遠野市スローライフの動き


10月13・14日と、岩手県遠野市でスローライフの催しがありました。2006年「スローライフ月間in遠野」を開催した遠野では、細く長くとスローライフ運動を続けています。

スローライフという視点を持つと、遠野の前向きな動きはほとんど`スローライフな動きだった。市民の方々がここに気づいたことが、あえてスローライフと力まなくてもいい、と思っていることが素晴らしい。

「本当のお月見の日は遠野祭りでお月さんを眺める余裕もなかったから・・・。」と、一ケ月遅れで開催した「お月見会」、今回で3年目で、初めて見事な満月が遠野の夜空に浮かびました。

たくさんの女性たちが着物姿で集まって、雅楽の演奏を聴き、カードあわせに興じ、じゃんけん大会では負けすすんだ人が賞品を獲得という趣向で夜はふけていきました。

`スローライフ月間の際に、まちに遠野の野の花を農具を花器にして1ヶ月間活け続けた商工会女性部の技は健在!すばらしい遠野流の月見花です。手作りの山葡萄漬けも2次会で味わって。

翌日は遠野でも山側の早池峰山の麓。廃校の今後の利用についての会合です。ぴたりと時が止まったような校舎、ここをまずは遠野市民が利用して、やがて都市部の人も利用できるように。

ゆっくりとした暮らしを身につける「スローライフスクール」にはできないか?と話が盛りあがりました。地元のお母さん手作りのお昼をいただきながら「誰が校長になる~?」なんて楽しい話がすすみます。

「子供以前に、都市部の人以前に、遠野の大人がていねいな生き方を学ばなければ・・・」という意見に一同うなずきました。今後の遠野に注目です。