瓦版2014.2.25第197号

週刊スローライフ瓦版 (2014.2.25 第197号)発行:NPOスローライフ・ジャパンスローライフ学会**********************************************************************★★★★★ わが学会の活動の一つ「さんか・さろん」は、ことし第一回は増田寛也会長 から、まち・むらの最優先課題の人口問題を語ってもらったが、3月は、こ れも学会の課題「逸村逸品」を採りあげる。(「編集室便り」に詳しく)★★★★★コラム<火曜日の鐘> 長谷川八重(NPOスローライフ掛川)~~~ ソチオリンピックに感動 ソチ五輪が終わった。開会式前の新種目のスノーボードスロープスタイルで、美しい背景とパフォーマンスに魅せられ、テレビ放送が毎日楽しみでした。 とくに期待のフィギアスケート・浅田真央ちゃんの活躍。今でも言葉に変え難い。ショートプログラムで「取り返しのつかない事をしてしまった」翌日に「すべてできた」と泣いて笑った。考えてみれば一流のスポーツ選手は、日々“できないことと向き合い、耐え、“できた先には次の“できないことへと挑戦していく。目標を見失わず、国民が待ち望む笑顔を見せてくれた真央ちゃん、ありがとう。 また、独自の表現力で魅了した鈴木明子選手からは「ジュニアで早々に諦めず、遅咲きでもやりたい時に始めて欲しい」と、人間性が伝わるメッセージが語られた。キム・ヨナ選手は気品があり、レジェンド・葛西紀明さんの涙には日本のジャンプ界を牽引してきた重みが感じられました。 最後に、クロスカントリー男子の準決勝。スキー板が折れるアクシデントに何度も転びながらもゴールを目指すロシア選手に、代用のスキー板を持って駆け寄ったカナダのコーチに、オリンピックの精神を重ねて見ました。 私の胸のうちには、まだまだ余韻が続きます。学会コラム<緑と絆の木陰> 坪井ゆづる(朝日新聞仙台総局長・東北復興取材センター長) 杓子定規にもほどがある 1年前のこの欄で、「集団移転を迷う理由」として書いた心配事が、現実のものになっている。大震災の被災者の集団移転事業が、途中で計画変更された場合に、国から補助金の返還を求められる。しかし、「山林を削って宅地を造成し、家を建てるまでには数年かかる。途中で家族構成が変わるとか、『やっぱり仙台市の娘に世話になろう』と考え直す場合もありうるだろう」と。 宮城県南部の亘理町で、今春の200区画の移転先宅地の引き渡しを前に、23世帯のキャンセルが相次いだ。町が仕方なく、補助対象以外にも門戸を開いて再募集したところ、国土交通省から「目的外使用」と指摘され、復興交付金の一部返還を求められる事態になっている。 平時の補助金なら、当然の対応だろう。だが、千年に一度といわれる震災への対応としては、杓子定規にもほどがある。かつてない規模の集団移転が、津波被災地で動き出している。亘理町のような事例は、これから各地で噴出するに違いない。国交省には、その程度の現場認識もないのか。 スピードが求められる復興計画には、ある程度の変更はやむを得ない。そんな事態に柔軟に対応できる制度を用意する。それこそが国交省の本来の役割のはずだ。▽▽▽▽▽▽▽▽ 【逸村逸品】ひとこと紹介 ~ http://www.facebook.com/slowlifej岩手県盛岡市「南部の灯火」。さんさ踊りの浴衣が伝統工芸の裂き織りで生まれ変わり、南部鉄器製のスタンドとなりました。まさに南部の温かな灯りです。△△△△△△△△△△△■街角から畦道から 竹ヶ原 公(青森県十和田市)『沢田ろうそくまつり』を見る先月は弘前市沢田地区(旧相馬村)に伝わる『沢田ろうそくまつり』に準備と参加してきました。旧相馬村の最も奥まった集落沢田地区は、平家の落人集落として現在11戸の集落で、りんごが主要な山間地です。約450年前から伝わる『ろうそくまつり』を旧相馬村の有志達が力になってこの集落を盛り上げています。高齢化、限界集落の見本のような集落は他人事でなく、いつかは自分たちにも降りかかることとの危機感から今一番困っている奥の集落から一緒に考えようとしたのが始まりです。ろうそくに込められた五穀豊穣、家内安全等の願いを幻想的な中で行いました。『年に一度このろうそくまつりの時だけでも村に縁のある人が戻ってきてくれたら良いなあ』。村の爺さんたちは昔からの技術を教え、村の婆さんたちは村自慢の料理や炭細工を自信をもって披露していました。なくしてはいけないものだと痛切に感じた二日間でした。================= PR =====米粉のまち・胎内市から・・・「健康&美ing米粉料理教室」の4回目を迎えました。米粉を使った「グラタン」「バームクーヘン(ミルフィーユタイプ)」を、子供たちが楽しんで作りました。http://tainai-komeko.blogto.jp/archives/37206264.html=======■まち・むらニュース・埼玉県鴻巣市 「鴻巣びっくりひな祭り2014」開く約380年の人形製作の歴史をもつ鴻巣市。ひな人形のふるさと鴻巣を広く訴え、12万人の市民全員で楽しみ、まちを明るく元気にすることを目的にした祭り。今年10周年を迎えた。市役所ロビーの吹き抜け天井すれすれの高さ31段7mの日本一高いピラミッドひな段が登場。ほかの二会場でも、五角すい、八角すいのひな段が楽しめる。 開催:~3月8日 会場:メイン会場(鴻巣市役所)・エルミ会場(こうのすショッピングモー ル)・吹上会場(コスモスアリーナ) 主催:一般財団法人鴻巣市観光協会 電話048-540-3333 問合せ:鴻巣びっくりひな祭り実行委員会 電話080-5174-2014 http://kounosubina.main.jp/・広島県・愛媛県 「瀬戸内しまのわ2014」のイベント歴史的な景観や点在する多くの島の美しさを誇る瀬戸内海。かつては島々を多くの船が行きかい、海の道が人々の心をつないできた。瀬戸内海沿いの13市町が開く新しい「しま博」。そこに暮らす人々が自ら、また訪れる人々と一緒に楽しめるつながりのイベントである。 開催期間:3月21日~10月26日 開催地:瀬戸内海沿い各市町 問合せ:「瀬戸内しまのわ2014」実行委員会事務局 広島県プラットフォーム事務局 電話082-513-3450 愛媛県本部(観光物産課内) 電話089-912-2494http://www.shimanowa2014.jp/コラム<象さんの散歩> 雪、雪、雪・・から桜へ~~~ 先週末に「青森フォーラム」最後の実行委員会で青森へ。フォーラムの日の雨模様と違って、積もる雪、舞う雪が素敵な味わい。が、帰宅すれば、残雪の東京、異常積雪の孤立集落、ソチ五輪の画像の奔流・・。雪景色もいろいろ。孤立集落の人、五輪選手には申し訳ないが、伊豆・河津への旅に出た。 河津桜。河津川岸の花は、平均して五分咲き。裾模様の菜の花が例年に比べるとやや少ないようだが、まずまずだった。河津川岸の桜は、楽しみ方が三つの地に分かれる。まず、海近く、ベンチを置いたり、夜間照明をつくったりの公園風に整備されたところ。第二は、上流へ、上峰という地区まで続く両岸の遊歩道。道に沿って露店がずらりと並ぶ。騒々しく、桜が気の毒だ。 第三。その露店が途絶えてから上流へ。妻・宏子は「まろやかで優しい花の世界・・」と。下流の地とは別天地へ来た感じだ。人影もずっと少ない。住宅、露店がなく、道際の畑から満開の白梅、たわわに黄色の実をつけた夏蜜柑が桜と交錯する場面があったり。美しい。よくぞ、花の世界へ、と思う。 雪景色もいろいろだが、桜風景もまたいろいろ・・。 ∨ 川島正英 ∧==== PR ====「日光『食』の研究所」から・・・3月9日まで開催中の「湯西川温泉かまくら祭り」は、日本夜景遺産の「歴史文化夜景遺産」認定イベントです。雪と灯りの美しさを堪能ください。http://nikkokekko.blog121.fc2.com/blog-entry-275.html=======コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅> ~~~ 青森で買ったもの先日の青森フォーラムでは、オプションで青森新町商店街の店主がガイドする「お店回りツアー」をお願いしました。その結果、私はずいぶん買い物をしました。マフラー、靴、リンゴカッター、急須、ミキサーなど。それがお土産?と思われるかもしれませんが、旅先だからこそゆっくり買い物モードになれることもあります。観光客が買うのは、いわゆるお土産物だけではないのです。http://noguchi-tomoko.com/modules/yutoriaruki/details.php?blog_id=248■編集室便り □学会コラム「緑と絆の木陰」で、執筆陣のサイクルを編集部で取り違えて 神野直彦さんが先週に、坪井ゆづるさんが今週になってしまいました。 お詫び申しあげます。(内容の上では変わりありません) □3月18日の「さんか・さろん」は 『逸村逸品』をテーマに わがNPO”学会は、富山県高岡市でのフォーラムから、「逸村逸品展」 をくっつけて開催しています。昨年11月の奈良県川上村、ことし1月の青 森市での逸品展は、まだ余韻も醒めない思いです。さらに今回は▽47の都 道府県すべてから募った▽100アイテムの作品をそろえたこと▽地域資源 を活かした▽生活提案をもつ▽スローライフ逸品八か条をモノサシに募っ た展示となりました。 ひとつひとつの逸品には物語があり、その地域の「人の動き」が感じられ ます。ここでこれまでの逸品を見直し、今後どのように育てていったらい いか・・皆さまからのご意見、お知恵ををいただきたく、来月のさんか・ さろんのテーマに決めました。 まずは「逸品ストーリー」をお話しながら、実際の「逸品」も、いくつか お見せしたいと思っています。 『逸村逸品』のさんか・さろんにぜひ足をお運びください。 <編集部:丸山 薫>□スローライフ版・IT塾 ——————————————–Q:パソコンを事務所で共有していますが、中には個人的な情報など見られたくないものもあります。自分専用のパソコンを買う余裕もなく、何かガードできる方法はあるんでしょうか。<編集室:篠原伊佐武> ▼A:コントロールパネルの中にユーザーアカウントというものがあります。使う人がそこで「アカウント」を追加していけば、そのユーザー専用のパソコンとして使えます。ただし、使っているユーザーの権限によっては、見られてしまうこともありますので、完全にガードするには、それなりの知識が必要になります。気になる方は詳しい人に頼る方がいいかも知れません。 <EDI:藤井頼暁>==== PR ====クオリティライフから・・・講座「初めてどうしで楽しめる、わたしの一汁三菜」3月6日(木)11時から。玄米菜食を始めてみたい方へのチャレンジ講座、参加しやすい2000円です。http://qwebm.quality.co.jp/mail/u/l?p=s3qJeqiioLwZ=======■私たちはいつもスローライフの動きを応援しています。鹿児島県 http://www.pref.kagoshima.jp/pr/koryu/index.html岩手県遠野市 http://www.city.tono.iwate.jp/日本テレネット株式会社 http://www.nippon-tele.net/クオリティ株式会社 http://www.quality.co.jp/アース・デザイン・インターナショナル(edi)株式会社 http://www.edi.ne.jp/株式会社サンクス・ツー http://www.thanks2.jp/=======最後までお読みくださって、ありがとうございました。このメールマガジン、あるいは当団体へのご意見、ご質問はこちらへこのメールは毎週火曜日の発行です。NPOスローライフ・ジャパンとのご縁を頼りにお送りしています。初めて受信される方も含めて、お気軽にお付き合いください。今後、このメールマガジンの送信が不要という場合、あるいはメールアドレスの変更をご希望される場合もこちらへご連絡ください。この「週刊スローライフ瓦版」、バックナンバーをアップしています。まだご覧になっていない方、こちらからご覧ください。http://www.slowlife-japan.jp/modules/mailmagazine/details.php?blog_id=2=======Copyright(C) NPO法人スローライフ・ジャパン スローライフ学会〒160-0002東京都新宿区坂町21 リカビル301TEL 03-5312-4141 FAX 03-5312-4554 http://www.slowlife-japan.jp/”