった記録がほかにもあ

るのではないか。気になってきました。

学会コラム＜緑と絆の木陰＞　　 神野直彦 (日本社会事業大学学長)

残酷な答え

私の父も母も子供を育てることだけのために生きた人生を歩んできた。父は

103歳で母は96歳になる。親孝行したいときには親は無しというけれども、父

も母も長く生きていてくれるのに、私は親孝行らしいことをしていない。父と

母の世話をとにかく妻と二人ですることだけはしようと努めてきたけれども、

父は二年前から母は一年前から施設に入所させざるをえなくなった。

それでも父と母に会いに行くことだけは続けてきた。それは私のほうで、ど

うしても会いたくなるからである。しかし、新型コロナウイルス感染症がパン

デミック化してから面会禁止となってしまった。とはいえ、面会がアクリル板

越しには可能となっていたので２週間に一度は妻と二人で訪れた。時間は10分

間で、面会者と面会者の間を１時間半あけることになっているので、回数も２

週間に一度が限度であった。

ところが、残酷にも緊急事態宣言が発せられると、まったく面会が出来ない

状態となった。それでも施設のほうで、何かと情報を伝えてくれる。その中に

施設のアンケートに対する父と母の答えがあった。「何が楽しみですか」とい

う問いに、父も母も「家族と定期的に会えること」と答えている。この答ほど、

私の人生で残酷な答えはなく、私は悲しみにくれるばかりである。

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【逸村逸品】ひとこと紹介　～　http://www.facebook.com/slowlifej

栃木県足利市「あしかが論語名句選かるた」。小学校低学年でも楽しめる内容

です。コロナ禍のおうち時間、家族みんなで論語に親しみましょう。

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■街角から畦道から

節分の寺山公園　　遠北 剛（広島市）

２月節分の日、冬休みを終えた寺山公園の管理清掃作業が始まる。前日の雨も

やみ、春の兆しいっぱいの緩んだ気温に気持ちも晴れ晴れとする。コロナの影

響で、目的を失った団体作業に後ろ向きだったが、気分を入れなおして健康な

老人の体づくりにと前向きな姿勢で作業に取り組む。

寺山公園開園10周年を記念して植えた記念樹陽光桜の育成に、周辺を起こして

堆肥を施す。後継者不足となった「やままゆ同好会」のやままゆの飼育場の補

修をする。雪と雨で流れた遊歩道の段差の調整整理も。

寺山山頂付近で、春の陽をいっぱいに浴びての仲間との作業は、健康づくりに

楽しい運動となった。

■まち・むらニュース

・長野県飯山市　「のろし鍋」セットの通販開始

飯山の冬の風物詩「かまくらの里」が開催されているが、新型コロナウイルス

の影響でレストランの予約が激減。そこで、名物「のろし鍋」の通販が始まっ

ている。飯山の食材たっぷりの鍋を是非ご家庭でお楽しみを。

価格：２人前 4,000円、３人前 6,000円　税込・送料（クール宅配便）別

注文方法：注文表をダウンロードしてＦＡＸ　３月末まで販売予定

問合せ・ＦＡＸ：レストランことぶき村　TEL0269-62-5234

https://kamakuranosato.net/noroshinabeset02/

・＜イタリア＞　アグリツーリズモ・ワークショップ

スローライフ学会仲間、工藤裕子さんからのご案内。毎年開催しているイタリ

ア研修が今年はオンラインでの開催に。スローフードの本場イタリア各地から

専門家によるアグリツーリズモ、持続可能な産業、観光、そして料理のことな

どのレクチャー。これまでなかなか現地への参加が叶わなかったみなさまに朗

報だ。キャッチフレーズは「アフター・ファイブにイタリアに行こう！」。

プログラム：２月24日（水）～３月２日（火）日本時間17：30～22：00頃

費用：18,000円～60,000（参加日数による）（食材パッケージは別途有料）

締切：２月14日

詳細問合せ・申込み：下記、工藤裕子（中央大学法学部教授）アドレスまで

hirokokd@tamacc.chuo-u.ac.jp

コラム＜象さんの散歩＞

日本の政治のかげり

先週のこの欄で、最近の注目の地方選挙に触れ、政権政党のかげりを映す、

と書いた。その直後、もっと激しい、国の運命にかかわるかげりが飛び出た。

東京五輪組織委員会の森喜朗会長の「女性蔑視」発言と、その撤回会見だ。

国民各層から辞任を求める声が起きた。世界各地から非難ごうごうである。で

もご本人は「辞めない」といい、政府も組織委も辞めて下さい、といえない。

東京五輪開会式まで、すでに半年を切った。決行か中止か延期か、それぞれ

条件を明示、世論、国会、選手陣に訴えて意向を確かめるべきときだ。

象さんは、この欄で、昨年末に「私は東京五輪に賛成でなかったが、世界に

約束したからには、実現に手をつくすこと。緊急事態宣言を早く出すべし」と

書いた。いまも同じ気持ち。東京五輪が国の最優先政策である以上、その決行

を目指す。世論、国会、選手の意向を確かめて、国策にまとめ、ＩＯＣと話す。

けれども、誰ができるのか。国会にその力は弱く、海外のような市民運動の高

まりもない。何より、森会長の辞任すら実現しそうにない。

さらにもう一つのかげり。「菅首相長男の総務省幹部への接待」が明らかに。

コロナ事態で緊急事態宣言下の日本政治。そのかげりをほぐす手はあるのか。

象さんにしても、ただただ憂い、嘆くしか能はないのだが・・　＜川島正英＞

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「奈良県十津川村」から・・

村でのワーケーションを推進する、都会からの移住者・角田華子さんの活躍が、

カンテレ「報道ランナー」で紹介されました。ネットさえ繋がれば、どこでも

仕事ができる時代です。https://youtu.be/dCTFV99Gh3s

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コラム　野口智子＜スローライフ曼荼羅＞　　静かな巣鴨

かつて「おばあちゃんの原宿」と呼ばれた巣鴨に、出かけました。昔は歩くの

も大変なほど混んでいたのが、いま、高齢者の街はガラすきです。とげぬき地

蔵に行列はなく、下の世話にならずに済むという名物“赤パンツ”のお店も暇

そう、懐メロカラオケ店はかろうじて時短営業中でした。きっと、おばあちゃ

んたちは、コロナの嵐が去るのを、ジッとお家で待っているのでしょうね。

https://noguchi-tomoko.com/post-7605/

■編集室便り

２月の「さんか・さろん」は会員お二人の企画。zoom開催です。

東京、アース・デザイン・インターナショナル（株）の塚本英樹さん、

埼玉県越谷市の中島プレス工業(有)の小松崎いずみさん、

お二人から概要が届きました。ご期待ください。

〇日時：２月16日（火）19時～

〇テーマ：

伝えたいあの人へ未来に届く「まごころ」メッセージ『Time Pocket！』

〇概要：モノにデジタル情報（ARシステム）を表示し、「未来」へメッセージ

を送る事を可能とした新たなコミュニケーションツール。【地域】【モノ】

の成長を促す新しい仕組みについていお話いたします。

〇「Time Pocket」とは

「未来型データ個別閲覧システム」で、個人とか生産者が未来に向けて特定者

宛てに作成したデータを、未来の特定日や各種イベントなどで受け取り側が閲

覧することができます。またアンサー機能もあるため、個人・生産者等が未来

へメッセージや贈り物(ギフト)を送る際、受け取る側の返答内容によって、次

に表示されるメッセージや贈り物(ギフト)を変えられます。

このシステムで地域や人の暮らしにどんな可能性が広がるのか、「さろん」の

なかで皆様と一緒に考えることができればと思います。

〇申込み：２月13日（土）まで。メール　slowlifej@nifty.com　あて。

※参加者名簿を作りますので、お名前・所属明記のお申込み連絡を。

※どなたでも無料で参加できます。

〇詳しくはホームページから↓

https://www.slowlife-japan.jp/

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クオリティライフから・・・

【たまな教室】病気にならないための生活習慣を学ぶ「たまなの養生学」第４回

のテーマは中医美容。日焼け、乾燥肌、シミ、アトピー性皮膚炎、ジンマシン等

肌のトラブルの原因と養生法を学びます。https://tamana-shop.jp/yojogaku/

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■私たちはいつもスローライフの動きを応援しています。

奈良県吉野郡十津川村

https://www.vill.totsukawa.lg.jp/

奈良県

http://www.pref.nara.jp/

雲仙市

https://www.city.unzen.nagasaki.jp/

飯山市

http://www.city.iiyama.nagano.jp/

出雲市

http://www.city.izumo.shimane.jp/

丹波篠山市

https://www.city.sasayama.hyogo.jp/

日本テレネット株式会社

http://www.nippon-tele.net/

シン・エナジー株式会社

https://www.symenergy.co.jp/

クオリティソフト株式会社

http://www.qualitysoft.com

アース・デザイン・インターナショナル（edi)株式会社

http://www.edi.ne.jp/

株式会社サンクス・ツー

http://www.thanks2.jp/

中島プレス工業有限会社

https://www.nakajimapress.jp/

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最後までお読みくださって、ありがとうございました。

このメールマガジンへのご意見、当団体への連絡はこちらへお願いします。

slowlifej@nifty.com

このメールは毎週火曜日の発行です。ＮＰＯスローライフ・ジャパンとの

ご縁を頼りにお送りしています。初めて受信される方も含めて、

お気軽にお付き合いください。

今後、このメールマガジンの送信が不要という場合、あるいはメールアドレス

の変更をご希望される場合もこちらへご連絡ください。

slowlifej@nifty.com

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