薬玉は端午の節供から重陽の節供まで飾ります。

薬玉と葵

端午の節供から重陽の節供(9月9日)まで飾られる薬玉(くすだま)。沈香、丁子など種々の薬草を球状に束ねてつくられた「薬玉」。ショウブやヨモギなども飾り、五色のリボンのような布を長く垂らし魔よけの縁起物として、また無病息災の願いを込めて飾られます。

写真の花御札は東京・根津神社の菖蒲と薬玉。五月・京都の「葵祭」に使う「フタバアオイ」を紙で作ったものを一緒に置きました。

作・文 丸山薫(心葉主宰)