瓦版2012.2.14第94号

週刊スローライフ瓦版 (2012.2.14 第94号)
発行:NPOスローライフ・ジャパン
スローライフ学会
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「スローライフ・フォーラムin日光」が終幕・・・学会あげてのスペシャル
さんか・さろんにぴたりの意味深くて、楽しいおまつりとなりました。感激
です。感謝です。HPに、まず写真から載せていきます。ご覧ください・・・
http://www.slowlife-japan.jp/modules/katudou/details.php?blog_id=137
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コラム<火曜日の鐘> 丸岡一直(社会福祉法人二ツ井ふくし会理事長)
~~~ 大雪の里から
大雪です。北の野・二ツ井はさほどの豪雪地ではありませんが、積雪110セ
ンチほどになりましたから、例年の2倍強ですね。12月中旬から間断なく降り
続き、しかも低温続きだった。積もり積もって、かまくらの中に家がある、と
いった風情です(オーバーですが)。
体のあちこちが痛い。雪の捨て場がない。屋根の雪をどうする、と悲鳴は尽
きませんが、不平をならしつつ楽しみを見つけることも忘れません。この時期、
なにをおいてもタラです。
真鱈。それも、狙いはオスの白子。この地では「だだみ」と呼びます。体長
1㍍ほどの大物だと、サイズの大きいレジ袋いっぱい分ほどもあります。です
から、ひとりふたりではどうしようもない。パーティーになります。「だだみ
で一杯」は、たまりません。
二ツ井では特産の山うども収穫開始。シバレが強いので、干し餅もいい仕上
がりです。たらふく楽しんで、また雪かきに精を出しましょう。
学会コラム<緑と絆の木陰>
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増田寛也(野村総合研究所 顧問) 元服式

10~12日の3日間、恒例のスローライフ・フォーラムを日光市で開催した。
震災の影響で、この時期の開催となったが、鬼怒川の最奥部栗山地域や足尾地
域の厳冬期の生活を少しでも味わうことができたのは幸いであった。
毎回、フォーラムでは新たな発見がある。私にとって今回は、栗山の川俣地
区に唯一残る江戸時代から連綿と続く「元服式」を知ったこと。これは、成人
儀礼の一種で、毎年1月21日、数え20歳の成人に達した者が後見人と親分・子
分の関係(親子関係)を結ぶ。この関係は生涯に渡って続き、親分は生涯全般
において子分の面倒を、子分は正月や暮れの挨拶を欠かさず、親分が死んだ時
は両親とともに葬式を取り仕切る。血縁関係が薄くなった人を親分に頼むこと
で両家の関係を強化し、さらには、地域の結束力を高める。自然環境の厳しい
中で生き残るために考え出された見事な術である。
誰もが東京からわずかな時間で日光市内各地域の素晴らしい食、歴史の重み
と伝統を感じさせる獅子舞などの郷土芸能や民話に触れることができる。次回
はぜひ野趣あふれる「石焼き」を食してみたい。豊かなホスピタリティを発揮
して下さった地域の皆さんや関係者に心から感謝したい。
■街角から畦道から
夕張の村上智彦さんと聖路加の日野原重明さん 坂田啓子(佐賀市)
このところ続けて村上先生と日野原先生のお話を聴く機会に恵まれました。
「社会保障と税の一体改革」が大詰めのところ、お二人のお話から、「次世代
につけを残さず、やるべきことをやろう」というメッセージを受け取りました。
村上先生は、将来の日本の縮図、高齢化率40%の夕張の医療費を毎年一億円
ずつ削減!以前の勤務地でも全国一高かった医療費を半減!住み慣れた家での
在宅医療へのシフト、ここぞという時には安心できる環境を整え、丁寧な説明
で我儘な医療を認めず生活習慣を見直させる、そして市民の意識がそう変わっ
ていくという事実を。
日野原先生も、自分たちはこれまでの「老人」ではない、意欲ある「新老人」
だと。高齢者がただのんびりと過ごすのでなく、生きがいをもって働き暮らす
意識をもつ、ということは、お二人に共通した内容でした。
みんなが当たり前のことを当たり前に普通にやる、自然な流れを社会に組み
込め直せばよさそうな。これってスローライフでは?
■まち・むらニュース ————————————————
・東京都福生市 FUKUIKUが主催の「アートな出会いを楽しむ一日」
FUKUIKU(福育)は「芸術を育てる街づくり」を活動の中心とする団体。主旨
は①地域の人達の仕事場づくり②出会いづくり③地域の活性化。画家の卵の
ギャラリー、天然酵母パン&喫茶、紙芝居もあってこどもも楽しめる。
イベントは26日(日) 10時~15時 会場・DRU 福生市熊川(横田基地前)
連絡先: 市民活動団体 FUKUIKU(福育) 雫 未佳 042-552-8676
ホームページ http://fukuiku72.jimdo.com/
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「たかおか屋」から・・・
かわいらしい螺鈿の輝きに、手のひらサイズの小さな春を感じます。あなたは
外出の時、何を持っていきますか?たかおか屋からのご提案です。
http://www.takaokaya.jp/news/2012/02/11-160634.php
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「日光『食』の研究所」から・・・
日光公民館のイベント「弁当男子講座」に参加してきました。男性でもおいし
く簡単に作れるお弁当とのことで、楽しさ半分不安半分で行ってまいりました。
http://nikkokekko.blog121.fc2.com/blog-entry-155.html
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クオリティライフから・・・
2月29日(水)・3月10日(土)、オーガニックスパイスの「エヌ・ハーベス
ト」から鈴木裕先生をお迎えし、食欲のすすむスパイス講座を行います。メニ
ュー3品の試食も。お申し込みはお早めに。http://tabegoto.jp/archives/75
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コラム<象さんの散歩> 「五つ」を大切に・・
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「日光フォーラム」無事終幕。まずお礼。厳冬に、遠くまでに、感謝と感激。
あと印象に残る、書きたいことは山々だが、一つは全体会での神野直彦先生の
「スローライフは長崎チャンポン」説。各国の味を自己主張させつつ新しい味
をつくりだす、甘い、辛いなど五味それぞれ大切に、それが醍醐味に、と。
そう、「五」は大切な数字。五体、五感、五色、五音、五穀、五行・・。
日光にとっても。合併した「五つ」のまちをどう融合させるか。高山、浜松
の次に広くなった日光市である。東照宮、杉並木、尊徳、温泉だけでなく地域
の味わい深い宝ものを活かしたい。フォーラムの主題は「交流」にあったが、
観光でつなぐ「遠くの絆」とともに「近くの絆」も大切に考えていく、足尾、
栗山もすばらしい、あくまで「五つ」で、と昼も夜も語り合った。
蛇足。フォーラムに夫婦参加が増えてきた。サイクリングツアーにも参加の
増田寛哉・満喜さん、筑紫哲也を偲んでの神戸武雄・とみ子さん、瓦版コラム
に二人で投稿の村井康人・良江さん。加えて神野直彦先生の瓦版コラムでよく
お目にかかる和子夫人初登場。わが夫婦にバンザイの五輪・・ ∧ 川島正英 ∧
コラム やまさかのぼる <暦と季節と暮らしと>その89
~~~ 官暦2年前なら…
官暦2月14日、世間では耶蘇教の聖人が持て囃される。この国では、どこの
なんでも、商売繁盛のネタになるなら、無批判に受け入れられ、公共の電波に
すら乗って、若者や子供たちの心の中に根を下していく。おかしなことだ。
我国の風習なら、官暦で一昨年のこの日は旧暦の元日だった。毎年、これく
らいになってから「新春」になってほしい。閏月の置き方を工夫して、そうい
う風にすることができないものか?厳寒の中で、そんなことばかり考えていた。
地域ごとの独自の暦にすれば、春分から新年にするとか、気候風土に適合す
る暦法を採択できる。そういう地域暦づくりを盛んにするため、お互いに情報
交換する場を設定したらどうか。趣旨に賛同する各地の持ち回りにして、恒例
の年中行事になれば、スローライフの考えも同時に普及するのではないか?
コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅> いい店の条件
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観光地や商店街のコンサルタントなどやっていますと、「全国のいいお店をご
存知でしょう」といわれます。相手がどんな“いいを求めているかは様々で
すが、この前行った諏訪市にはこんないいお店がありました。「イケメンがい
て、ひとつ学べて、長く居られて、心あたたまるお店」、私なりの基準では最
近は地方の方がいいお店が多いように思えます。
http://noguchi-tomoko.com/modules/yutoriaruki/details.php?blog_id=144
■編集室だより
「日光フォーラム」へのひとことをよろしく・・
学会の大イベント・日光でのフォーラムが終わったばかり。
それでも、今週号でいくつかの「日光フォーラム」エッセイが
顔をのぞかせてくれています。
ほんとうに多くの会員のみなさんが、はるばる駆けつけてくださった。
それでも思いのほどを語りきれなかった、かもしれませんね。
瓦版で大いに書いてください。
「日光フォーラム」についてのひとこと、大歓迎です。
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■私たちはいつもスローライフの動きを応援しています。
鹿児島県
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岩手県遠野市
http://www.city.tono.iwate.jp/
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アース・デザイン・インターナショナル(edi)株式会社
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最後までお読みくださって、ありがとうございました。
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