8月の「さろん」はアドレスフリーなど、新しい働き方を考えました。

8月20日の「さんか・さろん」(142回)では、浦 聖治さん(クオリティソフト株式会社 CEO)から
「社長自らアドレスフリーを実践 ペルーでワーケーション!」のタイトルで、浦さんの会社の新しい試み、アドレスフリーの考え方についてうかがいました。30人がお申込でした。

「地方に雇用を生み出し人々が分散して暮らせば、もっと豊かな日本になるはずです」と語る浦さんの会社は、2016年に和歌山県白浜に本社を移し、今、海外含め8拠点で活動されています。

「白浜本社の社屋はイノベーションスプリングスと呼ぶ。ここでいろいろな人が交流することで、新しいことがどんどん湧き出してくるように」ホテルがあり、果樹園があり、地域の人も入れる社員食堂があり。目の前は美しい浜辺。確かに、うかがうだけでもワクワクする『職場』です。

「交流の中からアナウンサードローンが誕生しています。大変クリアな音声で、広報しながら動くドローン、しかも多言語対応です」このドローンはこのたび、消防庁でも購入されたとか。今後、各地で災害時など、多言語でインフォメーションができるようになることでしょう。

「アドレスフリーという言葉は私が考えました。PCが安全に使えるなら、どこにいても仕事ができます。ペルーでワーケーションを実践し、最後に考えました。『新しい道ができて便利になったが、街に人が歩いていない。こんなに変わってしまうのかと思い、悔しい』ということ。経済発展が必ずしも幸せに繋がらない」ペルーでは、採れたての地元の味や温かい人々、自由に生きる動物に触れたという浦さん。次なる発想がまたさらに湧き出している印象でした。

浦さんの発想の豊かさ、開かれた経営、地方を応援する姿勢に、参加者皆が大きな刺激を受けました。何時か皆で白浜に出かけましょう。お話の後に、たくさんの感想や質疑がありましたが、ここではスピーチ部分のみを公開いたします。