瓦版　2023.4.11 第666号　増田寛也さんのコラム掲載

2023年4月11日週刊スローライフ瓦版

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４月18日の「さろん」は５月20・21日の「スローライフ・フォーラムin綾部」

に向けての予習勉強会です。講師として、綾部市・山崎善也市長をお願いしま

した。綾部市の魅力や、まちづくりの工夫についてうかがいましょう。

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コラム＜火曜日の鐘＞　　　吉田俊実（東京工科大学名誉教授）

「スマホお助け隊」

地元八王子市で年に一度開催の「大栗川キャンドルリバー」というイベント

で集まった80名近い仲間たち。ライン・グループにはさまざまな情報とともに

いろいろな声が流れる。「いろいろな世代間の交流が楽しいけど、SNSは高齢

者たちには敷居が高いみたい」「アプリの使い方を忘れてしまう」。

そんな声がラインに流れたら、若者たちからボランティアの申し出があり、

「スマホお助け隊」が結成された。喜んだのは行政職員のみなさん。高齢者の

スマホ利用を高めるためにいろいろとやっているのだけれど、成果はいまひと

つだったらしい。原因は継続性がないこと。「スマホお助け隊」は「交流」が

目的でそのために高齢者にスマホを使ってもらうというのだから、発想が違う。

2020年には治療用アプリが薬事法で承認され、医師から処方コードを受け取っ

てアプリにログインするシステムがすでに稼働している。難しいとか言ってい

られない、人生100年時代ってこういうことね。

学会コラム＜緑と絆の木陰＞　　　増田寛也（日本郵政社長）

追悼

当学会の設立にご尽力された理事の瀧栄治郎さんが急逝されました。先日の

理事会にも参加され、５月の綾部市でのフォーラムについて話をされていたば

かりでしたが、、、、。

初めてお会いしたのは20年前、筑紫哲也さんとご一緒で当学会の立ち上げの

頃かと思います。以来20年、最近は年に何度か川島正英さんとの食事の席に同

席する機会に恵まれました。時代の先行きを見通し、新しい分野にも常に一家

言を持たれていましたので、お聞きするだけでも時間を忘れる、とても有意義

で楽しい席でした。もうお目にかかる機会がないと思うと、残念でなりません。

心からご冥福をお祈り申し上げます。

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【逸村逸品】ひとこと紹介　～　http://www.facebook.com/slowlifej

和歌山県北山村「じゃぽん」。この村だけの固有の柑橘「じゃばら」を使った

ぽん酢。「じゃばら」には花粉症に有効という成分が含まれているそうです。

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■街角から畦道から

はじめての切符　　小松崎いずみ（埼玉県越谷市「スローライフ越谷」）

この春、小学校入学の孫。入学前までは電車賃を支払うことなく私にくっつ

いて改札を通っていたが、先日、近くのショッピングモールへわざと切符で電

車で向かうことにした。

孫は買うところから嬉しくて、スキップしながら切符売り場へ向かう。切符

を受け取り、子どもの切符は“小”がついていることを知らせる。子ども切符

は改札を通ると「ピヨピヨ」と音がする。本人は気づいていない。

切符を改札で入れて、なくなって驚き、また出てきて驚く。緊張しながら切

符をぎゅっと握りしめたまま電車に乗る。今度は改札を通るときに「ピヨピヨ

って音が鳴るよ」と教えた。孫は、その音に飛びあがって喜んだ。

「また、電車乗りたーい！」と。孫の成長は楽しみでもあり、寂しさも…。

写真もご覧ください。

「桜咲く」　その① 里・公園の桜を名物に

神徳政幸　　（和歌山県紀の川市　「道の駅青洲の里」駅長）

３年前、駅長に就任する時に沢山アイデアを考えていました。実現できた、

一つについて投稿です。

当駅はこじんまりした公園を併設しています。樹々が茂り、癒しスポットとし

て家族連れの方々に楽しんでいただいています。桜も多く、私は就任時直ぐマ

ップに約70本の桜の位置を書き込みました。そして「この桜を里の名物にした

い」と考えていました。

当駅は幹線道路から遠く離れ、お客様から「何処？」とよく聞かれます。そ

の度に「この施設は医聖・華岡青洲さんを顕彰する施設で誕生の地に建てられ、

その後、道の駅の認可を受けているので・・」と説明します。ぶらりと寄りや

すい駅ではない、それを何とか逆転の発想で課題を利点と捉え、“わざわざ行

きたくなる道の駅”を目指し、３年間バットを振って振って振りまくってきま

した。そして、いよいよこの春、桜ライトアップを行ったのでした。

写真もご覧ください。

■まち・むらニュース

・島根県飯南町　やまめ釣り＆つかみ取り

町内にある「やまめの渓」では、やまめの「釣り」と「つかみ取り」、そして

「炭火塩焼き」の体験ができる。釣りは竿、ねり餌、バケツがセットになって

いるので、手ぶらで立ち寄って楽しめる。予約は不要。

開催日時：４月９日（日）～10月29日の日曜・祝日のみ　９時～16時

遊漁料：やまめ釣り500円、つかみ取り200円、塩焼き体験200円（１匹）

問合せ：うぐいす茶屋　TEL0854-73-0002

https://kurashi-karu.com/higasisanbe-yamame-notani/

・徳島市　はな・はる・フェスタ2023

阿波おどりの有名な「連」の競演が、春のこの時期に観覧できる。その他、ス

ペシャルライブや徳島のグルメキッチンカー、地域の特産品マルシェなどが集

合。うららかな春の陽気のもと、徳島の文化と食が楽しめる。

開催日時：４月15日（土）10時～20時、16日（日）10時～17時

会場：藍場浜公園、あわぎんホール、他

主催：はな・はる・フェスタ実行委員会(NPO法人阿波まち活性協議会)

問合せ：徳島市にぎわい交流課　TEL088-621-5232

https://hanaharufesta.wixsite.com/2022

コラム＜象さんの散歩＞

瀧さんへ「おくり鳩」

瀧栄治郎さん（当NPO理事）の家族葬が、６日に行われた。行くなら社葬の

ときに、と思い、静子夫人に、そう手紙を書いたが、やはり、もう一度、ぜひ、

の気持ちがこみあげ、京都へ、と。

また「スローライフ・フォーラムin綾部」のチラシのゲラ刷りがちょうど出

かける前夜に象さんの手元に届き、柩に。そして、あの「おくり鳩」も。

「おくり鳩」は、形状記憶の和紙で鳩の形になった折り紙、広げてなかに、

故人へのメッセージが書けるもの。これも急遽届けてもらった。静子夫人、増

田寛也さんの代わりに駆けつけた満喜夫人、わが妻・宏子も「鳩」を。象さん、

「さよなら」とだけ書いて、柩の隅にそっと。

京都府の西脇知事、山下副知事がお焼香に。私から「フォーラムをよろしく」

と一言。兵庫県の井戸前知事にも会う。そういえば、瀧さんには膨大なる知人、

友人・・・＜川島正英＞

=========================================================== ＰＲ =====

「奈良県十津川村」から・・

ご寄付いただいた球根を、集落有志が植えたチューリップ畑。去年より早く、

チラホラ花が咲き始めました。周りの山々は今まさに、桜が満開です。谷瀬の

「ゆっくり散歩道」は、花盛りの散歩にいい季節を迎えました。

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コラム　野口智子＜スローライフ曼荼羅＞　　英連邦横浜戦死者墓地

横浜・山手の「外人墓地」は観光ポイントですが、ここは第二次世界大戦時、

英連邦軍に所属し戦死した外国人のお墓。日本の捕虜になり、過酷な労働と病

気で亡くなった方々の遺骨も。約2000人が眠ります。美しい広い芝生、静寂の

なか並ぶ墓石が光ります。石には22歳、20歳とあり、みな若い。隣接する児童

遊園地から聞こえるお花見の歓声を、どんな思いで聞いているのでしょう。

https://noguchi-tomoko.com/post-9606/

■編集室便り

▽４月の「さんか・さろん」は綾部市を学ぶ

５月20日（土）・21日（日）「スローライフ・フォーラムin綾部」を京都府

綾部市で開催。

https://www.slowlife-japan.jp/2023/04/07/s-106/

４月18日（火）の「さんか・さろん」は、フォーラムに向けての予習勉強会と

なります。

綾部市は、京都から特急で約１時間、古い建物が残る落ち着いたまちです。

限界集落を「水源の里」と呼び替え、早くから手厚く応援し、小さな集落を維

持してきました。また、「移住立国あやべ」のスローガンのもと、移住者を積

極的に受け入れています。「半農半X」という暮らし方を提唱したのも綾部市

の方です。いわば綾部はスローライフなまちづくりの先進地なのです。

まずは綾部市を詳しく知る「さろん」へご参加ください。

日　時：4月18日（火）19時から、zoomで

テーマ：「綾部市を深く知ろう！」

講　師：山崎善也市長

申　込：4月15日までにメールで→　slowlifej@nifty.com

◆なお、今年度の「さんか・さろん」は下記のようなプログラムです。ご予定を。

https://www.slowlife-japan.jp/2023/04/03/%ef%bd%93-216/

◆昨年度後半の「さんか・さろん」の報告はこちらからどうぞご覧ください。

https://www.slowlife-japan.jp/2023/04/07/s-85/

▽４月からの会費をお願いいたします。

◆スローライフ学会会員の方は、４月からの会費をお願いします。

・年会費は、5000円。（2023年４月～2024年3月）

・会員は「さんか・さろん」参加費一回1000円です。（一般は2000円）

ただし、3000円お支払いいただければ、何度でも参加でき、年会費のみの場合

は、その都度お支払いいただくことになります。

なるべく5000円＋3000円＝8000円を下記口座へお振込みください。

◆まだ会員でない方は、ぜひこの機会にご入会ください。「スローライフ瓦版」

に投稿できるほか、「さんか・さろん」などの割引があります。どなたでも会

員になれます。

◆事務処理の都合上、５月末日までにお振り込みをお願いいたします。

【振込先】

ゆうちょ銀行振替口座　００１９０－４－５９５２９３スローライフ学会

※他金融機関からのお振込みの場合は

店名：〇一九（ゼロイチキュウ）店、預金種目：当座、

口座番号：０５９５２９３、スローライフ学会　まで。

▽瀧栄治郎理事、ご逝去

本日の増田寛也さんの原稿に追悼がありますように、このNPO設立以前から、

筑紫哲也さんとともにこの運動を発案し、推進し、支えてこられた瀧栄治郎

さん（日本テレネット株式会社ファウンダー名誉会長）が亡くなられました。

「あらゆる実業家が、その立ち位置で、その専門を活かして、社会に貢献して

いけば、世の中が変わっていく。社員の中じゃ、こういう直接仕事にならない

地域貢献は、僕の道楽のように思われている部分もありますが、こういう動き

の中から、新しい仕事が誕生すると思う」と常々おっしゃっていました。

ご自身の地元、京都府での「スローライフ・フォーラムin綾部」を楽しみにし

ていらしただけに、残念です。いずれ社葬が行われるそうです。

瓦版 2023.4.11 第666号 増田寛也さんのコラム掲載

瓦版２０２４．４．２３第７０９号 神野直彦さんら１２人のコラム掲載

瓦版２０２４．４．９第７０８号 斉藤睦さんほか１１人のコラム掲載

瓦版2024.3.26第707号 川島英樹さんほか7人のコラム掲載

瓦版2024.3.12第706号 中村桂子さんのコラム掲載

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