「神嘗祭」収穫に感謝し、新穀を神様に捧げます

「神嘗祭」

そろそろ紅葉狩りのシーズン。そして秋は実りの季節。収穫に感謝し、新穀を神様に捧げる「神嘗祭」が10月17日に伊勢神宮で行われます。神宮の一年の中で、最も大切な祭祀です。皇居の御田で天皇陛下自らつくられた初穂に、そして全国各地から寄せられた稲束に紙垂(しで)がつけられ、内玉垣に懸けられます。

10月は神無月と呼ばれますが、出雲地方だけは神在月(かみありづき)。全国の神様方が会議のために出雲に集まられるのです。出雲名物「ぜんざい」は「神在(じんざい)」からきているともいわれます。

文・写真室礼:丸山薫(心葉主宰)