2023年令和５年「癸卯」。干支人形のウサギと万葉植物の赤い実。

2022年12月26日写真ギャラリー

新年を寿ぐ万葉植物

2023年令和５年は「癸卯（みずのとう）」の歳。干支人形のウサギを藪柑子（ヤブコウジ）の赤い実とともに室礼としました。藪柑子は「十両」の別名をもつ小さな小さな可愛らしい赤い実です。お正月には千両や万両がポピュラーですが、十両という名は何とも控えめで、一層可憐さが増します。もう一つの名は「山橘（ヤマタチバナ）」。万葉集にも詠まれている神聖な植物です。

「この雪の消残る時にいざ行かな　山橘の実の照も見む」（大伴家持）

文・室礼写真：丸山薫（心葉主宰）

2023年令和５年「癸卯」。干支人形のウサギと万葉植物の赤い実。

「蝉と団扇」蝉を模った香袋と奈良団扇

６月 「クチナシ」と「茅の輪」

「曲水宴」またの名は「めぐりみずのとよのあかり」

ひな祭り 立雛と貝覆

６月　「クチナシ」と「茅の輪」

ひな祭り　立雛と貝覆