「おひなさま」 内裏雛と紅白梅図屏風

 

「おひなさま」

木目込みの内裏雛は、亡き母の友人の手によるもの。飾るたびに二人のことを思い出します。

ハマグリの形の厚紙に和紙を貼って、貝合わせを模したものを一緒に置きました。屏風は江戸中期の絵師、尾形光琳の最高傑作ともいわれる「紅白梅図屏風」を写したもの。お雛様と一緒に届いた日の事を覚えています。桃の節句と言いますが、紅白梅の気品は内裏雛にぴったりです。

 

作・文 丸山薫(心葉主宰)