瓦版2017.11.28 第390号

11月の「さんか・さろん」では、韓国の全州市で開かれた「世界スローネス・
フォーラム」に学会代表として参加した斉藤睦理事から帰国談をうかがった。
わが学会・NPOの活動も伝わっているといったうれしい話題も・・。

 

・・・・・・・

 

コラム<火曜日の鐘> 川島英樹(せたがや文化財団)

 

モウコリタ

「もう懲りた」ならば、総理大臣とか横綱から聞きたいようなセリフだが、
「忘己利他」と綴る。比叡山延暦寺で耳にした。字の通り、「自分のことより、
他人のためになることを」というメッセージだ。
世に山は多かれ、ここで山といえば、比叡だそう。期間限定ものに弱いので、
秘仏が33年ぶりに開帳と聞き、旅の仕事を終えた“プレミアム”で“ブラック”
なフライデー、勇んで山デビューした。一方、国宝の根本中堂は60年ぶりの大
工事中で、囲いで覆われている。どちらがより何が有り難いのか分らなくなっ
てくる。
間違いなく有り難かったのは、件の根本中堂で、通りがかりに聞いた説教。
語り口はまるで軽妙なトークだが、話は「モウコリタ」を通じて得られるもの
へと続く。人が求めがちなのは「利益」だが、大切なのは、そこに「御」の字
を付けた「ごりやく」だという。たった一文字。彼岸の近さと遠さを思う。
説教が終わり、その場の一同感動と拍手。少々厳かな面持ちになって、本尊
の前から立ち上がる。だが、ここからいけない。我先にと出口やお土産売り場
へ向かいだす。ちょっとでも先に。ああ、人の業の深さよ。「スローライフ、
スローライフ…」呪文の如く唱えながら、ぼくも急ぎ足となっていた。

 

学会コラム<緑と絆の木陰> 増田寛也(野村総合研究所顧問)

 

各地を訪ね歩いて

 

いよいよ今週から師走。近頃は一年過ぎるのが本当に早く感じられる。ある
先輩から「人生は蚊取り線香」と聞いたことがある。初めは一回りがゆっくり
だが、燃え尽きる前はあっという間だからだという。うまいことを言うものだ
と感心した覚えがある。しかし、この話が通じるのは中年以上か。今の若者に
蚊取り線香と言っても何のことだかわからないだろう。
12月になると降雪で動きづらいので、地方での講演はできるだけ11月までに
している。先週は、北海道名寄市、富山県高岡市、兵庫県養父市と回った。高
岡では4年前のスローライフ・フォーラムを聞きに来てくれた人と出会った。
名寄は、もち米の作付け面積日本一。私の好物である伊勢の「赤福」が、こち
らの米で作られていることを初めて知った。養父の「道の駅」では地元の特産、
朝倉山椒を使ったジャムや富有柿、ニンニクなどがところ狭しと並んでいた。
地方を訪れると新たな出会いが本当におもしろい。全国どこでも均一のサー
ビスをするコーヒーやハンバーガーのチェーン店があり、便利さでは上回るだ
ろうが、どこかマニュアルっぽい。人間らしさがあふれる地方の魅力を訪ねて、
来年も全国を歩きたい。

 

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島根県奥出雲町「しいたけ醤油」。地域特産品のしいたけを豊富に使い、良質
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■街角から畦道から

 

竹内 義昭 カズコさん(138)

 

カズコさんが95歳の誕生日を迎えた。本来ならば家族そろって祝ってあげたい
ところだが、私が透析の日だったこともあって面会に行けなかった。

 

後日夕食の介助に出かけたのだが、ベッド脇の棚の上に職員手作りの誕生祝い
のカードが置かれていた。それには「95歳 おめでとうございます。これから
も笑顔の素敵な竹内さんでいてくださいね」とある。

 

カズコさんに見せてあげると「なんだかね、よくわからない」という。ただ、
メッセージの周りに張りつけられた風船をかたどった小さな色紙が気に入った
らしく「きれいね」としみじみ眺めていた。文字の意味は理解できなくても、
感覚に訴えるものは感じ取っているようだ。

 

■まち・むらニュース

 

・島根県飯南町 飯南神楽団「太刀納め」

 

今年最後の神楽公演後、使用した太刀をはじめ衣装などを納める公演が本拠地
でおこなわれる。一年間お世話になった方々に、感謝の意味をこめて、土蜘蛛、
恵比寿など6演目の舞がある。会場ではバザーも開催される。
日時:12月3日(日) 10時開演 入場料:無料
場所:谷笑学校体育館(飯南町井戸谷393)
問合せ:(一社)飯南町観光協会 TEL0854-76-9050
http://www.satoyamania.net/event/2017/11/123.html

 

・山口市 出会いと絆が生む奇跡「12月、山口市はクリスマス市になる」

 

室町時代の1552年、山口の地を治めていた大内氏がフランシスコ・ザビエルの
布教を受け入れ、日本で初めて、クリスマスが祝われた記録が残る。大内義隆
とザビエルの絆を賛美、12月に市内各所で「灯り」の祭典が繰り広げられる。
会期:?12月中 場所:山口ザビエル記念聖堂はじめ、市内各所
主催・問合せ:日本のクリスマスは山口から実行委員会 TEL083-925-2300
http://www.xmas-city.jp/

 

コラム<象さんの散歩>

 

伊豆・河津町の秋深く

 

週末を久しぶりに伊豆・河津で過ごした。妻・宏子と“孫”公輔と。下田の
了仙寺や黒船博物館も回ったが、河津川の遊歩道を巡って図書館や足湯などへ。
公輔は近くの畑でみかんをもぎ、大根を抜く。晴天に恵まれた秋・・。
でも、この河津旅、思いがけない町の行事にぶっつかった。町長選挙である。
しかも、前の町長が決めた町の複合施設整備計画に町民が反発、リコール運動
に。住民投票によって解職、その出直し選挙という深刻な場面だった。
この町にリコール。それも大変な事態だといえるが、選挙で二人の候補者に
よる公開討論会が行われ、子育て支援や産業の振興などを論議したというから
政治に前向きの面を見せたといえる。河津旅の毎日、二人の候補者の演説にも
出くわしたし、あの「お願いします」の選挙カーも駆け回っていた。
帰京した日曜日が投開票日。投票率は72%。リコール運動で解職の前町長が
落選、住民グループの事務局長をつとめた人が当選した。政治を深く学ぶいい
機会になったと見たい。選挙で論点になった「バガテル公園」など、さまざま
に可能性をもつ町だからこそ、活かしたい、深めたい・・ <川島正英>

 

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コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅> 美唄鶏物語

 

北海道美唄市(びばい)に行ってきました。「焼き鳥」と「とりめし」が名物
です。明治に入植した開拓団は、大正時代稲作が本格的になっても貧しかった。
そのため農民に雄雌の鶏を貸し出して雛を増やし、収入と栄養にする仕組みが
考えられた。以来、ここのご馳走は鶏、しかも皮やモツまで残さず使う食べ方
です。地元の人が大事にしてきた味は、そんな物語をうかがうとなおさら美味
しく感じるのでした。
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和歌山県紀の川市
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奈良県吉野郡十津川村
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雲仙市
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飯山市
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出雲市
http://www.city.izumo.shimane.jp/www/toppage/0000000000000/APM03000.html
日本テレネット株式会社
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アース・デザイン・インターナショナル(edi)株式会社
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