瓦版2010.9.7第20号

週刊スローライフ瓦版 (2010.9.7 第20号)
発行:NPOスローライフ・ジャパン
スローライフ学会
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このメールは毎週火曜日の発行です。NPOスローライフ
ジャパンと何かのご縁を頼りにお送りしております。
初めて受信される方も含めて、お気軽にお付き合いいただ
ければ幸いです。
コラム<火曜日の鐘> 斉藤 睦(地域総合研究所所長)
~~~ 「白仮面」
先週の新聞の投書欄に載っていた記事は、面白かった。50代半ばの女性が
投稿者なのですが、彼女が乗車していたバスに、若い女性が乗り込んできた。
その女性はなんと目、鼻、口が切り抜かれたパックシートを顔に貼り付けたま
まで、ヒールの音高くカッ、カッと中央を歩き、投稿者が座っていた一番後ろ
の席まできて、隣りにすとんと座ったそうです。鉄仮面ならぬ白仮面ですね。
車内で化粧する人、おにぎりを頬ばる人は普通に見慣れましたが、パックシ
ートは家の中でやっていても“異様ですからね。バス内はシーンと静まり返
り、下車するまで誰一人「なぜ、パックシートを貼り付けたままなんですか?」
と聞く人がいなかったらしい。私だったら聞きますけどね。
私「朝は忙しいのに、パックなさるなんてえらいわね」
女性「洗顔後の乾燥が肌に一番悪いでしょ? 30分やらないとパック効果がな
いので、あと10分ははずせないのよ」
とは、架空の対話ですが、彼女の生活は果たしてファストなのかスローなの
か。あれこれと想像をかき立てる投書でした。
■街角から畦道から ————————————————–
「自転車飯」を紹介しましょう 松本由利(長崎雲仙千々石)
自転車飯は、カタクチイワシ漁と煮干加工が盛んな長崎県雲仙市南串山町で
食べられている煮干と野菜を炊き込んだ郷土食です。
名前の由来は「じてんしゃんごて はよ たくる しょいめし(自転車のよ
うに早く炊ける醤油飯)」。今ではスローライフの小道具の自転車が、当時
は速さの象徴だったというのが面白い。
詳しくは天洋丸のHPで。 http://tenyo-maru.com
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学会コラム<緑と絆の木陰> 坪井ゆづる(朝日新聞社論説委員編集委員)
~~~~~ 小沢さんの表情
小沢一郎という政治家には表情が二種類しかない。
「仏頂面か、一瞬の笑い顔か」。喜び、悲しみ、憤り、驚き、はにかみ、と
いった微妙な変化を見せない–。
こんな記事を11年前に、AERAに書いた。自由党の党首だった小沢氏が、
少数政党の悲哀をなめ、自民党との合流論が出ていたころだ。
その後も、小沢氏の表情は二つしかないと思っていた。
でも、違った。9月2日に日本記者クラブであった民主党代表選の討論会。
小沢氏は明らかに「ほっとした」表情を浮かべた。政治とカネの問題について
「強制捜査を受けても何の不正もなかった」「証人や政治倫理審査会で申し述
べることに躊躇しておりません」と、のらりくらりとかわした後だ。
やっと質問が「円高対応」に移った、そのとき、だった。ペットボトルから
コップ4分の1ほど水を入れ、ゆっくり口に含み、ほうっと和んだ。
そして2時間の討論の中で唯一、左隣の菅首相にちらりと視線をくれた。
どうだ、と言わんばかりに見えた。ああ、本気で勝つ気なんだと思った。
でも、そんな結果に、なるのか。ほんとに? まさかあ。
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なくしたケータイがどこにあるのか、どうしてわかるの?!
そんな素朴な疑問にお応えします。↓
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いよいよ新米シーズン到来! お米にのせて美味しい富山のご飯のお供
黒とろろ昆布と、富山流のお味噌汁を紹介します。
http://www.takaokaya.jp/news/2010/09/03-114334.php
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■まち・むらニュース ————————————————
・北海道 「アイヌフォーラム北海道2010」を開催
アイヌ民族の神聖な祈り、歌や踊りなどの芸能実演、静内地方に伝わる口承
文芸をベースとした人形劇など、アイヌ民族の歴史と文化について理解を深
めるフォーラム。子どもから大人まで、楽しみながら学ぶプログラムが満載
と呼びかけている。9月12日(日)14:00-16:00 定員300名(入場無料)
会場は京王プラザホテル札幌2FホールB(札幌市中央区北5条西7丁目)
問い合わせは、道庁環境生活部アイヌ政策推進室(011)204-5185
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/ass/ainu_forum.htm
・三重県 世界遺産熊野古道伊勢路・東紀州観光PR展を開く
6日(月)から10日(金)まで、11:00~19:00(最終日は17:00まで)。
東京・有楽町「ふるさと情報プラザ」(有楽町1-7-1 電気ビル南館1階)で。
問い合わせは、 三重県政策部 東紀州対策室 (059-224-2193)
詳しくはhttp://www.chiiki-dukuri-hyakka.or.jp/plaza/scedule.htm#M
・佐賀県 『佐賀偉人伝』の予約受付を開始
激動の幕末時代を駆け抜け、日本の新しい時代をリードした佐賀の偉人たち
を紹介する『佐賀偉人伝』が11月から順次出版される。佐賀の偉人を1冊で
1人ずつ紹介する書籍シリーズ。毎年3冊ずつ、5ヵ年かけて発刊。A5判
11ページ、1冊1000円(税込)の予定。今年度は、鍋島直正、大隈重信、
岡田三郎助の3人を取り上げる。9月から購読予約が始まった。申し込みは
佐賀城本丸歴史館へ。 佐賀偉人伝HP http://sagajou.jp/sagaijinden

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コラム<象さんの散歩> 東京・地下鉄マナー④
~~~
前号で、ファッション・マナーについて書いた。どうも、若き女性ばかりを
目の仇にするようで気がひけるが、同類をいくつか。服装に続くはお顔の化粧。
電車の中で手鏡をかざし、化粧箱を膝の上にひろげ、眉墨とか口紅とか綿密に
濃く。化粧姿を人に見せるは「恥」という時代はどこかへ・・。
女子高生らしき集団の「床にペタン」族は、さすがに見られなくなったが、
地下鉄では嗜み、慎みはもはや存在意義を失った。“嗜み抜きの最たるもの
はジュースやお茶の「ボトルらっぱ飲み」族。意気軒昂と形容するほかない。
しかも、こちらは完全に市民権を得たようで、厳しい躾の中で育ったはずの
おばさん族にまで伝播してしまった。唖然、茫然。 ∧ 川島正英 ∧
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足尾産ニホンジカを100%使用、ワイルドでマイルドなその独特の味覚。
足尾銅山の地の新名物「鹿ハム」誕生ものがたりをご紹介です。
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コラム やまさかのぼる <暦と季節と暮らしと> その17
~~~ 葡萄にはどんな花が咲く・・・?
今日は旧暦ふづき29日で月末、明日は、はづき1日=「八朔」で、ハッサク
蜜柑は、この頃に熟すという。24節気だと「白露」。草の葉に水玉状の露が乗
っているのだから、随分と涼しそうな雰囲気が漂う。ここからは「仲秋」。と
なれば、「名月」だが、それは少し先のこと。「月見で一杯」は、お預けだ。
それで、また仏国革命暦に話題を転じると、今は葡萄の「実り月」。さて、
葡萄には、どんな花が咲くのか?葡萄の花は仏国の命の源。お米も葡萄も、お
互いに国民酒の元だが、どちらも花の美しさを愛でるという話はない。頭を垂
れた稲穂のような果実の密集ぶりだから、お互いに花も似ているのだろうか?
ついでに、ハッサク蜜柑は、どんな花だろう?昔、蜜柑の花咲く丘の歌謡が
あった。丘に花は咲いていても、その姿形は歌詞になかったような・・・?
コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅> あなたの分量
~~~
東京新宿・荒木町。ときどきお世話になるとんかつ屋さんのカウンターにはこ
んな貼紙が。「当店のご飯はとてもおいしいです。でも残すとモッタイナイ。
あなたの分量を、番号でお知らせください」そしてご飯の量が5段階の番号で
書かれています。慣れているお客さんは「とんかつ定食4番で」という頼み方。
店も客も「モッタイナイ」の気持ちで繋がっている、いい感じです。
http://noguchi-tomoko.com/modules/yutoriaruki/details.php?blog_id=66
■事務局からのお知らせ
△筑紫哲也賞「作文コンクール/神話・民話を読み継ぐ」の入賞作品集が
『e-book』としてネット上で公開!
昨年実施した「筑紫哲也賞“スローライフの眼作文コンクール」の入賞作品
集『e-book版』ができあがりました。入賞作品の全文が初めて公開されました。
あらためて、皆さんの力作をご鑑賞ください。
ホームページのトップ左下のボタンからご覧いただけます。
http://www.slowlife-japan.jp/
作品ともに『e-book』初体験の方、ぜひパソコンでページをめくる感覚もお楽
しみください。
◆「上巻」は筑紫哲也賞、優秀賞、鳥取・因幡賞、佳作の上位13作品。
http://www.slowlife-japan.jp/web_vol1/flipviewerxpress.html
◆「下巻」はスローライフ賞30作品が載っています。
http://www.slowlife-japan.jp/web_vol2/flipviewerxpress.html
このコンクールにご応募いただいた方、審査などに関っていただいた方、
『e-book』に関する作業をしていただいた方、皆さんにあらためて感謝です。
△9月来週21日の「さんか・さろん」をお楽しみに・・
この会は特別版です。富山県の砺波市と南砺市に拡がる「となみ野」を題材に、
住生活・住景観を語り合う。
学会が、11月に予定している「スローライフ・フォーラムinとなみ野」では、
『富山新時代―日本の「住まう」を考える』がテーマ。日本の伝統文化の結晶
といえる「合掌づくり」「散居村」を舞台に、ひろく住環境を採り上げるが、
今回のさろんは、訪ねてみたいその地を聞き、学ぶいい機会です。
フォーラムでは、石井隆一知事もパネリストとして参加いただきますが、9月
さろんは、富山から分科会パネリストの利賀ふるさと財団理事長・中谷信一氏
と県庁の地域振興課・有沢徹氏がガイドで来てくれる手はずです。
(フォーラムの内容は、「瓦版」前々号にも少し詳しく出ています)
△スローライフ学会へのお誘い
スローライフ学会はNPOスローライフ・ジャパンが運営する学会(学長・
神野直彦、会長・増田寛也)です。
楽しくスローライフについて多くの分野から学び語り合います。また、全国
でスローライフなまちづくりをすすめる皆さんとのつながりでもあります。
年会費5000円。会員は自動的にNPOのサポート会員となります。会員に
なっていただけれんば、この「瓦版」に記事を出したり、「さんか・さろん」
などで交流したりできます。「学会便り」や、各種ご案内もお届けします。
また、学会申し込みはこちらから↓
http://www.slowlife-japan.jp/modules/liaise/index.php?form_id=5
△この「スローライフ瓦版」に広告を出しませんか。
「瓦版」はスローライフに関心のある人、そして私たちのNPOとご縁のある
方へお送りしているメールマガジンです。
多彩なコラムや地域の情報を盛り込み、毎週火曜日の発信ですが、幸いにも好
評で会員さんも増えつつあります。広告協賛という形でご協力いただけると幸
いです。ご検討ください。
http://www.slowlife-japan.jp/modules/katudou/details.php?blog_id=94
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■いつも応援していただき、ありがとうございます。
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http://www.quality.co.jp/
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