瓦版2012.6.19第112号

週刊スローライフ瓦版 (2012.6.19 第112号)
発行:NPOスローライフ・ジャパン
スローライフ学会
=======
★★★★★
6月の「さんか・さろん」は、きょう‥パナソニックセンター東京へ見学です。
昼間です。有明です。お間違えなく。7月は、いつもの形で。辻元清美さんの
「新しい公共」のお話です。詳細は編集室だよりでどうぞ。
★★★★★
コラム<火曜日の鐘> 丸岡一直(社会福祉法人二ツ井ふくし会理事長)
~~~ 過疎と過密の間に
2011年の人口動態調査で、自死する人の割合(自殺率)が、秋田は全国一だ
った、しかも17年連続で。というので地元のマスコミは大騒ぎです。続くのは
岩手、宮崎。ちなみに秋田の自殺者は346人。前年比12人減でした。
他方、自殺者数が多いのはどこか。いうまでもなく、東京で2910人でした。
大阪1947人、神奈川1872人と続きます。過疎地では率が高い。過密の地では数
が多い。無関係の出来事とは思えません。
田舎では子どもたちがみな家を出て、年寄りだけが残る。都会に出た子ども
たちは人間関係が薄い社会で孤独感を深める。一見無関係に見えますが、実は
いまの日本社会を映し出す同じ問題の裏表なのでしょう。
もっと注目していかなければと思います。
学会コラム<緑と絆の木陰>
~~~~~
坪井ゆづる(朝日新聞仙台総局長・東北復興取材センター長)
二つの「不幸」が同居する教室
仙台に着任して2週間、県内をぐるぐる回っている。
仙台空港の近くを車で走っていると、ぽつんとビルが建っていた。復興の証
しかと思って近づくと、「売ビル」という看板がかかっていた。
津波にのまれた家屋が、建ったまま朽ちていく。2階は無傷なのに、1階が
骸骨のような骨組みだけをさらす民家が、まだ仙台市内にもある。
石巻市では、フル稼働する製紙工場の周辺に、放置された家々が並ぶ。風に
揺れるカーテンが、窓から外へ吹き流されて、おいでおいでをしているように
見える。その奥には、夕闇にまみれて3階建ての小学校の校舎が建っていた。
すべての教室の窓が割れたままだ。あらゆるものの腐臭を、ごちゃまぜにした
ような臭いが鼻をつく。
女川町では、小高い丘の上の小学校が無事だった。だが町は津波で消滅し、
多くの子どもたちが自宅を失った。その小学校に、校舎が崩れた別の小学校の
子どもたちが通ってくる。「ぼくらは学校を失ったけれど、住む家は無事だっ
た」「ぼくらは校舎は残ったけれど、住む家を失った」。二つの「不幸」が、
ひとつの教室に同居している。
復興は、まだ始まったばかりだ。その足取りは重い。
■街角から畦道から
アクティブライフ 池田寔彦(神戸市灘区琵琶町)
古稀爺さんバンドにも時々出演依頼があります。5月20日の事です。京都の
某大学卒業同期会(77~80歳)の久しぶりの神戸開催に参加させてもらった。
明石海峡大橋が目の前に広がるホテル舞子ビラで、美味しい食事をしてジャズ
を聴いて、騒いで、翌日は金環日食観察という何ともアクティブな趣旨の集い
です。40名程の参加、女性は7名。我々バンドは「神戸まつり」で3ステージ
演奏してから駆け付けました。すでに皆さん良いご機嫌・・。演奏が始まると、
手拍子・足拍子。踊りだすカップルも登場。まぁ~元気なこと。40分の約束が
1時間を超えました。高齢バンドをウリにしている我々も、若輩扱いでした。
「負けた~!」そして翌日の金環日食は最高!。アクティブライフの先輩達に
乾杯です。我々バンドの方も、神戸のライブハウス「ヘンリー」でのいつもの
ジャズ演奏を月に23回、アクティブに続けています。
「朗読の日」へどうぞ 八百谷和子(雛がたり実行委員会 鳥取市用瀬町)
6月19日は「朗読の日」。平成20年から毎年6月に『Century朗読会』を開催
しています。太宰治の生誕100年目の日に、書かれて100年の作品などを朗読し、
「朗読文化が100年続きますように・・」との思いでCenturyと名づけました。
今年の『第4回Century朗読会』は6月23日(土)PM1:30から鳥取市とりぎん
文化会館で開きます。第Ⅰ部は朗読宝石箱。全国から公募した「お雛さまエッ
セイコンクール」の入賞作品を朗読します。第Ⅱ部は朗読の日朗読会。お箏の
演奏とともに「蜘蛛の糸」「雪わたり」尾崎放哉を朗読します。
http://www.yaotani.biz/hinagatari/
■まち・むらニュース
・三重県伊勢市 「伊勢神宮奉納全国花火大会」開く
花火大会は、昭和28年に行われた第59回の神宮式年遷宮を記念して始められた。
全国の花火師の心意気が籠る美の祭典といわれる。ことしは60回の記念大会。
日時 7月14日(土)19:15~21:15(予定)
場所 伊勢市宮川河畔(度会橋上流付近) 発数 約10000発
問い合わせ 伊勢市観光事業課 電話 0596-21-5566
http://www.city.ise.mie.jp/3842.htm
・北海道洞爺湖町「洞爺産業まつり」
洞爺湖のほとりで開催、とうや湖和牛をその場で食べるバーベキュー、さらに
人気のカヌー体験やよさこいソーランなどのアトラクションなど盛りだくさん。
フィナーレは、湖に浮かべたカヌーから地場産新鮮野菜をまく「野菜まき」。
日時 7月1日(日) 9:30~14:30
場所 洞爺中央公園(雨天の場合はJA大型倉庫で開催)
◆バーべキュー(前売り1300円・当日1500円)
◆新鮮野菜の販売のほか洞爺高校カフェコーナーなども
◆地場産野菜まき 14:00~
主催:洞爺湖町洞爺産業まつり実施委員会 TEL:(0142)82-5111
http://www.town.toyako.hokkaido.jp/10_others/osirase/touyasangyoumaturi_36.jsp
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━PR━━
米粉のまち・胎内市から・・・
米粉生地で具菜を巻いて食べる胎内市発の米粉の食べ方「べえべえ」、そのア
イディアを募集中。こんな「べえべえ」あったらいいな~と思ったらご投稿を。
http://tainai-komeko.blogto.jp/archives/8731419.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━PR━━
「日光『食』の研究所」から・・・
農産物販売所などに日光産の夏野菜が、日に日に豊富になっています。
地元の野菜をたくさん使って健康づくりを。こちらのレシピをご活用ください。
http://nikkokekko.blog121.fc2.com/blog-entry-178.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━PR━━
クオリティライフから・・・
人気の「大豆ミート」。からあげタイプ、そぼろや千切りタイプなど勢揃いし
ております。ベジミートを使ったお料理に挑戦したいという方、おためしを。
「たまな食堂」併設の「たべもの商店」で → http://nfst.jp
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
コラム<象さんの散歩> 同窓会館とデパートと美術館と三様の出会い
~~~
ここ一週間、懐かしい人との出会いが三つ。楽しい機会に恵まれた。順に、
一つは、母校・大阪府立北野高校の仲間たちと。64期の60周年同窓会があって
母校で百人余の懇親。2時間半思いっきりはしゃぐ。同窓会長は最大の碁敵。
約束して翌日は京都の碁会所で熱戦延々5時間というおまけまでついた。
二つ目。日本橋の高島屋でお中元大売出しの広告の絵を一手に引き受けた形
の“画家木村英輝さん。紺色を基調に、カメ、カエル、それに象さんなどを
ダイナミックに。青蓮院のふすま絵はじめ大壁画を自由奔放にたくさん描いて
きた。私は、スローライフ画匠とか「平成の棟方志功」とか呼ぶ。京都の麻雀
仲間といえようか。先週、高島屋の正面玄関でのペインティング作業に取り組
む彼に「かっこいいよ、がんばって」と声をかけてきた。
三つ目。この欄109号で採りあげた「瓦礫を活かす森の長城プロジェクト」の
細川護煕理事長とであった。細川さんは、朝日新聞で私より五つ若い同僚記者
という仲だが、「いずれお目にかかって」の話をさっそくに受けてくれた。東
京・虎ノ門の智美術館の庭園を望みつつの“がれき話を‥。∧ 川島正英 ∧
コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅> こめこちゃん
~~~
新潟県胎内市での「米粉のまちおこし」、新年度のワークショップがスタート
しました。みんなが集まって、最初に配られたのが「こめこちゃん」のバッチ。
かわいく張り切る、米粉のキャラクターが“米粉発祥の地 たいないの文字
とともにピンバッチになったのです。デザインもコピーもみんなの意見を集め
たもの。これをつけて、市民みんなが「こめこちゃん」ですね。
http://noguchi-tomoko.com/modules/yutoriaruki/details.php?blog_id=164
■編集室だより
□いよいよ、パナソニックセンター東京見学です
6月の「さんか・さろん」は、きょう19日、有明で。
〔テーマ〕は、スローライフな暮らし方には技術の支えも重要~あなたの
自由時間を増やす最新技術を体感!~
スローライフ・ジャパン理事の菊池賢児さん(地域風景研究所代表)から
推薦していただきましたが、エコナビをはじめ省エネや創エネの技術体験
展示などなど、パナソニックの最先端技術を詳細な説明で楽しく学ぶ。
技術に支えられたスローライフな暮らしを体感しましょう。

今回は昼間の開催となります。集合時間にお気をつけください。

○日 時……きょう19日(火)15時45分~17時45分(15時半に下記受付へ)
○集 合……パナソニックセンター東京・受付(りんかい線国際展示場駅
寄りの入口側)http://panasonic.co.jp/center/tokyo/
東京都江東区有明3丁目 03-3599-2600
交通・りんかい線「国際展示場駅」徒歩2分
ゆりかもめ「有明駅」徒歩3分
○主 催……スローライフ学会
○参加費……会員1000円、一般2000円(学生500円、講師の紹介1000円)
※終了後、希望者で懇親会を行います。会場は、当日お知らせします。
※当日参加の連絡は、090-7433-1741野口へ
□7月「さんか・さろん」は、辻元清美さんの
「新しい公共について語りましょう」
推薦者はスローライフ・ジャパン理事の早野透さん(桜美林大学教授)。
辻元さんは、筑紫哲也さんの勧めで、衆院選挙に立候補して政治家に。
それから16年。早稲田の学生のころから国際交流団体ピースボートの活動
を始め、議員になってNPO法の成立に寄与。いまも超党派のNPO議員
連盟を中心で支えています。東日本大震災では、ボランティア担当の総理
補佐官として被災地支援に活躍しました。
最近、『政治の質を変える』という本も出しました。
さらに「新しい公共」という活動を進めています。スローライフ運動と
根っこで通じる「新しい公共」の話を聞く会。どうぞお出かけください。

○日 時……7月17日(火)19時~20時30分(18時40分受付開始)
○場 所……平河町Mercury Room (千代田区平河町1-4-5平和第一ビル6階
クオリティ㈱ 会議室)
○ゲスト……辻元清美さん(衆議院議員)
○主 催……スローライフ学会
○参加費……会員1000円、一般2000円。(学生500円、講師の紹介者1000円)
※終了後、希望者で簡単な懇親会を行います。会場は、当日お知らせします。
【申込み】7月16日(月)までに、NPOスローライフ・ジャパンへ。
電話 03-5312-4141 FAX 03-5312-4554
メール(当日連絡は090-7433-1741野口まで)
□新年度の会費をお願いします。新会員も募集中です。
スローライフ学会はNPOスローライフ・ジャパンが運営する学会(学長・
神野直彦、会長・増田寛也、副会長・中村桂子)です。
スローライフについて多くの分野から学び、楽しく語り合う。また、全国で
スローライフなまちづくりをすすめる皆さんとのつながりでもあります。
年会費5000円。会員は、この「瓦版」に記事を出したり「さんか・さろん」
などで交流したりできます。既会員の方は下記の口座へお振り込みください。
【振込先】
ゆうちょ銀行 振替口座 00190-4-595293 スローライフ学会
三井住友銀行麹町支店 普通預金 8811176 スローライフ学会
※4月~3月の年会費のため、昨年度中途のお支払いの方も、新年度は新たに
お振込いただきたく、よろしくお願いいたします。
※個人名以外の口座でお振込の場合、確認できませんのでご一報ください。
新しく入会ご希望の方は、こちらからお申し込みください。
【入会フォーム】
http://www.slowlife-japan.jp/modules/contents/index.php?content_id=6
□ボランティア募集
NPOスローライフ・ジャパンの事務作業をお手伝いしていただける方を探
しています。アルバイト料をお支払いできない、とても虫のいいお願いではあ
るのですが‥。データ入力や資料の発送など簡単な仕事ですが、お手伝いして
いただければとても助かります。ぜひご一報ください。
【問い合わせ先】

■私たちはいつもスローライフの動きを応援しています。
鹿児島県
http://www.pref.kagoshima.jp/pr/koryu/index.html
岩手県遠野市
http://www.city.tono.iwate.jp/
日本テレネット株式会社
http://www.nippon-tele.net/
クオリティ株式会社
http://www.quality.co.jp/
アース・デザイン・インターナショナル(edi)株式会社
http://www.edi.ne.jp/
株式会社サンクス・ツー
http://www.thanks2.jp/
=======
最後までお読みくださって、ありがとうございました。
このメールマガジン、あるいは当団体へのご意見、ご質問はこちらへ

このメールは毎週火曜日の発行です。NPOスローライフ・ジャパンとの
ご縁を頼りにお送りしています。初めて受信される方も含めて、
お気軽にお付き合いください。
今後、このメールマガジンの送信が不要という場合、あるいはメール
アドレスの変更をご希望される場合もこちらへご連絡ください。

この「週刊スローライフ瓦版」、バックナンバーをアップしています。
まだご覧になっていない方、こちらからご覧ください。
http://www.slowlife-japan.jp/modules/mailmagazine/details.php?blog_id=2
=======
Copyright(C) NPO法人スローライフ・ジャパン スローライフ学会
〒160-0002
東京都新宿区坂町21 リカビル301
TEL 03-5312-4141 FAX 03-5312-4554
http://www.slowlife-japan.jp/