瓦版2013.1.29第143号

週刊スローライフ瓦版 (2013.1.29 第143号)
発行:NPOスローライフ・ジャパン
スローライフ学会
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きょうは「さんか・さろん」でお願い。昨年末と1月の「さろん」では、これ
までの部屋が借りられなくなったため会場を転々とする羽目に‥。勝手ながら
2月・3月もお休みとさせてください。会場を探し、体制を立て直して新年度
4月から再出発します。会場探しにぜひご協力を・・。
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コラム<火曜日の鐘> 長谷川八重(NPOスローライフ掛川)
~~~ バブル世代の年女
まもなく節分、ことし私は年女です。バブル期に就職をし、日々のノルマを
こなした自分への褒美に〝DCブランド″等を買い、太い眉毛のメイクをして
ディスコに通い、青春を謳歌した、いわゆる『バブル世代』です。(恥を忍び
つゝ同級生の記念写真を画像添付しました)86年に施行された男女雇用機会
均等法により、女性でもやる気になれば仕事で出世できる実感や夢もありまし
た。良いと思う物を自由に買い、ちょっとした成功体験を積み重ねた経験から、
いまも購買意欲に罪悪感はあまりありません。バブル世代だから、と自慢でき
ませんが、それなりに良き時代だったと思います。
先日も〝アラフォー女性″(厳密には42歳から52歳までのバブル世代)
の購買行動が当時流行っていた〝ユーミン″のBGMにより触発されていると、
ビジネスニュースで取り上げていましたが、政治や経済を考えるようになった
いま、この年になって、当時のように踊らされず、バブル期の経験を世の中を
元気にする力にしていきたいと思います。
学会コラム<緑と絆の木陰>
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中村桂子(JT生命誌研究館館長) 進化と進歩

今年もよろしくお願いいたします。
進歩という言葉を進化と比べて考えます。進化は、evolution、つまり展開
するということです。変化はしますが、そこで重要なのは環境との関わりであ
り、それがうまくいかなければ変化は消えます。自然は厳しいのです。さまざ
まな試みをして、うまく行くと次へ。従って変化はゆっくりですし、生じるも
のはさまざま、ヘビもいれば人間もいるという具合です。
一方進歩はprogress。一つの道を一方向にできるだけ早く進むことをよしと
します。人間社会はこちらを選び、皆で先を争ってきました。でも、これは
どこへ行く道なのでしょう。最近の国際情勢、経済、教育などの様子を見てい
ると、大事なのは一人一人の人間であるということがまったく忘れられており、
恐くなります。
米国でオバマ大統領が登場し日本では民主党へと政権交代した時に、「変化」
を期待しましたがとても難しいことでした。オバマ大統領は過去形ではないの
で期待は続きますが。権力をもつと大事なことができなくなるような気がして、
そこからは離れるようにしてきました。そして小さな活動を続けてきました。
スローライフもその一つですね。でも、大きなところが変わる必要がある時に
なっているという思いがつのります。
■街角から畦道から
ドイツのまちのスローライフ逸品 石川義憲(東京都世田谷区)
15年程前に、鳥取で「ドイツを語る会」が発足し、毎年2回会報を発行してい
ます。今回の会報にスローライフ逸品に関する記事を寄稿しました。「ドイツ
を語る会」とは、鳥取県内でドイツ文化を楽しむ人たちのサークルです。鳥取
は、童謡唱歌の里(作曲家の岡野禎一の出身地)として知られ、また漫画家を
大勢輩出している(水木しげる、青山剛昌、谷口ジローほか)。かつて鳥取市
でおもちゃ博覧会を開催したときにドイツのヘッセン人形博物館(ハーナウ市)
の人形を出展してもらった縁で、ドイツとのつながりが始まりました。今では
鳥取市とハーナウ市(グリム兄弟の生誕地)は姉妹都市です。私が鳥取県で仕
事をしていたときに、ドイツ滞在の経験を生かして様々なイベントをしていて
愛好家の人たちが集まりました。(私の会報記事は、ひとことで書けば・・)
ドイツの製品は多くが地域の逸品です。例えば、フランクフルト空港お土産で
人気の『リューベックのマジパン』(中世の飢饉の際に、市役所がパン職人に
倉庫で眠るアーモンドで料理を懇願したことに由来)、東ドイツで生き残った
数少ない産業の一つ『マイセン磁器』(地元の山で有田焼の成分発見が成功の
秘訣)。いずれも地域資源、知恵を活かしたストーリーの産品。
■まち・むらニュース
・北海道 旭川美術館で開館30周年記念「木の造形100選」
旭川を中心とする道北地方は木材資源に恵まれ、地域の要の産業として、木の
工芸品や優れたデザインの家具が造られている。旭川美術館では「木の造形」
がコレクションの重要な軸の一つ。彫刻やクラフト、伝統木工芸など、幅広い
ジャンルの作品を収集しているが、今回は開館30年を記念、この木の造形コレ
クションの中から、名作100点を紹介する。 道立旭川美術館(0166)25-2577
期間:~4月7日(日)※月曜日は休館(祝日または振替休日の場合は開館)
開館時間:9:30~17:00(入場は16:30まで)
場所:北海道立旭川美術館第1展示室(旭川市常磐公園内)
詳しくはこちらを http://www.dokyoi.pref.hokkaido.jp/hk-asamu/
・栃木県 「とちぎ食の回廊ー創作料理フェア」開く
創作料理コンテストやセミナーによって県内の優れた食と観光資源とを知って
もらう。野口智子ゆとり研究所所長の「食の力で都市と農村の交流を」の講演
のあと、栃木の食を見て、感じて、味わう催しがいろいろ。
日時:2月6日(水)11時~14時(申し込みが必要)
場所:ホテル東日本宇都宮(宇都宮氏上大曾町492)
申し込み先:公益財団法人栃木県農業振興公社 FAX 028-648-9517

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米粉のまち・胎内市から・・・
小学校で、「親子べえべえ作り」体験がありました。なんと親子125名も、
たくさんの参加者が集まり、一人一枚ずつ「べえべえ」を焼きました。
http://tainai-komeko.blogto.jp/archives/23089673.html
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「日光『食』の研究所」から・・・
1月26日から湯西川温泉で、毎年恒例のかまくら祭りが開催されます。
メイン会場には大きなかまくらや、雪のすべり台が登場します。
http://nikkokekko.blog121.fc2.com/blog-entry-214.html
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クオリティライフから・・・
「たまな食堂」はオーガニックワインも充実。お酒好きのシェフが責任をもっ
て吟味し、お料理をひきたててくれるものを選びました。体を温めてください。
ご予約はこちら→ https://qweb.quality.co.jp/mm.cfm?mm=1058&url=5459
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コラム<象さんの散歩> 地の果てアルジェリア・・
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北アフリカのアルジェリアで同胞10人が悲業の最期を遂げた。事件が起きた
直後に、どどっと思い浮かんできたのは演歌「カスバの女」だった。
涙じゃないのよ 浮気な雨が ちょっぴり この頬 濡らしただけさ
ここは地の果てアルジェリア どうせカスバの夜に咲く酒場の女の薄なさけ
歌ってあげましょう 私でよけりゃ セーヌのたそがれ まぶたの都
花はマロニエ シャンゼリゼ 赤い風車の踊り子のいまさら還らぬ身の上を
あなたも私も 買われたいのち 恋してみたとて 遠い空
あすはチェニスかモロッコか 泣いて手を振るうしろ影 外人部隊の白い服
音痴でカラオケも苦手な私。歌詞をすべて覚えた“はやり歌は「銀座の雀」
とか「もず」のほかは、これぐらい。詞が最後まですらすらと出てきた。
アルジェリア独立戦争に題材をとったこの歌は、もう半世紀も前にベトナム
反戦運動が燃えひろがるにつれて大ブレーク、時代がこの歌を求めたともいわ
れた。印象に強いのは「外人部隊の白い服」のフレーズ。外人部隊の危うさ、
空しさ。望郷の念さえ痛ましく、絶えず悲壮感が漂よう。今回の犠牲者を「企
業戦士」と呼んでいいにだろうか。ご冥福を祈りつつ・・∨ 川島正英 ∧
コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅> 農家ツーリズム
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栃木県那須町の「なすとらん倶楽部」が企画した、農家を訪ねる小旅行に参加
しました。とはいえ、ホウレン草農家と、近くのウド農家を訪ねただけ。距離
の移動は、ちょっぴりです。でも、初めてのことを知ったり、体験したり、普
段と違う空間で過ごしたり、田舎のご馳走を味わったり、温かな栃木弁に包ま
れたり。異文化としての距離感は大きく、大旅行をした満足感でした。
http://noguchi-tomoko.com/modules/yutoriaruki/details.php?blog_id=194
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http://www.pref.kagoshima.jp/pr/koryu/index.html
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最後までお読みくださって、ありがとうございました。
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