瓦版2013.3.26第151号

週刊スローライフ瓦版 (2013.3.26 第151号)
発行:NPOスローライフ・ジャパン
スローライフ学会
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一気に春へ。「さんか・さろん」を4月から再開です。会場を、浦聖治理事の
会社の引越し先であらためて借りられることになったため。以前の場所の近く
です。講師は坪井ゆづるさん。この人なればこそ、の『3・11から2年』。
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コラム<火曜日の鐘> 早野 透(桜美林大学教授)
~~~ 気仙沼の落語会
この土日、気仙沼に行ってきました。「ココロ寄席」という催しのお手伝い
です。仮設住宅の集会所で、若手落語家に落語を演じてもらって、ひととき笑
ってもらおうということで、わたしの友人が企画して、この2年間に、三陸の
被災各地でもう100回も重ねているのです。落語家は篤志で来てくれます。
私も仮設住宅の路地を「落語の会が始まりますよ、みんな笑いに来てくださ
い」とマイクで叫んで回ってみました。おじいちゃん、おばあちゃん、こども
を連れた若いお母さん、次々と出てきてくれました。時そば、替り目、味噌豆、
禁酒番屋……。古今亭菊志んさんと三遊亭橘也さんの熱演に、笑ったこと笑っ
たこと。
気仙沼の街を回ると、ガレキあり、地上に取り残された船あり、そして更地
が広がって、かえって荒涼とした感じがいたします。日々の忙しさにかまけて
被災地のことを忘れてはいけない、とつくづく思いました。
学会コラム<緑と絆の木陰>
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中村 桂子(JT生命誌研究館館長)教育委員会が農業賞受賞

3月10日の日曜日、日本農業賞の授賞式でNHKホールに行きました。「食
の架け橋賞大賞」を喜多方市教育委員会が受賞したからです。教育委員会が農
業賞の大賞ってどういうこと、となりますが、喜多方では一年を通じて農業科
という授業があるのです。これを提案したのは私、取り入れて下さったのは、
市長さんでしたが、教育委員会、学校、地域など現場の方の意欲と行動力がな
ければできないことです。大変な努力を続け、その結果受賞となりました。
これについては語ることがたくさんありますが、それはまたの機会とし、と
にかくいじめその他の問題はこれで解決・・・だけでなく子どもたちがすばら
しくなるのに驚きます。式の後は氷川きよしの歌で皆さん元気になり、とても
よい一日でした。実は同時受賞がJAたじま(豊岡市)で、ここの小学生たち
ともおつき合いしています。この活動をもっといろいろな場所に広げたい、と
ちょっと努力を始めたところです。

■街角から畦道から
瀬戸内国際芸術祭開く 田嶋義介(島根県立大学名誉教授、山口県光市在住)

瀬戸内海の島を舞台にした3年に1度の第2回瀬戸内国際芸術祭2013が20日に始まった。今回は「海の復権」をテーマに、香川、岡山両県の12島と高松港・宇野港周辺で、春、夏、秋の3期に分け、計108日間繰り広げられる。23の国と地域から約210組の作家が参加し、アートによる地域おこしも狙う。
初日は、高松港から船で約20分の島全体がハンセン病療養所(国立療養所大島青松園)である大島を訪れた。旧知の絵本作家、田島征三さんが入所者が暮らしていた建物を使って作品を展示している。療養所は1909年に設置、今は治療を終えた約80人が入所している。田島さんの作品「青空水族館」は、人魚が幾重にも組み合わされた角材に挟まれて、悲しげに大粒の涙を流す「泣きつづける人魚」が中心。「ハンセン病への偏見や差別の歴史を感じてもらえれば」と田島さん。
(瀬戸内国際芸術祭のHP http://setouchi-artfest.jp/)
写真は田島征三さんの造形作品、涙のビー玉を流す「泣きつづける人魚」です。
さくら さくら さくら 川島宏子(アトリエ「花と生活」 東京都中野区)
この春もたくさんの桜を愛でることができました。今月初め、真っ青な寒空の
もと、あざやかな河津桜から始まって、東京の桜も三寒四温の陽気に戸惑いな
がらも早々に咲きほこりました。高層ビルに囲まれたアークヒルズそばの桜坂、
四谷の上智大学前の土手からホテル・ニューオータニ日本庭園、スカイツリー
おひざもとの隅田堤、我が家近くの神田川沿い・・。どこもここも、柔らかに、
しなやかに、あたりを薄もも色に染め、見事に日本の春をたたえていました。
一昨日の日曜日、小石川植物園を訪れました。日本でもっとも長寿といわれて
いる樹齢130余歳のソメイヨシノ。美しさと品格をそなえ、圧巻でした。二人
そろって東京の桜4日間、日々一万歩超えの幸せ散歩でした。
■まち・むらニュース
・山梨県 「大フットパス祭り」を開く
山梨県では、第28回国民文化祭を開催中で、11月10日まで続くが、フットパス
は、通期事業に位置づけられている。そして4月6日は、フットパスの認知度
向上を目的に500名が参加する「大フットパス祭り」を予定。桜や桃の花が咲き
乱れ、信玄公祭りの雰囲気で盛り上がる春の山梨を楽しんでもらう。
問い合わせ:山梨県国民文化祭課大フットパス祭り係。申し込みはHPからも。
http://yamanashi-kokubunsai.jp/event/ken-syusai/footpathfestival.html
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米粉のまち・胎内市から・・・
米粉を使って、可愛い桜色のマカロンを作ってみました。米粉でマカロンが作
れるなんで、驚きですよね。女子力アップしますので、ぜひお試しを。
http://tainai-komeko.blogto.jp/archives/25904745.html
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「日光『食』の研究所」から・・・
「日光水物語」とは、日光のおいしい水が育んだ地場の食材を活かした新商品。
日光商工会議所が募集し、厳選したこだわりの逸品です。
http://nikkokekko.blog121.fc2.com/blog-entry-223.html
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クオリティライフから・・・
漢方のお茶で花粉症におすすめの新作が人気です。「惷香茶(しゅんこうちゃ)」
といいます。ユーカリ葉や菊花などが調合された、すっきりした味のお茶。
お試しください。「たべもの商店」で。http://nfst.jp
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コラム<象さんの散歩> がんばれ、シティTV
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東京・中野区のシティTVは、JCN傘下にある。発足以来、番組審議会の
委員をつとめているが、TVの世界の革新はめまぐるしい。番組編成から機能、
それに組織も人材も絶えず移り変わっていく。とくに、ハード、技術の方は驚
くほどに多機能になり、まったく追いつけなくなってきた。
先週の審議会では、番組のうち、とくに中野区内で取材したいわゆる地ダネ
を中心に話し合った。既存の巨大TVは、おふざけ、お笑い、くすぐりが多く、
見るべきものに乏しい。それでも資金、資材、人材の面で圧倒的な力をもつの
は確かであり、当然ながらコミュニティTV、シティTVの採りあげる方向は、
地域性、アマチュアリズムということにならざるを得ないだろう。
JCN中野も、そこに力点を置いてがんばっている。工夫も感じる。だが、
そこを意識するあまり、幼稚な未熟なままの番組になっていないか、そこに甘
えていないか。注文をつけてはみたが、がんばれ、がんばれ。∨ 川島正英 ∧
コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅> 野菜力!
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食材の生産者と外部の人が、食を通して交流する催しに行ってきました。おな
じみの栃木県那須町です。和牛、猪、鹿、鱒などたくさんの料理が並びました
が、感動したのは「野菜」です。色鮮やか、新鮮、味が濃い、香りがある。こ
ういう野菜を食べると、都内のスーパーで買う野菜は、抜け殻のように思えて
きます。若き生産者達のスピーチも、自信とパワーに満ちていました。
http://noguchi-tomoko.com/modules/yutoriaruki/details.php?blog_id=202
■編集室便り
□来年度、気分を新たに!
満開の桜にそそられたわけでもありませんが、新しい年度を迎えるに
あたってNPOスローライフ・ジャパンでも新しい動きを・・。
ひとつは「さんか・さろん」。しばらくお休みしていましたが、4月
から復活します。ひとりでも多くの方に参加してくださるよう企画し
ていきます。
また、この「瓦版」も、少し模様替えしてお届けする予定です。
こんな記事やコラムを‥というご意見があればぜひお寄せください。



□アルバイト募集

スローライフ・ジャパン、スローライフ学会の仕事を手伝ってくれる
方を募集します。朝10時から夕方18時まで、週3日くらい。
4月から12月まで。ワード、エクセルのできる方。
日給7000円と少ないですが、まちづくりやスローライフの活動に興味
のある方、ぜひご一報ください。


■私たちはいつもスローライフの動きを応援しています。
鹿児島県
http://www.pref.kagoshima.jp/pr/koryu/index.html
岩手県遠野市
http://www.city.tono.iwate.jp/
日本テレネット株式会社
http://www.nippon-tele.net/
クオリティ株式会社
http://www.quality.co.jp/
アース・デザイン・インターナショナル(edi)株式会社
http://www.edi.ne.jp/
株式会社サンクス・ツー
http://www.thanks2.jp/
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最後までお読みくださって、ありがとうございました。
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