季節の室礼(しつらい)「乞巧奠(きっこうでん)」。

 

7月7日七夕の節句行事、「乞巧奠(きっこうでん)」。

年に一度の逢瀬を楽しむ彦星と織姫。大陸から入ってきたその伝説の織姫にあやかり、機織りが上手になるように、ひいては女性の様々な習いごとの上達を祈る行事です。

庭に星の座という祭壇を設え、五色の布や糸、楽器、書の道具などを置き、梶の葉に和歌を書きます。梶の葉は笹飾りの短冊のルーツです。

作・丸山薫さん「心葉(こころば)」主宰。