静岡県掛川市「丁葛」。名物の「くずゆ」はやさしい味わいです。

逸村逸品の紹介です。静岡県掛川市「丁葛」。

掛川名物の「くずゆ」。その代名詞ともいわれる「丁葛」は老舗桂花園の登録商標で、創業以来丁寧につくりつづけられています。江戸時代、掛川宿の繁栄とともに盛んになったのが、葛の蔓から織られる「葛布」と、根からつくられる葛粉。葛粉は保存のため四角く固めて、藁ひもでしばって軒先につるして干されていたそうです。この豆腐のような形から「一丁、二丁」と数えられていたことが、「丁葛」の由来とのことです。

葛は万葉の昔から秋の七草のひとつで、その根は葛根湯として漢方薬で珍重されてきたほか、精進料理や病人の栄養食としても大切にされてきました。桂花園でつくられているのは「くずゆ」「くず茶」「葛汁粉」のほか、しょうが、ゆず、ココアなど13種の味覚。ほのかな甘み、とろとろでつやつや。ほっと癒される優しさは、寒い時だけでなく、冷たくしてもおいしく一年を通して常備したくなります。バラ売りもされています。

全国菓子大博覧会で内閣総理大臣賞を受賞。掛川市では「葛利活用委員会」を2018年に設け、葛の一体的な利用を促進しています。

 

価格:907円(写真の6種6本入り)

製造・販売・問合せ:桂花園 TEL0537-22-2607 掛川市仁藤町10-1(購入は電話にて)

https://www.kakegawa-kankou.com/kanko/guide/facility_detail.php?_mfi=154

その他の購入方法:これっしか処 https://shop.koresika.jp/?pid=24996459