鹿児島県いちき串木野市「つけあげ」。すり身に豆腐入り。

逸村逸品の紹介です。鹿児島県いちき串木野市「つけあげ」。

さつまあげの本場鹿児島。中でも串木野地域では「つけあげ」と呼ばれ、県内でも独特のものだそうです。その特徴は地元の新鮮な魚のすり身に豆腐が入ること。もうひとつ、地酒(郷土料理の「酒寿司」などにも使われる)と呼ばれる独特の香りと甘味を持った酒が入ること。多めの砂糖やみりん、しょうゆも入って菜種油で揚げられ、甘めの味付けです。

琉球料理のチキアーギ(魚のすり身とデンプンをまぜて揚げたもの)が、江戸末期に薩摩に伝わって串木野に根付き、つけあげになったという説が有力のようです。

ふわふわの食感で優しい甘味。おすすめはそのまま食すことだそうですが、ほんとにそのままパクリパクリとおかずに、おやつに、おつまみに美味しいです。特に焼酎にぴったり、というのも納得です。昔は結婚式などのお祝いの時に、各家庭でつくられるハレの日の食だったそうです。


写真のものは家庭的な手づくりのお店、松下商店のごぼう天。地元での人気店舗で、地方からの発注も多いそうです。

製造・販売・問合せ:(有)松下商店 TEL0996-33-2531 いちき串木野市西塩田町21
http://www.ikini.co.jp/maker/KS/KS01009/info1.php?pno=0