福島県いわき市「姫花ちゃんのハンカチ」。

逸村逸品の紹介です。福島県いわき市「姫花ちゃんのハンカチ」。

東日本大震災で亡くなった少女、姫花さんの夢がハンカチに。

震災当時いわき市立豊間小学校4年生、絵を描くのが大好きで、将来はデザイナーになるのが夢だった鈴木姫花さん(10歳)。姫花さんが2009年の絵画コンテストで入選した、自宅近くの塩屋埼灯台の絵。黄色の空、青い海、緑の大地にオレンジ色の太陽、という鮮やかな色合い、どっしりと立つ白い灯台と楽しそうな子どもたち・・・。

ハンカチが販売されているのは灯台の下にあるお土産物屋さんだけ。この地に足を運んだ方が手に取り、購入してほしいというご両親の思いからで、収益は全額震災義援金として市に寄付されています。

震災の少し前、「10年後の自分へ」という作文に姫花さんは「デザイナーになっているか、そのために勉強しているかも」という夢をつづっています。そのことを朝日新聞で読んだ京都のデザイナーが日本グラフィックデザイナー協会の復興支援プロジェクト「やさしいハンカチ展」の一環として制作に至りました。

明るい色使いで見る人を笑顔にする、まさに幸せの黄色いハンカチです。昨年12月に点灯120周年の記念セレモニーをむかえた塩屋埼灯台には姫花さんのハンカチが掲げられています。

価格:800円