「洲本分科会」淡路島スローライフ・フォーラム報告


淡路島スローライフ・フォーラム<洲本分科会>
・テーマ:「島のスローツーリズム」
“海と花と食と。あらためて観光を考える
・日 時:12月5日(土) 13:30?17:30
・場 所:洲本市「洲本市由良交流センターエトワール生石」
・参加者:59名(県内46人、県外13人)


本保芳明さん(観光庁長官・当時)
国の政策として観光立国を目指す。人口減はどこもひどい、交流人口を増やさないと。特に今後は外国人観光客に期待したい。一方、国内旅行については、宿泊数と滞在時間を伸ばすこと。日本人の仕事の仕方が変わると、これは大きく変わる。今回パネリストとして参加の方々のような地域密着の活動を、どうやって統合していくのかが大切。淡路島の人が本当に島のことをよく知り、島をこうしたいという想いがホスピタリティであり、リピートに繋がる。例えば「みけつくに」というキャッチフレーズなども、地元が本当に理解できていることばであるのか。地元の見方と外の見方が違うのはあたり前、そのギャップを知ること。外の視点でどのくらい客観視できるかが重要。地域をつくるのは人、観光地をつくるのは人。

白井 操 さん(料理研究家)
食に関係なかった男性たちも、暮らしに興味を持ち出した。地産地消、人の気配が大事。世界に誇るタマネギ収穫の楽しみも観光になるはず。

長谷川八重さん(NPO法人スローライフ掛川理事)
掛川から淡路島にサイクリングに来た。観光資源としてサイクリングが有効、暮らし自体も観光になる。地元の人の日常への遊びの視点が大切だ。

投石文子さん(淡路おみなの会会長)
淡路島は昔、天皇に食材を提供していた『御食国(みけつくに)』。『国生み神話』で、最初に日本に生まれた島。地域学習がさまざまな原点に。

赤松清子さん(NPO法人あわじFANクラブ)
地元で農業体験を企画し実践中。農家は本気で農業をし、その姿をNPOなどが観光に仕立て、農家の副収入になるようなしくみを作りたい。

中村桂子さん(JT生命誌研究館館長)
地元の方はあまり気づかないことがあるかもしれない。あるモノを活かす人が、今日は集まった。日本列島も淡路島と同じ島、外国客も含め“リピートと“滞在が鍵になる。観光を考えた時、日本人はもっと基本的に遊ぶことを上手にできなければダメ。いずれにしても心、人がこれからの観光の柱になるという結論。
質問意見は限りなく

懇親夜なべ談義


地元のお店が工夫してくれた特別なお料理が。

みんなが驚いた淡路島の味、「鯛そうめん」”