鞆はいま、の「さろん」盛況でした。

2月18日の太田民夫さん(ジャーナリスト、スローライフの会会員)の「さんか・さろん」には、22人が申し込まれました。広島県福山市鞆(とも)町について取材され、【報告「鞆はいま」―スローライフ 本当の強さー】として、万葉集にもうたわれた鞆の歴史から、今、そしてこれからについて、詳しいお話がありました。
以下、太田さんが冒頭に紹介された、お話の内容です。時間が全く足りないほどの多彩な内容で、参加者からもたくさんの意見が出ました。

====話したいこと====
「鞆はスローライフだ」ー「ゆっくり ゆたかに ゆったり」そのものが生きている。いま鞆は、3つの要素に加え「したたかに」の新たな動きが始まった。新しい考えをもって行動する人々が鞆の内外から生まれている。常識を破り、探究心をもって挑戦する動きを追った。変わらない鞆がじわっと変わるか、普通の観光地になるのか重要な岐路でもある。

1.鞆を学ぶ(潮待ちの港の意味・遺産・歴史)
2.「したたかに」行動する(事例研究)
①架橋問題を超えてー「反対運動で気づいた「鞆の価値」ー学術的価値を再評価
②地域に飛び込む介護ー移住者が地域コミュニケーションを再構築―福祉の常識を破る
③鉄工所の可能性を極める「新規分野活かす伝統技術」ー継承・保存から探究へ
④古民家経営に住民参加の自律分散型組織を―新たな住民参加に挑戦
3.鞆町の基盤は祭ー祝祭がつなぐ住民の心と危機ー「したたかさ」を支える

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