瓦版 2023.2.21 第659号 中村桂子さんのコラム掲載

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梅に続き、桜の話題もチラホラ。あわせて花粉注意報も出るようになりました。

それどころでなく、ウクライナ戦禍は一年を過ぎても収束の気配も見えません。

さらにトルコでの大地震も。世界に目を向ければ、春は遠いようです。

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コラム<火曜日の鐘>   長谷川八重(スローライフ掛川)

 

フォレストサイクリング

 

コロナ禍で、4年間休止をしていたサイクリングイベントが、この春やっと

再開します。

静岡県の大井川と天竜川に挟まれた中東遠地域を、自転車で旅する『ゆるゆ

る遠州ガイドライド』は、掛川市を中心に周囲の5市1町が連携し、2011年か

ら、毎年春と秋に開催してきました。地元に暮らし、普段から自転車を楽しむ

愛好家たち“ロコサイクリスト”が、6つのコースに分かれてチームを作り、

それぞれテーマを決めて、自分たちの好きな道や風景・スポット・スイーツな

ど、ゆる~い日常を線でつないでコース設計。当日はガイドになって、ゲスト

との交流を楽しんでいます。

今回、新しく加わるのが、電動アシスト付きのマウンテンバイクで森林の中

を走る『森林と林業をE-MTBで訪ねる自転車旅』。ヤマハ発動機のおひざ元

であることを活かして、これまで幾度もモニターツアーを行い、自転車はレン

タルでプラン化できました。初心者でも、最高勾配15%以上の山道をぐんぐん

登れて、森林での新しい遊びが体験できます。新緑の里山とフォレストサイク

リングへ、ぜひどうぞ! 詳しくはこちら https://yuru2.jimdofree.com/

写真もご覧ください。

 

学会コラム<緑と絆の木陰>   中村桂子(JT生命誌研究館名誉館長)

 

土木って土と木ですし、これで杜という字ができます。

 

先週、子どもたちと一緒に「生きているってどういうことだろう」と考える

会を持った後、土木会社の方たちにお話をするという日がありました。この組

み合わせに首をかしげる友達に、今の社会それだからダメなんじゃないと、こ

んな話をしました。

生きることを具体的に支えているのは土です。ところが、今、日本中の土が

呼吸不全に陥っていることが分かってきたのです。人間が力づくで工事をした

ところは、水と風(空気)の道が絶たれているからです。土砂崩れや土石流の

原因はすべてそれなのです。実際にそれらの現場で再生の努力をする方が出て、

少しずつ改善が進んでいます。

文字を見たら土木は土と木。それなのにコンクリートで固めることばかりし

ているので、災害が起きているわけです。杜という字も土と木です。杜は、鎮

守の森や屋敷林を指すそうで、人間が上手に手を入れたところです。

今、生命を支える土に注目して、本当の土木をやろうという人たちが動き始

めているので、それを「生きものとしての土木」と勝手に名付けて応援をして

います。東京では明治神宮の森をそのような目で見ることなく、外苑に高層ビ

ルを建てようという人たちが力を持っています。このやり方に先はないことは

明らかなのになぜでしょう。

森のもつ力を活かして「杜の都」を作ろうという活動は、スローライフと重

なりますね。

 

 

 

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【逸村逸品】ひとこと紹介 ~ http://www.facebook.com/slowlifej

高知市「チョイつま」。乾燥えのきにポン酢をしみ込ませたおやつ、おつまみ。

するめのようにずっと噛み続けていたくなります。カロリーはほぼゼロ。

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■街角から畦道から

 

かけがわ栗焼酎プロジェクト③      栗園の整備と収穫

山崎善久(静岡県掛川市 ローカルライフスタイル研究会)

 

栗を提供してくれる『げんべい農園』は老木が多いため、冬に園の整備も始

めた。台風や虫食いで折れた枝や伸びすぎた枝をチェーソーなどで切って、一

か所にまとめる。枝と言っても数人で運ぶほど重いが、夏の草刈りでつまずか

ないための大切な作業だ。

夏になり人の背丈以上に伸びる草は、8月末の暑いなかを10数台の刈り払機

で、バリバリと刈っていく。ビギナーには、安全対策を含めたレクチャーを行

う。「大変だけど楽しい!」と好評だ。

そして秋は楽しみな栗拾い。平日の早朝6時から1時間限定で4~6日行う。

早朝のすがすがしい空気の園内を、厚手のゴム手袋をしてイガから実を取り出

す。天気や日によって収穫量は大きく異なり、豊作の日は、みんな時間を忘れ

て、「終了」の声を掛けても戻ってこない。収穫カゴのお替りや、作業が終わ

って、通勤ラッシュに紛れるときの優越感は、やった人にしかわからないだろ

う。リーダーの私は、安定しない収穫量に、いつもハラハラしている。

かけがわ栗焼酎「自ら」https://www.slowlife-japan.jp/2023/01/07/s-98/

写真は、今年も3月5日に計画している栗園整備。

 

「憲法9条の会・はだの」の活動報告

田嶋義介(神奈川県秦野市・島根県立大学名誉教授)

 

「軍拡と平和を考える学習会」を2月11日に、神奈川県秦野市の市立南公民

館・多目的ホールで約50人が参加して開きました。

第1部は、ストップ大軍拡アクション主催で「米戦略に追随する安保3文書

改定」。布施祐仁氏(ジャーナリスト、「平和新聞」元編集長)の講演録画を、

第2部は、平和構想提言会議主催による「平和構想提言」発表で、川崎哲氏(核

兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)国際運営委員)の講演録画を放映した。「意

見交換」では、「軍事費43兆円があれば、学校給食無償化(4400億円)などい

ろいろとできることがあると聞く」と切実な声も。

講演録画の URL をお知らせしますので、見て下さい。

布施祐仁氏の講演録画 https://www.youtube.com/watch?v=1wpt5Fp4-CE

川崎哲氏の講演録画 http://heiwakosoken.org/teigenkaigi/

 

 

 

■まち・むらニュース

 

・兵庫県丹波篠山市 第43回丹波篠山ABCマラソン

 

日本農業遺産のまち丹波篠山を走る歴史あるフルマラソン。年代別の表彰が実

施され、完走者には、日本遺産の伝統工芸「丹波焼」のメダルが贈られる。京

阪神エリアから会場へはマラソンバスが便利だ。

開催日:3月5日(日) スタート10:40  会場:篠山城跡三の丸広場

主催:丹波篠山市、兵庫陸上競技協会、他  参加費:12,000円

問合せ:丹波篠山ABCマラソン大会事務局 TEL079-552-5960

https://tambasasayama-abc-marathon.jp/

 

 

・北海道稚内市 JAPAN CUP 第38回全国犬ぞり稚内大会

 

映画『南極物語』に出演したタロとジロの二頭の犬が、稚内市に贈られたこと

がきっかけで開催されるようになった「犬たちの甲子園」とも呼ばれる大会。

1頭引きから6頭引きまで様々な種目があり、人と犬一体の熱いレースが繰り

広げられる。観戦と駐車場は共に無料。

開催日:2月25日(土)~26日(日) 場所:大沼特設会場(稚内市声問)

主催・問合せ:全国犬ぞり稚内大会実行委員会事務局 TEL0162-23-6468 https://www.city.wakkanai.hokkaido.jp/kanko/event/inuzori.html

 

 

 

コラム<象さんの散歩>

 

3歳の孫娘

 

先週のこの欄。公輔くんが登場してくれた。きょうは、同じく孫代わりの、

洋空(みくう)の「こんにちは」である。

洋空は、今月初めに3つになったばかり。来月からは幼稚園へ通う。いまは、

隔日ぐらいに訪ねてきてくれる。90歳の私を友達扱いして、とにかく、“あば

れまわる”。楽しい。妻・宏子の料理も大変にお気に入り。

そもそも、洋空のお母さんとは、同じマンションの住まい、家族ぐるみで親

しく。タレントとして知られたときもあった。TBSテレビの看板番組「日立

世界ふしぎ発見」のミステリーハンターの一人として、TV に登場していた。

我が家の娘のごとく付き合ってきた。その娘なのでまあ孫娘ということになる。

洋空は、バレンタインの日に、チョコレートを、お母さんと一緒に届けてく

れた。洋空が選んでくれたチョコは、ビーカーのようなガラスの器にたくさん

入っている。3歳のガールフレンドからのプレゼント、30個はありそう。

うれしい。1ヶ月、毎日、頂きましょう・・・・ <川島正英>

 

 

 

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「奈良県十津川村」から・・

十津川温泉バス停近くの平谷地区地域交流センター、通称「いこら」では日替

わりでチャレンジショップが出ます。例えば、水曜日は「たまちゃん」のお店。

おでん、ヨモギ餅、手作りパン、野菜など。足湯に入ってゆっくりどうぞ。

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コラム 野口智子<スローライフ曼荼羅>  「潜在景色」

 

群馬県前橋市で、この写真展を見ました。写真を使った現代アートです。廃業

し放置されているガソリンスタンドばかり撮った作品。側溝の“ドブ板”ばかり

撮った写真が壁面に延々と続く作品。こういものを見せられると、視野には入

っているけど見ていない、景色があると理解できます。帰り道ふと気づくと、

街に「スローシティ前橋」というフラッグが。往きには気づきませんでした。

https://noguchi-tomoko.com/post-9463/

 

 

 

■編集室便り

 

▽「さんか・さろん」や「スローライフ瓦版」にご意見を。

 

このNPOスローライフ・ジャパンは今年の秋、20周年という一つの区切りを

迎えます。組織をどうするか、「さんか・さろん」をどうするか、このメルマ

ガをどうするか?活動全般を見直す時でしょう。

 

「さろん」で、皆でこういうことを話したい、この人の話を聴きたい。

「瓦版」は、こうしていきたい、こうなるといい。

そんな具体的なご意見をお待ちしております。

ご連絡はこちらまで

↓↓↓

slowlifej@nifty.com

 

 

▽この瓦版のメールは送信専用です。

 

スローライフ・ジャパン、スローライフ学会にご用の方は、この瓦版に返信せ

ずに、下記にお願いします。

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slowlifej@nifty.com

 

 

 

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■私たちはいつもスローライフの動きを応援しています。

 

奈良県吉野郡十津川村

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奈良県

http://www.pref.nara.jp/

雲仙市

https://www.city.unzen.nagasaki.jp/

飯山市

http://www.city.iiyama.nagano.jp/

出雲市

http://www.city.izumo.shimane.jp/

丹波篠山市

https://www.city.sasayama.hyogo.jp/

日本テレネット株式会社

http://www.nippon-tele.net/

シン・エナジー株式会社

https://www.symenergy.co.jp/

クオリティソフト株式会社

http://www.qualitysoft.com

アース・デザイン・インターナショナル(edi)株式会社

http://www.edi.ne.jp/

株式会社サンクス・ツー

http://www.thanks2.jp/

中島プレス工業有限会社

https://www.nakajimapress.jp/

 

 

 

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最後までお読みくださって、ありがとうございました。

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ご縁を頼りにお送りしています。初めて受信される方も含めて、

お気軽にお付き合いください。

 

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の変更をご希望される場合もこちらへご連絡ください。

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