福島県相馬郡飯舘村「なつはぜじゃむ」。ポリフェノールいっぱい。

逸村逸品の紹介です。福島県相馬郡飯舘村「なつはぜじゃむ」。
秋に黒い果実が熟し、その貴重性から「里山の黒真珠」と呼ばれている飯舘村「ニコニコ菅野農園」のナツハゼの実。なつはぜじゃむは、砂糖、保存料、着色料を一切使わず、希少糖含有シロップでつくられています。

大切な成分ポリフェノールを減らさないようにするために、裏ごしをしていないそうです。なのでジャムには果皮が残っていますが、より自然な味わいです。甘さは控えめ、というよりはやさしい甘味で、本来の果実の味が凝縮している感じです。(希少糖とは、自然界での量が少ない単糖のことで、血糖値上昇抑制作用等、近年多くのその生理機能が注目されている)

目の疲労回復や血液浄化作用などに効果があるといわれている、抗酸化物質ポリフェノールの中のアントシアニンが、ナツハゼには他のベリー類の6倍近く含まれているそうです。

製造しているニコニコ菅野農園は、「一歩先に未来はある」を実践している農園です。2011年東日本大震災の年4月に誕生するはずだったナツハゼ農園の計画は消えてしまいました。その後避難先の福島市で原発事故前に収穫したナツハゼに出会い、2012年内閣府被災地復興支援型地域社会雇用創造事業“新たな一歩プロジェクト「起業プランコンペ」”に採択され、あきらめかけていたナツハゼ研究の農園を立ち上げたのだそうです。その後2017年3月に避難解除となり、自宅に戻って村内で活動を開始。ジャガイモやカボチャなど野菜の改良にも取り組んでおいでだそうです。
ナツハゼは加工前と加工後に放射線物質検査を受けているとのことです。

価格:780円 販売:https://niconicofarm.thebase.in/
製造:合同会社ニコニコ菅野農園 相馬郡飯舘村草野字七郎内95
http://www.nico2farm.jp/