「線香花火の一生」は「人の一生」。

線香花火

線香花火とともにある「夏の夜の想い出」。皆さんおもちでしょう。ちっちゃな高野槙と一緒に置いた線香花火たちは、以前、メルマガ「スローライフ瓦版」の「逸村逸品」で紹介した福岡の花火屋さんの手づくりのもの。鮮やかな色どりの紙のものは「東の線香花火」。真ん中はスボ手といわれる「西の線香花火」。箱に入ったものは八女の和紙を草木染で染めたもの。

表情を変え、儚く消えゆく「線香花火の一生」の各場面は、蕾~牡丹・松葉~柳~散り菊、と呼ばれますが、その燃え方は「人の一生」を表しているといわれます。幼年~青年~壮年~老年。趣深いです。

室礼・文:丸山薫(心葉主宰)